「特定のチャネルで1番になる」ことのメリット
何か新しいことを広めたいと思った時に「特定チャネルで1番になる」戦略を考えてみてください。
これは、シンプルに実行しやすく、立ち上げ期やスモールブランドにはおすすめです。
特定のチャネルとは、オンラインであればSNSや特定のモール、オフラインであれば特定の売場のことです。
noteで有名な○○
Twitterで有名な○○
ドラッグストアで見かける○○
etc
このブランドといえば「このプラットフォームで有名な〇〇だよね」と想起されることは、一つの生き残り戦略だと考えています。
いくつか事例をもとに考えていきます。
ANKERのAmazon集中
Ankerの特徴は下記の2つです
・Amazonでの販売に集中
・Amazonのレビューを最重要KPI
Ankerは、Amazonに1点張りをして、グローバルに市場を開拓した事例として有名です。
Ankerグループの躍進を支えたのが、カスタマーサポートの戦略化だ。アウトソーシングせず、すべて訓練を受けた正社員が担うという。顧客の声を最重要視する姿勢の表れだ。Ankerグループは、アマゾンのレビューを最も重要なKPI(重要業績評価指標)の一つとし、顧客満足度に徹底的にこだわっているのだ。
引用:ネット経済圏で急伸するメーカー Ankerが売れる理由:日本経済新聞
Amazonを起点にブランドを確立させて、先月に新規上場を果たしました。
続いて、みんな大好きなクラフトビール。
よなよなエールの楽天集中
ヤッホーブルーイングは成長期に下記の2点を行なっています。
①楽天での販売に集中
②楽天で1番の店舗になる
楽天を起点にECを強化することで、クラフトビールの第一想起を獲得。
楽天ショップで認知を築いた上で、ローソン限定商品の発売や、SNSコミュニティを盛り上げる対策などを行い、マス層にもリーチを広げています。
ECで購入するクラフトビールとしてポジション確立+体制をつくってきていたから、コロナ禍でも業績を順調に伸ばしているのが興味深いです。
特定のチャネルをハックするからお客さまの声が集まる
Ankerとよなよなエールに共通しているのは、特定のチャネルでブランドの認知と好意度を高めていること。
特定のチャネルで顧客と徹底的に向き合い、顧客の声を集めながらプロダクトやサービスの改善を行っていることです。
あれもこれもと欲張っていないから、上手にグロースできています。
立ち上げ期やスモールブランドの生き残り戦略
ここまでの話をまとめます。
ブランド立ち上げ期のマーケティングヒント
①特定のチャネルに集中する
②No.1になり顧客の声を集める
③顧客の声をもとにプロダクトやサービスを磨く
↓
特定チャネルで磨いたプロダクト/サービス
=最高の体験を用意して、他のプラットフォームに拡張して勝負!
まず最初に特定のチャネルで1番になることです!
スモール&ニッチブランドの場合や、個人で何かを成し遂げたいから発信する場合は「特定のチャネルに集中!」を意識してみると変化が起きやすいと考えています。
黒澤は何をしてきたか?
自分の場合はマーケティングトレースという言葉をつくって、広げようと取り組んできました。
マーケティングトレースをゼロからつくり始めた時は、当たり前ですが、この言葉を知っている人もいませんでした。
そこで、自分が意識したもの「チャネル集中」でした。
noteに特化→そこで #マーケティングトレース を発信する量を増やしました。noteコミュニティで認知して頂けたので、その後にコミュニティ拡張がしやすくなりました。
個人レベルで活動を拡がる時も、チャネル特化は有効的な手段だと思っています。
立ち上げ期の最初の問い
自分が関わるブランドの最重要チャネルは?
どのチャネルに集中して1番になるか?
特定のチャネルで第一想起を獲得できれば、他のチャネルやプラットフォームへの横展開はやりやすくなります。
ぜひ「特定のチャネルで1番になる」を意識してグロース戦略を練り直してみてください!
具体的にプラットフォームとどう関われば良いかは、下記の記事を参考にしてみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!