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僕は、AIを語ることはできない。 #AIで可能になったこと #COMEMO

僕は、AIを語ることはできない。

使わない日はないし、AI自体は、無いと今の仕事だけでなく、私生活もなくてはならない存在・・・というか、個人で意識していなくても、社会実装されれていることで、無意識のなかで、AIの恩恵に預かっていることが多分にある。(枚挙に暇がない。)

しかし、2022年に在籍していた。機械学習・深層学習(ディープラーニング)の企業のマーケティング職で、働かせていただいた。この時から、僕が、語ることは、[「何を言うか」「誰が言うか」]論的に、より考えさせられることになった。
以降、社外で、AIについて語ることは、ほとんどない。

「今はまだ色紙に一言と言われても書けない。大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一言残せるほどの自分ではない。偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく『誰が言うか』に尽きる。その『誰が』に値する生き方をしたい

イチロー、40歳にして惑わず ヤンキースでの決意 ・2013年2月13日 日経新聞より

ML・DL企業に属したことをきっかけにG検定を受験した。

「G検定」とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験です。ディープラーニングをはじめとする、 AIに関する様々な技術的な⼿法やビジネス活⽤のための基礎知識を有しているかどうかを確認できます。

G検定サイトより

所属していた1年間に、1度だけ受験した。結果「不合格」だった。それ以来、再挑戦はしていない。(このへんが僕の本当にダメなとこである。)
2022年末以降、ChatGPTに代表される生成AIブームにより、非AI界隈の方々が、さわぎはじめた。一気にマーケティング界隈にも流布され、汎化されてった。一方で、一部は「情報商材屋」とも揶揄されたり、大企業のトップクラスでも、一夜漬けなAI知識をひけらかし、社内外のポジション取りを行っていた事例を散見。

そのような、文字通り表面的な論者は、あっというまに淘汰されれるかと思ったが、まだなんとなくまだ生き残っていそうである。

僕は、G検定にすら合格していない自身に引け目を感じていたり(もう1回受けるかなぁ)、現在はAI推進が本業でもなくなってるので、語る機会の打診をいただいても、基本的にはお断りをしている。

とはいえ、個人として、自身の仕事で、AIはもはやなくてはならないアプリケーションになっている。
「AIで可能になったこと」というお題に対してお答えできるのは、そのような等身大の景色から見える景色だけである。

現在の僕はグループ会社含め、現職でいくつかの職務を担当させていただいいるが、1つの職務は、スタートアップ感覚に近いeスポーツチームのマーケティング(B2B/B2C)に関わらさせていただいている。こちらは、まさに「ひとりマーケ」であり、最小限の資源で、最大のパフォーマンスを出さなければならない環境である。当然、これは、どこの会社でも同じでだろうが、リアルに「ひとりマーケ」、かつ、本籍(本業)との兼務、だと、本当にリソース(人手=時間)の有限さを感じざるを得ない。自分が動いた分(動かなかった分)が、そのまま会社の数値に直結していく感覚である。(大企業になれば、「分業」という名で、ひとりに係る責務が分散されていくことで、集団で成し遂げる価値、チームワークにバリューがでてくるが。)

AIで可能になったこと

AIを「copilot」(飛行機の副操縦士)と命名表現しているベンダーがいるが、まさにその感覚である。(あ、僕は、飛行機の操縦士をやったことはないので、映画などの想像の範囲の理解である。)ひとりでは、インプットにもアウトプットにも限界がある中、それを拡張してくれる存在。

この半年、文字通り「伴走者」としてマーケティング実務の助手として、活躍してくれた。そしてこれからもそうしてくれるであろう。

これだけ世の中で、AIAIAIAIと叫ばれても、まだ実務でその便益にたどり着いている方は、実は少ないのであろう。
生成AIに対し、googleで「ググる」的な利用しかできていない層。(残念ながら、JTCでは、多くがそのケースであるようだ。)
ある意味、僕のような「非AI専門家」は、その立場なりに、末端の現場ユーザーサイドの気持ちや立場になり、その等身大のユースケースを日常的に発信することで、その一歩を踏み出すお手伝いができるのかもしれない。

今回のテーマを与えれたことで、ちょっとAIにまつわる話題を振れていこうかな、とも思いはじめた。

ちなみに、いくら便利になったとは、いえ、このCOMEMOようなオピニオンblogで、AIを使ったことは、まだない。「非効率」かとおも思われるが、「言葉とは『何を言うか』ではなく『誰が言うか』に尽きる。その『誰が』に値する生き方をしたい」をまだ信じれているので、デジタルツインの僕ができあがるまでは、まだ僕の言葉で紡いでいきたいと思う。

ちなみにヘッダー画像は GeminiのImagen 3で作りました(笑)。




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