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マーケターが若者を理解するために取るべき行動とは?大掛かりなリサーチの前に、まず使ってみよう

若者の消費者行動を理解しようとする動きが盛んになっていますね。

こちらの記事は昨日に話題になっていました。

消費者行動は観察から理解できるのか?

記事内では、エスノグラフィックリサーチ(観察手法)の結果から見えてきた可能性について紹介されています。

内容は素晴らしかったのですが、記事内容からふと思ったことについて書きます。

エスノグラフィックリサーチも有益ですが、一番大切なのは実際にユーザーになり使ってみることだと思うのです。

エスノグラフィックリサーチは、もともと文化人類学の分野で使われ始めた手法です。

異国の地の文化を理解するのに、現場を訪れて観察したのが始まりだと認識しています。当時の研究者は「住み込み」をして、書籍からは理解できない身体感覚で対象を理解しようとしたわけです。

若者の消費行動理解するためには?

若者がSNSをどう使うか理解したければ、みんなスマホ持っているのだから、観察の前に使ってしまった方が早いよなと思っています。

観察より、相手の立場に実際になりきること。

もちろん第三者として観察するからこそ見えてくるものがあるとは思いますが。

身体感覚でSNSを理解すること

Twitterのこと知りたければ、ツイートして、自分のタイムラインつくってみないとわからないし、Newspicksのこと知りたければ、NPコミュニティの中に入ってコメントしないとわからない。

身体感覚で理解していないと、深い洞察と、そこからの企画をすることは難しい。

最近、情報だけで理解しようとする人と、実際に使っている人との理解度の差を感じることが多いです。

なので、ユーザーリサーチやエスノグラフィックリサーチを表面的に捉えるのではなく、実際に使ってみて、身体感覚でユーザー行動を掴むことが大切だと思っています。

※決してエスノグラフィックリサーチを否定しているわけではありません。

まとめ-まずは自分で使おう-

シンプルに、消費者行動を理解したいなら、自分が使ってみることから。

ユーザーテストってそこまでコストかけずとも、小さいサイズで、日常の延長線上で、だれもがやってみるべきものだと思っています。

○○リサーチとか○○インタビューとかに捉われなくてもOK。

使って、自分で確かめる。

まずは、ここから始めよう。


ブームになっているデザイン思考の本質も、結局は身体感覚をもったユーザー行動に理解だと考えています。