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シンガポールで仕事をしている理由

移民国家シンガポールでは人口の約3割が外国人です。しかし、コロナの影響から外国人の流出が激しく、前年比10.7%減となりました。入国規制の強化やビザ発給の要件引き上げが主な理由です。

そんな厳しい状況の中、シンガポールに入国してくる日本人は日本でも選りすぐりのエリート達だと感じます。欧米の大学院を出ている、外資系企業に勤務などで英語が流暢、35歳前後で若くて子育て中で消費も旺盛などです。そういった若くて勢いのある日本人と出会うとこちらも刺激を受けます。ドラゴンボールの天下一武道会ではないですが、そうした野心があって優秀な日本人や外国人と出会うことができるのです。

また、日本で大成功をした企業家や投資家の方と出会うことができ、身近にお話を聞く機会も生まれます。日本に住んでいた時は考えられませんでしたが、ジム・ロジャーズ氏や日本人の成功をした投資家に直接お話を聞くことができています。

グローバルを感じることができる

私は就職先としてシティーグループ証券を選びました。その理由は外資系で社内がグローバルである(様々な文化や考え方の社員と一緒に働くことができる)、社内のメールなども英語などという理由からです。シンガポールでは日本で外資系で働く以上にグローバルを感じることができます。

また、アップオアアウトという環境なので、現状に甘んじずに努力を続けるように自然とベクトルが向かいます。ビザが更新されるかどうかという緊張感は多くの外国人が持っており、「来年はいられるかどうかわからない」という声も聞きますが、そのチャレンジを楽しめる人が集まっているように感じます。働く上でのオリンピックやアジア選手権という感じでしょうか。

私もシンガポールで法人を立てて起業しましたが、本当に底辺にいるなぁと感じます。日本にいた時はテレビ出演も多くて先生と言われる機会も多く、一定の成功を得たのではないかと思っていたのに、また新たなチャレンジがあってワクワクします。上を見るしかなく、また上から引き揚げてくれる人が周りにたくさんいるので上昇気流の中に身を置くことができます。

日本人の間での繋がりや絆が生まれる

物価も世界で最高水準で年々上がり続けます。この国で収入を得て、消費生活を送ることができれば、他のどんな国にも行けるのではないかと思います。また、シンガポールでは人脈や人と人とのつながりも重要です。とくにコロナ下では規制がコロコロ変わるために日本人の間で確認をしあったり、助け合う機会が増えました。私も自分がわかる情報は共有するようにしていますが、周りに助けられたことも多いです。海外では自分と他人の見境がなく、他人に優しくしようという気持ちに変わります。日本では繋がりの希薄感を感じていましたが、そうした生きている感を毎日味わうことができます。

私はコロナ下で日本に2年くらい帰国していません。しかし、こちらで自分のビジネスを大きくする、スポーツや自炊などをして生活を整えることなどに集中するようにしています。大好きな仕事を持っていればどこでも働け、またどんな環境の中でも楽しむことができます。

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