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デザイン思考と画像生成AIの組み合わせがパワフルである

情報量の少ない文字の2次情報ではなく、多量のビジュアルデータを集め、現場での観察やインタビューによる1次情報を浴びるように吸収します。

実際にデザイナーと一緒にリサーチをしてみるとわかるのですが、たいへん多くの情報をインプットします。時計の例でいえば、好きだと思う時計の写真をイメージ検索で50~100枚くらい集めることもザラです。

実はこの作業を通じて、多くの具体的なイメージに触れることで、最終的にどんなアウトプットを作りたいのかに関するイメージのヒントを見つけることができます。

日経新聞 大量の画像や現場観察で吸収 デザイン思考のリサーチ
デザイナーから学ぶ新たな切り口の作り方(1)

デザイン思考(デザイナー)の特徴として、文字情報よりビジュアルを軸に思考することで、新たな切り口のアイデアを発想しやすくする特性があるとのこと。

画像生成AIによって、誰でもビジュアル思考がしやすくなっている

デザイン思考の特徴であるビジュアル思考は、画像生成AIを活用することで、
・高速かつ大量にビジュアル画像を集める
・新たな切り口のアイデアを発想しやすくする
が高速で実行できるのではないか?と考えています。

デザイン思考×画像生成AIを整理

デザイン思考のプロセス図解
デザイン思考にAIを組み合わせる考え方を整理

デザイン思考の全プロセスで、画像生成AI活用からビジュアルで考える行動を組み込みやすくなっていると考えています。

ポイントは2つです。

1. 画像生成AIを活用して、テーマに関連するビジュアル素材を大量に集める
2. アイデアやコンセプトを思いついたら、即ビジュアル化する

この2つを繰り返すことで、今までテキスト情報のみではイメージしきれなかったアイデアが具体化しやすくなることを実感しています。

ちなみに、自分は、MidjouneyCanva AIを活用して画像をつくっています。

プロトタイプを画像生成AIでつくるイメージ共有

先日に日本が誇るブランド「バーミキュラ」のマーケティングのケーススタディ(マーケティングトレース)を行いました。

自分がマーケティング責任者だったら…のアイデアとして、下記を考え、その場でプロトタイプとしてプレスリリースとイメージ画像をつくりました。

ミラノデザインウィークへの出展をして、海外での評価を高める。イベントブースは日本文化を伝えることで、Made in Japanの価値認識を強化をする。

考えたアイデア
ケーススタディとして、自分がバーミキュラーのマーケティング責任者だったら?の仮説のプレスリリースとビジュアルイメージを画像生成AIで作ったもの
プロンプトは試行錯誤しながら、理想とするイメージに近づけていきます。

このように、即アイデアがあったら画像生成AIを活用してプロトタイプを作成できるよう素晴らしい環境になっているわけですね…

自分は画像生成AIが出てきて、マーケティングの仕事がより一層楽しくなってきました。

AIによってデザイン思考は日常で実践しやすくなったのでは?

今まで、デザイン思考はワークショップやって終わり‥
になりがちだったと思っています。

デザイン思考は「思考」なので、日常の仕事や生活の中で活用できるかが大切だと考えています。

まずは、ビジュアルイメージを画像生成AIを活用して大量に集めてみることからはじめられると、日常にデザイン思考を組み込みやすくなるのでは?と考えています。

ネットサーフィンを画像生成AIを使ったビジュアル画像収集に置き換える

今までネットサーフィンをしていた時間を、画像生成AIでビジュアル素材を収集する時間に置き換えるだけでも、新しい切り口が見出しやすくなるはずです!

ビジネスの世界でリサーチというと、ウェブサーフィンや記事検索、書籍等で、市場規模が大きくなっているのかどうか、競合の戦略はどうか、ユーザーのニーズの変化などデータ分析をするのが定石です。

デザイナーも同じようにリサーチをするのですが、それ以上に大事にされている習慣は、ビジュアルのイメージや動画を集めることや現場を訪問するなど、五感を刺激するインプットをすることです。

日経新聞 大量の画像や現場観察で吸収 デザイン思考のリサーチ
デザイナーから学ぶ新たな切り口の作り方(1)

ChatGPTを使って、文字情報をたくさん生成しているだけでは、五感を刺激するインプットには結びつきにくいです。

ぜひデザイン思考×画像生成AIのプロセスを仕事に組み込み、今までとは異なる思考プロセスで考えてみることに取り組んでみてください!

デザイン思考×画像生成AI

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!