成長するためには外側だけでなく内側にも意識を。
こんにちは。Funleashの志水です。
昨年は私のnoteを読んでくださりありがとうございました。
新しい年が始まり半月近く経ちました。お正月モードはあっという間に消え去り、長くて平凡な日常が戻ってきました。
お正月に今年の抱負や挑戦したい目標を立てた方も多いのではないでしょうか。
私の場合は、年末年始に風邪をひいて寝込んでしまったために、じっくりと一年を振り返る時間を得ることができました。
昨年の仕事や活動を振り返って〇、△、xで採点してみると、残念ながら○がつくものはありませんでした。
時間に追われて自分がやりたいことができなかったこと。最大の反省は睡眠j時間を削って体調を壊してしまったこと、気持ちに余裕がない日々を送ってしまったことです。猛反省でした。
今年心がけたい(測定しづらいため敢えて目標とはいわず)ことは「余白(スペース)を持つ」ことです。文字通り、時間的にもそうですし、それ以上に重要なことは心に余白を持つこと。ここを意識して投資しようと決めました。
今年は新しいことに挑戦しよう、勉強を始めるために自分に投資しようと思っていらっしゃる方もいることと思います。
日経COMEMOでも「#やってよかった自己投資は?」というお題がでています。
国をあげてリスキリングや学び直しに号令がかかり、留学、大学院、社会人向け講座など「学び」に関心が集まっている日本。
「自己投資」というと、多くの場合、自身の成長、人脈の拡大などキャリアアップにつながることをイメージしてしまいます。
かくいう私も最大の自己投資は?と問われると、10年ほど前に社会人大学に進んだ時でしょうか。
かなりの時間とお金を投入し、投資対効果はかなり高かったと言えます。やって良かった自己投資の一つです。
ですが、これまでの人生で一番、やって良かった投資として思い浮かぶのは別のものでした。
新卒で入った会社を退職し、思い立ってサバティカル自己休暇(会社には属してなかったので)、いわばキャリアブレイクをとったこと。
いま考えると、3年ほど毎月100時間を超す時間外労働で完全にブラックな働き方です。
バーンアウトして疲れ果ててしまい、次に何をやりたいのか考える気力もなくとりあえず休もうと思いました。
そんなとき、「そうだ、憧れのコッツウォルズ(英国中部の丘陵地方)に住んでみよう」と思い立ち、スーツケース一つで旅立ちました。
美術館で絵画を愛でる、お気に入りの画家たちに所縁のある街を訪問する、田舎の風景を楽しむ、図書館で英文学を読みまくる、友人と山に登る・・そんな数カ月を過ごしました。
この数か月の時間(それなりにお金も投下)は、人生の迷子になっていた自分自身を取り戻すことができるという意味で、かけがえのな時間でした。その後の自分が進むべき道を見出すことができたし、前に進む自信を取り戻せました。
お金も時間も使ってなんだそれ?と言われるかもしれませんが、最高にやってよかった自己投資です。あの時の豊かな時間があったからこそ今の私があると自信を持っていえます。
先日、とあるリーダーシップ研修に参加したときに講師から言われた一言です。
スキルアップ、知識や情報、健康、ファッションなど、自分の「外側」を磨くために投資をするけれども、自分の「内側」を充実させるために時間やお金を使っているかと問われると自信がありません。
あれもこれもやりたいと、周りに流されて何かをやるとそれ自体、つまり何かへの自己投資が目的になってしまって、気づいたらリターンはそれほどなかった、あるいは本来自分がやりたいことから離れてしまった。そういう経験は少なからず誰にでもあるのではないでしょうか。
それは、自分の内面が置いてけぼりになってしまっているからかもしれません。
知識や情報を得ることと行動することは異なる。
投資をしてもそれが行動に繋がらなければ、良い結果にならなければ、意味がないような気がします。
良い結果をもたらすには、適切な選択を行い、行動する。
一連のこのサイクルを成功させるためには、自分の中でどんな感情がおこっているのか、身体はどんな反応しているのか。
自分の内側に注意を払ってより注意深く観察し、時には対話をする。
自分の内側に時間をかけてメンテナンスしなければ、せっかく自己投資をしても効果が半減してしまうかもなと昨年の振り返りの中で気づきました。
今までの人生の中で一番幸せだったとき自分は何をしていたのだろう?
どこで誰と一緒に居たのだろう?
一人だったのだろうか?
自分を支えてくれたのは誰だろう?
自分の内面と向き合う時間を設けてみる。何か少しでも感じたり見えてきたら、行動につながるエネルギーが湧くのを待つ。
心が整ったら自分のペースで動いてみる。誰かにいわれるからではなく、自分の意思で決める。
自分一人で向き合うのが辛いときには、コーチやカウンセラーなどプロの力を借りる。友人や家族から支援してもらう。
今年はよりよい選択ができるように、自分の中に余白が生まれる状態をつくっていきたいと思います。