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本の読み方を変えてから仕事がうまくいきはじめた話

経営者を10年以上やってきて感じたことは、「読書は最もコストパフォーマンスの良い自己投資である」、ということだ。

経営をしてると、日々様々な課題に直面する。そして振り返ると、その課題の答えのほとんどは、市販の本の中に書いてあった。

社会人研修やらセミナーなら受けると数万円、下手したら数十万円とられることもあるかもしれないが、本の場合はたった2000円ほど。とにかく安い、なのに最近は本も売れなくなってきていると聞く。

ここで断言したい。

金持ちなりたいなら、成功したいなら、絶対に読書をしなさい、読書習慣を身につけなさい、と。

極端な言い方をすれば、会社勤めをしている人は、キャリアアップしていく過程で、経営をしている人は会社が成長していく過程で、どんどん新しい課題、難題に直面していくというのに、読書を通じたインプット無しでどうやって乗り切ろうというのだろうか。

もちろん読書以外でもインプットする機会があれば問題ないのだが、インプットせずに、新しい課題に対処していける、という考え自体が間違いだと思う。そしてインプットするには読書が一番効率が良い、と断言できる。

私自身はというと、オーディオブックを含めてになるが、毎週だいたい1冊のペースで本を読んでいる。年間で約50冊となる。50冊となるとすごい量のインプットだと思う。

とにかく読書習慣を身につけてほしい。正しい読書で確実にあなたの人生は変わる。

今日は読書に関して、私なりの持論をここに共有したい。

(1) まず、読書の時間を確保しよう。

「読書は最もコストパフォーマンスの良い自己投資である」ので、生活の一部に組み込んで、継続していく習慣をつけたい。

自分の場合は、毎朝、コーヒーを飲みながら、30分、必ず読書の時間をとっているが。15分でもいいので、習慣化することが重要。トイレにも本を常に置いてて、トイレでしか読まない本もある。

(2) 読書すること自体を目的にしない

読書をするときに注意したいのは、読書をする、という行為自体を目的にしないことで、例えば、毎週1冊読む、ということを目標にしてしまうと、とにかく冊数を稼ぐ、という考えに走ってしまう可能性があるがそれでは本末転倒になる。

何のために読書するのか、何かを勉強する、知識を得るためだと思うのでそこは忘れないようにしたい。

なので、〇冊読んだ、とか冊数を誇っても全く意味がなく、冊数より、読んだことがちゃんと頭に入る、それが実生活に活きる、ということが重要になってくる。

(3) はじめのほうは日々直面する課題を解決する目的で読書する

最近悩んでいることは何だろうか、と課題は何だろうか、と考えてみる。例えば、部下との1on1のやり方がよくわからないなあ、もっといいやり方ないかなあ、と思ったのであれば、1on1の本を思い切って3冊くらい買ってみても良い。まず読書から学ぶ、ということが重要なので、こういう本の買い方をした場合、自分の場合は、得たい知識に関係ない章はスキップするようにしている。まずは、読書を通じて成長実感できるような成功体験を得たい。


(4) 名著を繰り返し読む

読書は量より質。毎週1冊読んでいる自分が言うのもおかしな話だが、多読はお勧めしない。

名著を繰り返し何度も読むのが良い。自分の場合、電子書籍と紙、両方持っている本が実は多く、時間をあけて繰り返し読むようにしている。

音声でも聴けるように、オーディオブックをさらに追加で買い足す場合さえある。紙、電子書籍、オーディオブックと3種類もっていると、同じ背筋でも筋トレの種目を変えるようでそれぞれ違ったところが刺激されているようでお勧めである。

2度目読むタイミングなどは特に決める必要はなく、どんな内容かざっくり曖昧にでも覚えておけば将来また思い出して読んでみようかな、となる時がくるかもしれない。

振り返って思うのは、繰り返し読んでいる本は、名著だな、ということで、なんだかんだ古くからの名著であったり、ベストセラーであったり、名著にエッセンスが書かれているのかもしれない。

(5) ポイントをメモに落とす

紙の本には必ず、線を引く。そして、時には、メモを取る。正直、300ページの本を読んでも、覚えていることなんて、少しだけ。だからメモといっても、A41枚でも十分だったりする。まあメモまでとらなくても線とか引いておけば将来2回目読み直したときにも効率的に読み進められるしよい。

(6) オーディオブックを使う

同じ本を何度も読みましょう、と言っているが、紙と電子書籍だけではなく、オーディオブックが非常にお勧め。紙、電子書籍、オーディオブック、と全て持っている本もある。

特に難解な名著、ビジネス書になると、なかなか頭に入ってこなかったりするのだが、オーディオブックなら頭にはいってきたりする。

(7) 損切りする、つまらない本は最後まで読む必要はない

損切りする、というのは、面白くなかったら、無理に最後まで読まない、ということで、確かに、本の値段は無駄になるが、その無駄になる本の値段より、無駄、面白くないと思っているものを読む時間のほうが無駄になるし、読書が嫌いになったら元も子もない。

以上、私がお勧めする読書法だ。読書は最もコストパフォーマンスの良い自己投資なので、読書習慣を身に着けることはむちゃくちゃお勧めです。


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