ボクが「言葉の力」について思うこと。
みなさんこんにちは、澤です。
前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!
※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね!
さて、今回のテーマは「言葉の力」です。
まずはこの記事。
さすがはマーケティングのプロ、言葉の力を知っておられる!!と感動した記事でした。
ほんのちょっとの言い回しで、伝わり方が全く違ってくるんですよね。
これなんて、まさに言葉を知り尽くした人ならではの思考だよなと思います。
文字にして書いてしまえば非常にシンプルだし誰でも思いつきそうに感じますが、マーケティング戦略全体を見渡したうえでこの言葉に落とし込んでいるのが素晴らしいんですよね。
これもそう。
「おてごろ」って説明的な表現から「ちょい」というスラング的な表現に置き換えるのも、会社の商品のネーミングともなれば非常に勇気のいる判断だったと思います。
ボクは、プレゼンテーションをしたり、いろんなビジネスパーソンの相談に乗ったり、文字や音声で情報発信することを仕事にしています。
そのベースにあるのは、すべて「言葉」。
なので、言葉に対する感度をできるだけ高めるように心がけています。
※トップ画像は、講師派遣サービスのSpeakers.jpさんからアワードをいただいたので、その記事掲載のために撮影した写真。
かみさんのアイディアで、正装してみました。
何事も、やるなら徹底的にw
話はちょっと飛びますが、ボクは英語でコミュニケーションすることに「苦手意識」があります。
もしかして、ボクが外国人とコミュニケーションしている姿を見たことがある人は「え?そんなことないじゃん」って思うかもしれません。
実際のところ、外資系企業にいて、かつマネージャーが日本人ではないこともよくあったので、英語を使う機会はとても多く、通常のビジネスミーティングであれば特に問題なくこなすことができます。
ただ、「言葉の力でインパクトを与える」には至っていないことも事実です。
日本語なら表現できるけれど、ニュアンス含めて英語で同じことができるかというと、これはさすがにボクには無理。
なので「英語でコミュニケーションは取れるけど、インパクト与えられない」ってことが、苦手意識の根底にあります。
海外の友人は「Madokaの英語は十分にわかるから大丈夫だよ」って言ってくれますが、ボクが言葉に求めるレベルが高すぎるのが原因なんですよね。
ま、それだけの努力をしてこなかったんだから、こればっかりは仕方ないけれど(笑)
ということで、母国語である日本語くらいは、しっかりと使いこなしたいと常々思っています。
ずっと突き詰めていきたいのは「分かりやすく」「受け止めやすく」「美しい」日本語です。
表現は分かりやすいけど、心情的に受け入れにくい言葉や、なんとなく美しいっぽいけれども難解な言葉ってあったりしますよね。
できれば欲張って三つとも満たしたいんですよね。
いつもそればっかり考えて言葉を編んでます。
毎回できているとは、もちろん思っていませんし、これは一生修行だなって思っていますけれど。
ちなみに「正しい日本語」にはそれほど固執しません。
むしろその辺はゆるく考えてます。
やたらと「正しい日本語」を押し付けてくる「日本語警察」みたいな人種は、ボク苦手ですw。
なんか、心せまいなーって思っちゃうんですよね。
そもそも正しいか間違ってるかを判断するには、基準が必要だと思うわけで。
これ、日本語全体で絶対的基準ってないように思うわけです。
そんなもん作ったら、窮屈で仕方がない。
世の中を「正・誤」で眺め始めたら、心がすさむような気がしてます。
なので、ボクは「分かりやすく」「受け止めやすく」「美しい」を基準に考えることにしています。
これなら、ボクはストレスを感じなくて済むし、全部自分の中で判断することができます。
その言葉に対する感じ方は、人それぞれでいいと思っているし、全員が納得するものを作ろうって思うのは、これまたしんどい。
受け止めてくれる人が多いといいな、くらいに考えて、今日もあれこれ言葉をつなぎ合わせたり引っ剥がしたりしております。
このCOMEMOの記事も、そんなこと考えながら書きました。
ちなみに、ボクの日本語に大きな影響を与えてくれた作家さんをあげるなら、下の三人になるかな。
ご参考までに。
ボクはかなりの「ハルキスト」です。ベストの一冊はいつも迷うのですが、今回はこれ。
巨匠、池波正太郎先生。読み終わるといつも和食が食べたくなる。
片岡義男先生の文体は、淡々としてて軽やかで美しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?