既に影響及ぼす「アベグジット」リスク

一般的には、安倍首相が総裁選で負けたり、三選となっても途中で退陣となることを「アベグジット」と認識していると思いますが、安倍政権が未来永劫続くわけではありません。

このため、アベノミクスを継承するような政権にバトンタッチしない限り、必ず「アベグジット」リスクは顕在化すると考えていたほうがいいでしょう。

そういう意味では、既にアベグジットリスクは経済の現場に影を落としつつあります。

というのも仕事柄、全国の中小企業の経営者の方々と接する機会が多いのですが、その中に「今はアベノミクスだからいいけど、アベノミクスが終わったらまた日本はデフレに戻るリスクがあるから前向きな投資や経営ができない」ということをおっしゃる方が結構います。

まさに、こうした意見がデフレマインドの蔓延ということなのでしょうが、やはりこうしたマインドがリセットされるには、かなりの長期間にわたってポジティブな経済政策が続くような期待が高まるような枠組みが必要と言うことなのでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34051290Q8A810C1SHA000/

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