増えるばかり。収集癖が止まらない!
仕事の合間、少し時間ができるとスマホに手が伸びる。ミニカー屋を見つけると、とにかく入ってみる。何の気なしに歩いていて、ガチャガチャを見つければ、とりあえず一周して物色を始める。もう20年くらい続いている習慣だ。お目当ては、ミニカーとアニメのキャラクターだ。
まずミニカーの収集だが、最初は1台2台、憧れのスポーツカーになんとなく手を伸ばしたのが始まりだ。当時はマニュアル車を運転するのに夢中だったので、ミニカー自体にはあまり興味がなかった。ただ、もっと色々な車に乗りたいという感情が生まれるにつれ、ミニカーの台数が増えていった。方向性は、ポルシェをはじめとするスポーツカーと日本の往年の名車の2つだ。ガレージハウスでたくさんの車に囲まれるという夢を持ちつつ、ミニカー収集が始まったのだ。
ドイツに転勤していた時に収集癖が加速した。日本とは比べ物にならないほど、ミニカー屋が多く、品揃えも豊富だ。週末は近隣の都市に出向いてミニカー屋めぐりというのが楽しみになっていた。おそらくドイツの10都市以上のミニカー屋を制したと思う。歴代のポルシェが並んでいるポルシェ美術館、サーキット走行が楽しめるポルシェエクスペリエンスセンターにも通って、併設ショップで限定品なども手に入れたものだ。2年間の赴任の間に、おそらくポルシェを中心に200台くらいは増えたと思う。
現在、1/64、1/43スケールで、組み立てのいらないミニカーが、既に500台くらいはある。中でも、ポルシェは特別にライトアップできる専用の棚を設えてディスプレイしている。執務室にあるので、デスクからニヤニヤ眺めながら仕事をするのが日課だ。さらに、別の場所には現在の所有車たちを飾る特別コーナーも設けている。でも揃えるのがとても大変だ。グレード、ボディカラー、ハンドルの位置、ミッションの種類、ホイールの形状なども含めてそっくりなミニカーを見つけるのは困難だからだ。どこで妥協するかが常に求められている。
コレクションの中でも、最も高額なミニカーは、超有名ドライバーのサイン入りの逸品だ。そのドライバーがレースで運転していた車両そのもののミニカーのボディにサインが書かれている。レースチームと深い関わりのある方に頂いたものだが、間違いなく家宝と言って良いレベルのものだ。ガレージハウスができたら、神棚を作って設置しようとと考えている。
一方、アニメのキャラクターの方は、ヒーロー系か可愛い系が多いが、ミニカーとは少し違う理由で集めている。主にガチャガチャで集める事が多く、強く念じながら回して、欲しいものを一回で出すことにこだわってきた。いわゆる運試しだ。玩具付きオモチャの場合も同じで、並んでいる箱の中から1つだけ選んで好きなものを当てにいく。実際、欲しい物が当たる確率はとても高い。コンビニの700-800円のくじでは、引きの良さを発揮し、何回かA賞やB賞をゲットしている。
もう1つの理由は日々の生活における気持ちのリセットだ。キャラクターで一番最初にハマったのはワンピースで、ミニオンが続く。なにより仲間との絆、自由な振る舞いがとても好きで、フィギュアから日々の活力をもらっている。麦わらの一味を集めたり、アニメさながらに沢山のミニオンがわちゃわちゃしているシーンを再現したりするのが楽しい。ミニオンのボブあたりからの傾向だが、癒しを求めるケースもある。最近ではスタウォーズのグローグ、スパイファミリーのボンドフォージャー(いぬさん)あたりがお気に入りで増殖中だ。嬉しいことにレアなものを友人から頂くケースもある。できる猫の諭吉は最もホットなのだが、グッズがほとんどない。早く公式の品揃えを拡充して欲しいと考えている。
もう少し先になると思うが、ガレージハウスを作ったら、ミニカーとフイギュアをそこに収集したいと考えている。そして、できれば色々な人にも公開したい。実車とミニカーは全く違和感がないので楽しんでもらえると思うが、フィギュアはコンセプトがかなり違うので少し趣向を凝らしたいと思う。ジオラマを作って、新たな世界観を表現できたらとも考えているが、まだしっくりこない。世の中には色々な収集癖を持つ人たちがいる。その人たちの経験や知恵を調べ等ながら、時間をかけてガレージハウスの構想を練りたいと思う。10年後には実現したい。
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