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生成AIの登場で、データサイエンス学部は不要になるのかも?そして、生成AIの利用を禁止している企業があるなんて!


反省からしますね。

私は、数学科出身で、デジタル・マーケティングが専門領域なので、長くデータサイエンスを、日本の企業で取り組むことを提案して、実際に推進してきました。

実際に、さまざまな大学でもデータサイエンスの講義を、現在もさせて頂いています。今も多くの大学では、データサイエンス学部、学科の検討を行っていると思います。

ところがです。生成AIが、データサイエンスの姿を大きく変化させようとしています。

変化の例としては、コンピューターのプログラムの知識や技術を必要としてる、古典的なデータサイエンスは、不要になりつつあるのです。

データ分析が生成AIでできる

実際に、データ分析を生成AIで行ってみました。(以下は、私が寄稿した記事です。)

もう、エクセルでピボットテーブルなどの技術は不要なのです。生成AIに、データを渡して、会話形式でデータ分析をすれば、ほぼ一切プログラムの技術を使うことなく、複雑なデータ分析ができるのです。

生成AIの進化や、コンピューター技術の進化は、本当に今まで不可能だと思ったことも、容易に実現可能にしてくれます。それだけ、生成AIの登場と、今起きているコンピューター周辺技術の進化は、私たちにすごいことを見せてくれています。

私も、自分の会社のWebサイトのアクセス分析予測を行ってみましたが、このようなことが、ほぼ無料で誰でもできることは、本当に驚きです。そして、これを企業の事業で使うことで、まったく今までと異なる事業が創造できるのでしょう。

(上記は、私の会社のWebのアクセス数を、Googleが公開している統計モデルで、予測した記事です)

生成AIを使うか、使わないかではなく、どのように活用するか

ところがです。企業では、まだ生成AIの導入について、抑制している会社がいるのです。

この日経BPの調査で驚きなのは、

生成AIを「全社的に活用している」のは5.6%、「一部の組織で活用している」は28.2%だった。「使っていないが導入を検討中」は28.1%で、あわせて約6割の企業は導入に前向きといえる。「導入は検討していない」と回答した企業は33.9%、「利用を原則として禁止している」は4.3%だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC238IV0T21C24A0000000/

利用を原則として禁止している会社が、4.3%もいることです。この企業は、このようにデータサイエンスや、仕事の仕方を変化させている技術の導入をせずに、ビジネスの世界で勝ち続ける方法を知っているのでしょうか?

個人のレベルでは、まず「AI検索」

この記事を読まれた、ビジネスパーソンには、まず行ってほしいことがあります。それは、今までのGoogle検索に加えて、AI検索をぜひ行ってほしい点です。

私のスマートフォンには、Google Geminiや、Claudeのアプリが、インストールされています。

例えば、週末の紅葉スポットをGoogle Geminiに聞いてみましょう。すると、このように、Webサイトを一回も開くことなく、お勧めの情報がでてきます。

AI検索に、紅葉のスポットを聞いてみる

まず、個人のレベルで「生成AI」を使ってみること。それが、多くのビジネスパーソンに必要なデジタルトランスフォーメーション(DX)です。ぜひ、試してみてくださいね。

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本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問
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