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外国から見た特異な日本18 ノーミス前提社会

日本の文化にミスをしないノーミス前提社会というのがあります。スタートアップや新商品も完璧な状態で出そうとします。しかし、海外ではミスをしたらカバーするという前提社会です。つまり、ミスは前提社会なのです。

かっちりと決めていないのにとりあえずスタートアップしてしまおうというのもよくあります。

オープンしたての飲食店で違うテーブルにオーダーがいったり、オーダーが通っていないことがありました。一時間弱待っていると伝えたら、何品かは無料で出してくれました。準備万端でオープンするのではなく、準備中でも開けてしまい、サービスをしたり改善をしていくのです。

また、顧客側もサービスに対して支払いをするので希望通りのサービスを受けられないとディスカウントを請求することもありますし、食事を改善した方がいいなど意見もハッキリ伝えます。日本のように100%完璧で定価を厳守、サービスを受けられるか受けられないか白黒ハッキリしているというわけではなく融通が効きます。ただし、各人が言ってること違いすぎるなど人による差が日本より激しいです。

ただこちらの文化になれてしまうと融通が利くのでミス前提社会の方が働いている側も顧客も楽なのではないかと感じてしまいます。スタートアップなどビジネスも気軽に始められます。

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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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