個性を伸ばせば、キミも私もスティーブ・ジョブズ!
いきなりですが、このトップの写真はある経済団体のイベントでの一コマ。世界のIT企業のトップも参加していたので、彼らに喜んでもらおうと私が傾奇者(かぶきもの)の格好で登場すると予想以上の盛り上がりになった。味を占めて安倍前首相にも喜んでもらおうと近づいていったところ、屈強なSPに取り囲まれあわや逮捕か!?というオチはかなり冷や汗ものだった。
これは決してふざけている訳ではなく、看板ビール「よなよなエール」のファンに、ビールを飲みながら楽しんでもらいたいと願った、いたって真面目な「企画」である。私はこれまでも大舞台には様々な仮装姿で登場し、その一部始終をSNSやサイトを通じて、コンテンツとしてファンに提供してきた。今回も多くのファンに私とよなよなエールの珍道中を楽しんでいただき、ファンの方々の反響も大きく、笑顔を増やすことにつながった。
私は人が躊躇するようなことも、楽しんでできるのが得意であり、強みと認識している。
このように、個性を伸ばし、圧倒的強みにして、世の中に貢献し、自身が楽しい・幸せになるだけでなく幸せを多くの人に伝播させていく。そのような人が増えたらいいなと考えている。
そういった思いで、先月私達は様々な分野や業界で型にとらわれない活動をしている方を対象に「よなよなエール」を贈ることで応援しよう!という取り組みを開始した。
繰り返しにはなるが上記の私の珍道中は、社長がちょっとした自己満足で仮装しているだけなら普通冷ややかな目で見られて終わりである。しかし、その個性を長年磨いて行き、圧倒的場違いな所で、圧倒的場違いな振る舞いを、企業として周到な準備のもとに「エンターテイメント」に昇華させることで、ファンに大いに喜んでもらうことができている。様々な業界の個性的な方を応援することで幸せを多くの方に伝播させていくことを実現していきたい。
個性を探す3つのステップ
先ほどから「個性」というキーワードが何度か挙がっているが、実は多くの方から「自分の個性が分からない」「自分には個性がない」という声を聞く。個性的な人々を応援し増やしていきたいと考えていても、そもそも「個性とは?」というところから踏み出せない方も多いと感じる。
そこで、今回私なりの「個性」の探し方をここで共有したいと思う。方法は次の3ステップである。
1. 資質を知る
以下のテスト(ストレングスファインダー®/現在のクリフトンストレングス・テスト)を行うことで自身の資質が明らかになる。
※ストレングスファインダー®とは、米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツールです。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。ストレングスファインダー®における「才能」は次のように定義されます。
『無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン』
すなわち、自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものが「才能=強みの元」だと言うのです。
(引用元:https://heart-lab.jp/strengthsfinder/)
※※私たちの会社では、この「才能」のことを「上位の資質」または単に「資質」と表現している。
資質をテストによって知り、それを意識して伸ばして行くことで資質⇒強み(個性)となっていく。34のうち上位の資質ほど磨けば強みになるが、下位の資質は磨いても大きな強みになることは極めて難しい。私の資質の上位は[戦略性][最上志向][自我]などである。
この資質と仮装パフォーマンスの関係はこうである。
[戦略性]× 仮装パフォーマンス
場違いな仮装パフォーマンスはその場限りでファンに喜んでもらうだけでなく、同時に中長期的なブランドロイヤルティの向上にも繋がるシナリオを描くことができる。
[最上志向]× 仮装パフォーマンス
誰よりもエンターテイメント性を高いレベルまで追求できる。
[自我]× 仮装パフォーマンス
人から注目されるほど力を発揮し、誰もが躊躇するシチュエーションでも堂々と振る舞うことができる。
これらの資質を意識して「強み=個性」といえるまで伸ばし、「強み=個性」の結集によりファンに喜んでもらえる「仮装エンターテイメント」を実現できた!という訳である。
2.楽しいこと、上手くできていることを深堀りする
何かやっていて「楽しい!」と思ったことや「上手くできた!」ということを列挙してほしい。仕事・プライベートでもどちらでも構わない。更にそれを「なぜ楽しいのか?」「なぜ上手くできたのか?」まで深掘りして考えてほしい。その先にはいくつかの共通した「資質」が隠れていることが多い。
例えば、「企画を作るのが楽しいし、上手くできる」、と気付いたとしよう。そこで終わると資質まで見えていないことになる。企画の何が楽しいのか?と考えた先に、
「アイデアを考えるのが楽しい!」 →[着想]という資質に紐づく
「企画のコンペで勝ち抜くことが快感!→[競争性]という資質に紐づく
など、「楽しい」「上手くできる」と感じる理由が、深掘りすることで人とは異なる資質によるものだと気付けるだろう。
3. 他人に聞く
自分では普通だと思うことも、他の人にとっては「それは普通じゃないよ!凄いことだよ!」とみられていることが実は多い。自分にとって当たり前にできていることは、自分では気が付かないもの。その他人から聞いた事柄は上記”2.”の様に「どの資質に紐づくものなのか?」と深掘りしてみることが重要だ。
このようなステップを踏むと、自分の強みの元を認識することができる。その強みも大小あるが、まだ埋もれていて磨かれていない資質を「個性が小さい」「まだ強みといえるほどではない」と思ってしまうことも多い気がしている。資質を知るだけで立ち止まらず、磨いて「強み」にしていくことが大切である。
ぜひ自身の強み(個性)を見つけ、それを磨き、圧倒的に活用できるまで育ててほしい。そうすれば、あなたもスティーブ・ジョブズのように強みを活かせるのではないだろうか。
そんな私も、数年前から「ジョブズが出来て私が出来ないことはない!」などと様々な場面で言ってきた。当初はかなり冷ややかな目で見られていたが、それをずっと公言し個性も磨いてきたら、大きなアウトプットも段々増えて行き、今では「この変人、ひょっとして本当にそんなことできちゃうかも・・・。」と少しは思われるようになってきたと感じている。本当にジョブズになれるかはさておき、その人の個性を伸ばして行く先には無限の可能性がある!ということをここでは一番伝えたい。
そう、ジョブズにできるなら、キミにも私にもできるはずだ!
個性を伸ばし、自身が幸せになり、多くの人にも幸せを伝播していこう!
そんなことが実現できれば、世界は平和になっていくはず。
皆さん、個性を大事にしていこう!