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自分よりも優秀なメンバーとどう付き合えばいいのか。

みなさんこんにちは、澤です。
 
前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです! 

 
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さて、今回のテーマは「自分よりも優秀なメンバーとの付き合い方」です。
 
まずはこの記事。

この算数少年、すごいなぁ!!
 

5年生の時点で入試問題を解き尽くしたA男にとって、同じレベルの小学生と競い合える唯一の場でもある

 
かっこよすぎる・・・世の中にはいるんだよな、こういうすごい人たち。
 
そして、先生のところに質問に行った時のこのセリフがまたかっこいい。
 

そのA男が質問してくるということは、かなりの難問なのだろう。「どれどれ」と解こうとすると、A男は「あ、解けないわけじゃないんです」と言ってきた。A男が言うには、今年は全体的に易しく、質問するほどではないらしい

 
うーん、すげぇ。
「解けないわけじゃない」なんて言ってみたいもんだ。
中学の途中で数学が嫌いになったボクとしては、異次元の世界を描いたSFのレベルだ。
こんな生徒を教えるのは、受講講師もなかなか大変そうだけど、この記事を書いた方は楽しんでおられるようですね。
そこがとてもステキだと思います。
 
この構図をビジネスに置き換えてみると「マネージャーよりも極端に能力の高いメンバーがチームにいる」状態ではないでしょうか。
この構図は、いつの世も味わい深いテーマだと思います。
自分よりデキる人をマネジメントするのを「難しい」と思うのか「幸運だ」と思うのかで、マネージャーのキャリアは決まるのではないかと思ってます。
ボクなりのマネジメント論を交えて記していきましょう。
 
ボクは「上司・部下」という言葉を使わないように心がけています。
「上下」という関係性が透けて見える時点で、なんかボクの美学に合わないんですよね。
マネージャーは役割であって、えらいわけではない。
評価の権限は与えられているけれど、これは別に相手よりもビジネスパーソンとして優れていることを意味するわけではない、というのがボクの考えです。
この「上司・部下」という言葉に違和感を持たないマインドセットは、「自分よりも優秀な人」をマネジメントするときの障害になると思ってます。
自分が上ということを見せないと気がすまなくなってしまったり、最悪の場合はメンバーと競争して打ち負かそうとしたりする人もいたりします。
そうやってメンバーをつぶした事例は、世の中いくらでもありますよね。
「自分よりも優秀な人」が「自分を脅かす存在」に見えてしまうと、優秀な人の能力が発揮できない状態を作りたくなって、結局チームがうまく機能しなくなりかねません。
これは実に大きな損失です。
 
ちなみに、学校教育の現場でも似たような話を聞きます。
アメリカで幼少期を過ごした友人が日本に帰国して小学校に編入した際、英語の授業でちょっと話してからというもの、教員からものすごく嫌われたそうです。
どうやら、あまりに自然な発音をするので同級生がめちゃくちゃもてはやしたのが気に入らなかったようです。
本人は教師にマウント取りたくてやったのではなく、ちょっと前まで過ごしていた場所での言葉を話しただけなのに、そんな扱いを受けるなんて残酷すぎると思いませんか?
でも、これってどうやた珍しくないみたいですね。
さて、こんな教員が子どもたちの明るい未来を作れるのでしょうか
 
さて。
ボクが敬愛するビジョナル株式会社の社長である南壮一郎さんは、人材採用の際の鉄則が「自分より優秀な人間をとる」だそうです。
自分より優れているという尺度は、ちょっと抽象的ではあるのですが、「自分にできないことができる」「自分が気づかないことに気づける」「自分とは全く違う視点を持っている」というあたりではないかと思います。
そういう人に会ったら、「競う」というマインドよりも先に「口説いて仲間にする」という思考に切り替わるようです。
会ったことのある人ならわかると思うのですが、彼は相当な人たらし。
一緒にいると悔しいくらいに仲良くしたくなるんですよね。
多分、その源泉が「無駄なプライドがない」に尽きるのではなかろうかと思います。
彼と話している時、「澤さんより自分の方が優れている」というトーンで会話をされたことは一度もありません。
起業から12年であれだけの会社を上場させた人物が、その態度を徹底できるのって素晴らしい才能だと思います。
(ちなみに今回のトップ画像は、南さんとのビズリーチ社員総会の会場でのツーショット。これだけ見たら、ヤバい人の組み合わせですねw)
 
人生で何かしら成し遂げたいなと思った時、大事なのは「競って誰かを打ち負かす」よりも「仲間になってもっと面白いことに挑戦する」じゃないかなって思います。
このアプローチなら誰も敗者が生まれなくて、人類誰もがハッピーな優勝者になれる気がします。
きれいごとっぽいけど、世の中どうせほっといてもなかなかシビアなんだし、気持ちの持ち方くらいはそっときれいにまとめておきたいものです。
 
 
ビジョナル誕生秘話がまとめられた本。
ボクもちょこっと登場します。

 
 
 
 
 
 

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