リフレッシュには「完全オフ」が大事
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
年末年始、みなさんはリフレッシュできましたか?
今日はちょっと「リフレッシュ」というテーマで年末年始に思ったことを書いてみます。
「リフレッシュ」は大事
シード期のスタートアップあるあるですが、昨年の11月頃からかなり忙しい日々が続いていて、土日も休みがなく仕事をしています。年末年始も大晦日まで仕事、元日も夕方から仕事を開始しました。
そんな状況だと、なかなかリフレッシュしづらいところもあるのですが…
改めて最近やっぱりリフレッシュって大事だなと…。
「リフレッシュ」は「re-fresh」ですから、「新鮮さを取り戻す」という意味です。仕事から新鮮みが失われると疲弊して新しい発想ができなくなったりするので、仕事を楽しみ、生産性をあげる上でもリフレッシュはすごく重要だと感じています。
「忙しい」という字は「りっしんべん」に「亡くす」と書きますが、心を亡くす状態ではワクワク感とは真逆の状態です。仮に物理的には休日がとれても、頭の中では仕事のことをずっと考えてしまうことってありますよね。そういう状態が長く続くと、過集中のレッドゾーンやバーンアウトのブラックゾーンに入ってきてしまう。
IITやメタバース関連の仕事をしていると、出勤や退勤といった区切りや通勤電車の移動時間も少なくメリハリがないため、余計にオンオフの切り替えが難しく、常に脳が「オン」の状態になっている感覚が強いです。
こうなると「リフレッシュ」のタイミングがないため、脳が同じことをぐるぐる考え続けてしまい生産性もあがりませんし、疲弊感や閉塞感も出てきます。寝ても仕事のことを考え続けてしまい、眠りが浅くなったりして、すっきり休めなくなる。最近そういった状況が続いていてちょっと「黄色信号」かもと思っていました。
「完全オフ」の必要性
で、この年末年始に、「リフレッシュ」のためには一度完全にその状況から離れることが大切だと改めて感じたのです。
物理的に長い時間の休みを取る以上に、「意識の完全な切り替え」が重要だなと。
例えば僕の年末年始で言えば、大晦日は夜19時までに仕事を終わらせて、その後は完全に家族の時間にする、と決め、オフの時間はまったく仕事のことを考えないことにしたのですが、こうすることでたった数時間でも思いの外リフレッシュできた感覚がありました。
仕事のコミュニケーションをチャットツールでしていると通知が常に来るので、つい開いて確認したり返信してしまうことがあります。すると仕事モードから「オフ」にならず、ずっとオンの状態になります。
「デジタルデトックス」や「マインドフルネス」もそうですが、オンラインの情報の多い状態から物理的に「オフ」にする時間がやっぱり必要。たとえまる一日休みが取れなくても、時間の長さよりも「完全にオフにする」ということがリフレッシュの上では重要な気がしています。
今回、大晦日や新年で短時間でも「リフレッシュ」がうまくいったのは、会社のメンバーや取引先などもお休みで、チャットが飛んでくることが無かったからのところもあるでしょう。平日だと完全に連絡を絶つのは難しいのですが、2025年は心がけて、短い時間でも「完全オフ」の時間をなるべくつくろうと思います。おそらくそれでリフレッシュ出来たほうが、仕事のパフォーマンスは上がるのではと。
「子育て」の大変さは「完全オフ」できないこと
ずっとオンの状態が続くと、リフレッシュできない。
たとえ楽しさや喜びを感じることでも切り替えがないまま続けていると疲弊してしまいます。だからこそ、「完全にオフにする」時間を短くても意識的に作ることが大事。
そう考えると、子育てって「完全オフ」できないことがきついんだなと改めて思いました。うちは子どもがもう大きくなりましたが、小さな子どもがいる家庭だと子どもへの意識を向け続ける必要があり、常にオンの状態が求められます。
最近は男性の育休も取れるようになってきましたが、育児が「ワンオペ」であることもまだまだ多いでしょう。僕自身、娘たちが小さかった頃は企業勤めで毎日終電のような働き方だったので(そこから徐々に働き方をシフトし、今は家庭にいる時間も増えましたが)、妻の負担はかなり大きかったと思います。
しかも、当時は自分も仕事が忙しいので、大変なのはお互いさま、とどこかで思っていたように思います。仕事と子育てとどっちがより大変か、と比べるのはナンセンスかもしれませんが、ただ改めて考えたいのは、「子育て」は仕事以上に「完全オフ」をつくるのが難しい、ということです。
子どもが小さいと寝ている間も気を抜けません。ご飯をつくっている時も何が起こるかわからない。夜になって「やっと休める」と思ったら、急に泣き出すこともある。
仕事ももちろん大変ですが、子育ての方が圧倒的にアンコントローラブルなことが多く、自分でオンオフを決めることが難しい。↓こんなマンガがありますが、仕事でこうだったら病むな…と容易に想像できます。
繰り返しますが、リフレッシュで大事なのは「完全オフ」です。家事や育児でも「ちょっと手伝う」ではなく、一日や半日を「完全オフ」にする時間を取れるように意識し、お互いに協力できたらいいですよね。
日々仕事が忙しい中で、リフレッシュと「完全オフ」の意識の大切さを年末年始で改めて実感したので新年一発目はそんなことを書いてみました。
オンとオフをしっかり切り替えて、今年もますます事業の成長を加速していきたいと思います!