外国から見た特異な日本2 ハンコ
ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。
外国に住んでみて、日本の文化でどうしても合理的に理解ができないことがあります。その一つが印鑑の習慣です。
シャチハタでもいい印鑑に何の意味があるのだろうかと常々思うのです。
シンガポールなど外国では、銀行口座の開設や保険の契約をするにも、サインで大丈夫ですし、証明書類に関しても住所証明など一部はPDFで見せればいいだけの場合も多々あります。富裕層向けのプライベートバンクの口座に関してもPDFでもいい金融機関もあります。
銀行や証券会社に登録をしている印鑑が分からなくなって、困ったという人も多いのではないでしょうか。私もそうで、今は主に、日本で昔に作った外資系の銀行を利用していてサインでよいので手続きが楽です。
また、書類などもPDFではなくて、同じ物をプリントアウトをして郵送が必要な場合もあって非合理的だと感じます。シンガポールにある保険会社では、保険金の請求なども証明書類をPDFで送れば海外であろうとも保険金を受けることができる会社もあります。ですが、日本の会社の場合は郵送を求められる場合が多いです。
日本の金融機関も災害時などであればかなりフレキシブルに対応をしてくれることが分かりました。
平時からもう少しフレキシブルに、印鑑や書面のやりとりをなくせば仕事のスピード感も上がり、コストも下げられるのではないかと感じます。
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