ニュースは古い記事から読むことでマーケティング思考を磨く
マーケティング思考を磨く情報インプット方法を考える上で、参考になった書籍を1冊あげるとしたら「逆・タイムマシン経営論」です。
マーケティングセンスとは何かを考えると、
時代の中で変わること、変わらないこと
を見極める力であり、その力は新聞や雑誌の読み方を変えるだけで身につけられることを教えてもらいました。
歴史から学ぶとは何か?
マーケティングに限らずビジネス全般で「歴史から学ぼう」とよく言われます。
この歴史から学ぶことをマーケティングの仕事に置き換えると何かを整理してみました。
マーケティングの権威であるコトラーは、下記の2つに分けて外部環境を読み解く重要性を書いています。
さらに、定番として根付くクラシック(Classic)の観点で読み解くことも触れられています。
図で整理します。
ファッド、トレンド、クラシックの3つの変化を整理することが、マーケティング視点で「歴史から学ぶ」ことだと捉えることができるのではないでしょうか。
では、具体的に何をして歴史から学べると良いのでしょうか?
新聞の過去記事を読む習慣をつくることが有効では?
「逆・タイムマシン経営論」の学びを活かして実践してよかったことは、日経電子版の「期間並び替え機能」を活用し、調べているテーマの15年前の記事を読む習慣をつくったことです。
日経電子版の中には、期間並び替え機能があり、この機能を活用して過去記事を読みます。
例えば、2010年の記事と2024年の記事を比較して、15年でどのように社会・市場環境が変わったかを整理していきます。
その時に活用しているフォーマットはこちら。
PEST分析の詳細解説は下記をご参照ください。
このニュースの過去記事を読み、PEST分析を習慣化することで、
時代の中で変わったこと、変わらなかったこと
が理解することができ、外部環境を深く取られる力を養うことができると考えています。
すぐできるマーケティング思考力トレーニングですので、ぜひ日々のインプット習慣に取り入れてみてください!
バズワードに飛びつかない
バズワードに飛びつかないための思考訓練は、マーケティングに関わる人は常日頃から行なっておけると良いと考えています。
ホンダジェットを生み出した藤野さんのバズワード化した技術に飛びつかないことの重要性を語っている記事が面白いので、ぜひ読んでみてください。