英語ニュース読解に役立つ "TOEIC960点レベル"の翻訳ツール〜みらい翻訳
AI翻訳についての以下の記事を先日読む機会がありました。その時は「便利な時代になったな」と感じた程度でした。その後数日して改めて記事の中で紹介されていたAI翻訳ツールを実際に使ってみたのですが、その翻訳精度は正直とても驚くものでした。日々の情報収集にも便利に活用出来るレベルなのでは、と感じたこともあり、ご紹介してみたいと思います。
▶TOEICで960点のビジネスパーソンに並ぶ水準「みらい翻訳」
高品質翻訳サービスのみらい翻訳(東京・渋谷)は、NICTのNMT技術をベースにしたことで、日本語から英語への英作文の情報伝達力が、英語でのコミュニケーション能力のテストであるTOEICで960点のビジネスパーソンに並ぶ水準に到達。流ちょうさの点でもプロ翻訳者にほぼ並んだ。ただし、英語から日本語への英文和訳では流ちょうさでプロ翻訳者にわずかに及ばないという。
記事の中で紹介されているツールの名前は「みらい翻訳」。有料版もあるのですが2,000文字までの翻訳であれば「お試し翻訳」ということで、ウェブサイトにテキストをペーストするだけで瞬時に日←→英の翻訳をしてくれるサービスです。
おなじみのGoogle翻訳であればブラウザーの拡張機能として設定しておくことで該当ページをそのまま全文翻訳する際には便利です。が、みらい翻訳を何回か使ってみて感じるのはその精度、文脈を読み取る力です。上記記事の中で紹介されている図によると、従来の統計機械翻訳(SMT)に比べ、ニューラル機械翻訳(NMT)の翻訳精度が近年驚くほどに改善していることが分かります(NMTはGoogle翻訳もみらい翻訳にも利用されています)。
ニュースをなんとなく見るのではなく、記事の中で紹介されているサービスなどを実際に触ってみることで、日々の生活をほんの少し便利にしてくれるヒントに出会えるかもしれない、ということを感じる機会でもありました。
更にこうした傾向は医療、金融、法律などの分野で更なる進化、実用化が現実に起きていて、機械学習を加速するためのデータが豊富な中国語においては翻訳精度・技術がますます高まっていくことが見込まれているそうです。
今までの英語学習の意味や考え方が実際に大きく変わってくる時代もすぐそこに近づいてきているような気がします。備忘録的なツールのご紹介情報ですがよかったらお試しください。自分でもしばらく使ってみて使用感など改めてレポートしてみたいと思います。