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10年かけて、“やっと”辿り着いた商品
ブランド10周年の今年の目玉商品として、10年目にして初めて“ボンボンショコラ”を開発しました。チョコレート商品の王道ともいえる商品が10年目にしてどのように生まれたのかという商品開発プロセスの秘話をまとめます。
10年かかった“ボンボンショコラ”
2014年12月にMinimal - Bean to Bar Chocolate - を創業して、チョコレート専門店としての一つの表現として“ボンボンショコラ”を常に頭の中にありました。
その中で、2025年1月に10年目にして初めて“ボンボンショコラ”を発売しました。
チョコレートの表現としての究極系の一つとして“ボンボンショコラ”があるが、そもそもボンボンショコラとは何か?について知りたい方は、以下の記事を参照ください。
チョコレート専門店ながら、10年間一度も“ボンボンショコラ”をやらなかったのには理由があります。
端的に言うと、“ボンボンショコラ”をやるための準備をしていた期間といっても過言ではないのです。
では、なぜ今、“ボンボンショコラ”を発売に至ったのかをお話します。
ブランドとしての商品開発の拡げた方の事例として参考になれば嬉しいです。
10年間で“やっと”辿り着く
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Minimalはカカオ豆から自家焙煎でチョコレートを造るBean to Bar スタイルのチョコレート専門店です。
設立当初はまずシグニチャーである板チョコレートの製造から始まりました。板チョコレートはカカオ豆の多様で多彩な風味をダイレクトに伝えることができます。この板チョコレートが人気商品として売れていることがMinimalを10年間続けてこれた秘訣です。
この板チョコレートは創業から毎年3000レシピ以上の試行錯誤を繰り返してきており、創業後この板チョコレートで、カカオの表現を突き詰めることに注力したことが今の多様なチョコレートの表現を支えています。
そして、その後代々木上原にガトーショコラ専門店を出店しました。板チョコレートからガトーショコラというケーキをベースにしたことで、スイーツの表現を深めることができました。副材料で日本の素晴らしい果実やハーブなどを使うことで、チョコレートと副材料の合わせを学ぶことができました。ガトーショコラというフォーマットをあえて絞ることで、しっかりとチョコレートと素材の相性を見極め、使い方の経験値を貯めることができました。
さらに、祖師ヶ谷大蔵にパティスリーを出店することで、生菓子やケーキの表現を拡げました。これは、代々木上原店での多様なガトーショコラの経験が大いに活きる結果となりました。
そして、満を持してこれまでの経験を120%活かしながら今回のボンボンショコラの発売に至りました。
ブランド設立から10年間で、板チョコレート(勃興)→ガトーショコラ(専門性)→ケーキ(多様性)の流れがあって、今回のボンボンショコラに
辿り着きました。
ものづくりブランドにとって店舗展開や商品展開は、差別化・競争優位性を保てる技術を磨く(深める)というある一定の方向性と順番をもつことがとても有効であると考えており、実際に組織としてもしっかりと、「豆からチョコレートを造る技術」というコアコンピタンスをもちながら、進化できたため、差別化されたプロダクト展開ができていると思っています。
第1弾はBean to Bar スタイルの神髄を表現した“ボンボンショコラ”
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今回の“ボンボンショコラ”の記念すべき第1弾のテーマは、「シングルオリジン」です。
シングルオリジンとは単一産地という意味合いで、スペシャルティの分野では、コーヒーやワインなどに使われることが多い言葉です。
カカオ豆から仕上げるBean to Barスタイルのチョコレートの一つの神髄はこの産地ごとのカカオ豆の多様なフレーバーの違いです。
Minimalが当初板チョコレートで追求してきたのはまさにこのシングルオリジンの多様なフレーバーなのです。
今回商品開発の中で最もこだわったのは、 「一口食べればだれもがフレーバーの違いがはっきりとわかるシングルオリジンの“ボンボンショコラ”」をつくることです。
そのため、30か国、100農園以上を見てきた僕やチームの経験値を最大限生かして、フレーバーの振れ幅が大きくて、美味しい産地をセレクトし、それをボンボンショコラのレシピで一番引き立つように繊細にレシピの調整を重ねました。
自称「世界で一番風味の違いわかるボンボンショコラ」
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今回こだわったのは、カカオ豆の多様性を誰が食べても理解でき、美味しさとともに楽しんでもらえること。
自称「世界で一番風味の違いわかるボンボンショコラ」
そのため、つくった8種類のボンボンショコラは、カカオ豆以外のレシピと材料はほとんど同じで構成しました。
他の材料が同じであるため、フレーバーを感じる違いはすべてカカオ豆の違いという“わかりやすさ”をつくりだしました。
実はこれがとても難しいのです。
これが実現できた秘訣は、最終的なボンボンショコラの風味から逆算して、カカオ豆からチョコレートをつくること。
フレーバーごとにどのように原材料のチョコレート単体の風味を造ればいいかをそれぞれ調整しました。
例えば、タンザニア産カカオを使ったものは、食べて鮮やかな青リンゴのようなフレーバーに驚いてもらえるように、チョコレート単体では、通常よりも強く酸味して、ボンボンショコラにした際にクリームと混ぜることでちょうどよく酸味や果実味が感じるようにしたのです。
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同じ副材料という制約条件にカカオ豆からチョコレートのフレーバーの強度や濃淡を調整するというまさにMinimalならではの技術なのです。
全8種類のボンボンショコラのフレーバーを堪能してほしい
今回、選んだ8か国の味わいは以下の通りです。
本当に誰が食べても味わいの違いをはっきりと分かっていただけると自負しております。
ぜひともこのバレンタイン・ホワイトデーのタイミングにお手に取ってみてください!!
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※Minimalチョコレート
いよいよバレンタイン・ホワイトデーです。
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