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「なぜビジネスパーソンこそ情報発信するべきなのか?」に答える書籍

キャリアアップを図るにしても、転職を成功させるにしても、自分の価値を高めるうえで、「セルフブランディング」は大きなテーマの一つだと思います。今回、このテーマを取り上げようと考えたのは、私自身、新人時代からセルフブランディングを意識して行動してきて、まさに今の自分につながっていると感じるからです。

2018年1月からTwitterを始めて、気付いたらフォロワー数が7000人を超えました。本当にありがたい話です。

セルフブランディング論とSNSは相性が良いですが、私は興味がないと言えば嘘になりますが、それが主目的ではありません。人によっては「Twitterをハックして最速でフォロワー数1万人獲得」「フォロワー数を10倍にする黄金法則」とかに興味あるようですが、僕自身は飼っているワンワンの話を緩く発信している次第です。かわいいでしょ。

さて、さすがに7000人を超えてくると、自分では全く有名人のつもりは無いのですが「知ってます」「いつもツイート見てます」と声をかけられる機会も増えてきました。

また、そうした出会いをキッカケに、本業にしろ副業にしろ仕事につながる機会も増えました。書籍なんかはnoteキッカケの場合もあります。

対外的な発表の場を持つのはとても大事なことですね。組織人としても一個人としても、十分に有益なメリットを享受していると感じています。

出会いが出会いを呼ぶ。私はこれを「情報わらしべ長者」と呼んでいます。

ですが、情報わらしべ長者の経験が無い人に「Twitterやったほうが良いよ」「noteやった方が良いよ」と伝えても「何言ってんの?」「松本さんみたいなセルフブランディングが必要な人向けでしょ?」というリアクションで、分かってもらうのは難しかったのです…。

私は、こうした現象を「それが無くても特に不便を感じない人に、いかに不便かを伝えても"ふーん"で終わる問題」と呼んでいます。長ったらしい名前ですいません。

さて、そうした中、以前にschooでご一緒させていただいた徳力さんが新たに書籍を刊行されました。これが良い。非常に良い。

なぜビジネスパーソンこそ情報発信するべきなのか? その答えが、書籍のタイトルにどどんと記載されているではありませんか。

「自分の名前で仕事がひろがる」からです。いや、もうこれが正解です。そうなんです。リアルとか対面とかもう関係なくなった時代に、名前が広がる手段が増えただけなんです。

今回はせっかく書籍を読み終えたので、ちょっとした読書感想文を書こうと思います。


なぜビジネスパーソンこそ情報発信するべきなのか?

徳力さんにずばり答えを書いて頂いています。

ビジネスパーソンがSNS発信をするとき、まずは「稼ぐ」ことから離れましょう。ビジネスパーソンのSNS発信はコミュニケーションの手段であり、リアルのおしゃべりと同じです。
SNS発信は、あくまでリアルの仕事の延長線上にあるものととらえてください。リアルの仕事にSNS発疹を組み合わせることでいっそう成果が上がり、その結果、リアルの年収が上がるかもしれない。

なるほど!と膝を打ったわけです。私は、私の気付かぬうちに「稼ぐ」匂いがしていたのです。だから反応が鈍かったわけです。

徳力さんも書かれていますが、私はSNSに注力することで「リアルの世界を広げられた」と感じています。

「そう言えば、ネットでしかお会いしていなかったですよね」

という方、結構います。実は徳力さんもそうでした。知ってもらうキッカケが増えた、と考えれば良いのです。そう考えると「SNS、やった方が良いよなぁ」と思いませんか?


情報発信を続けるとどうなるのか?

なぜ情報を発信し続けると良いのか。こちらも本文から引用します。

発信を継続することによって、発信者側に対する安心感、信頼感が醸成されていきます。
自分がどんな人間か、どんな仕事をしているか、どんな考えをもつ人間か、将来をどう考えているかを日々の発信の蓄積によって読み手に知ってもらうことができます。情報発信し続けていれば、「会社をやめました」と発信したとたん、転職のオファーが数十社から殺到することもめずらしくなくなっています。

ワシのことやな。(今のJX通信社はTwitter転職です)

つまり、どんな人かを知ってもらえる最適なツールの1つなのです。リアルとオフラインを区分する必要もなく、Twitterも「私」なんですね。


何を発信しようか迷ったら?

でも、何を喋れば良いか分からない、という人がいるでしょう。いやいやそんなことないはずです。会社や友人、はては人生の愚痴はTwitterじゃなく個人的なノートに書けや、って感じではありますが、本当に思ったことを書けば良いんです。

徳力さんは「発信を「自分のためのメモ」だと考える」と表現されました。まさに、それで良いと思うのです。

誰かのために書くのではなく、まずは自分のために書く。それがいつしか、自分の情報を求めている人のために書くようになるものです。


本書はSNSバリバリできている人ほど読むべき

本書を一番勧めたいのは「SNSバリバリやっていて、その効果を実感していて、かつ社内勉強会に呼ばれるんだけどなかなか会社にTwitterとかnoteが浸透しない人」です。

私自身が、この本を「私の代弁者」と感じたように、これからは「この本を読めば良いよ」と推薦すれば良いからです。

というわけで「SNS続けると何か良いことあるんですか?」と聞かれたら、この書籍を勧めましょう。

1本書くのに、だいたい3〜5営業日くらいかかっています。良かったら缶コーヒー1本のサポートをお願いします。