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デジタル時代の子育て:親のイライラを減らす動画環境づくり〜Netflix編〜

こんにちは、ミノ(@mino3megu3)です。子育てと仕事に追われる毎日を送る中、子どもたちのデジタル利用について頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。特に、4歳の息子と2歳の娘を育てる私にとって、動画コンテンツとの付き合い方は非常に難しい課題です。

最近では、オーストラリア議会が16歳未満のSNS利用を禁止する世界初の法案を可決したというニュースも話題になりました。この法律は、子どもが適切なデジタル環境で育つことを支援するための大きな一歩だと思います。

しかし、SNSだけでなく動画コンテンツも、日本ではそのような法案は存在しないため、各家庭で子どもへの対応を考え、工夫していく必要があります。そして、日々の忙しさの中で情報設定やルール作りに時間を割くのは働くパパママにとってとても難しいのが現実です。

そこで今回は、我が家で試行錯誤した動画環境づくり〜Netflix編〜をご紹介します。忙しいパパママでも簡単にできる設定ばかりなので、ぜひ参考になるところがあると嬉しいです。

動画は "適切な"内容と量で楽しむのが理想

まず、我が家では「動画は適切な量と内容で楽しむ」という方針を立てています。食事に例えるなら、甘いお菓子を適量なら楽しめるけれど、食べ過ぎれば体に良くないのと同じです。

動画も同様に、無制限に見せると依存やトラブルの元になりがちです。しかし、適切な量であれば、子どもの楽しみや学びの一環として活用できると考えています。そこで、親がルールを設定して見せる時間や内容を調整することが大切です。

我が家の課題とNetflixでの対策

Netflixは、我が家でも子どもたちが大好きな動画コンテンツが豊富にそろっているプラットフォームです。しかし、以下の点が気になり、改善が必要だと感じていました:

  1. 時間制限ができない問題:次々に動画が再生されてしまい、止めるタイミングが難しい。

  2. 自動プレビュー再生:子どもに見せたくない年齢不適切なプレビューが流れてしまう。

  3. 年齢に合わない動画の表示:息子には興味深いものでも、娘には怖いと感じる内容が含まれることがある。

  4. 見せたくないコンテンツの非表示設定がない:特定の動画を見せたくない場合に管理が難しい。

これらの課題を解決するために、Netflixで活用した4つの機能をご紹介しま

Netflixでできる4つの設定

1. 自動再生機能をオフにする

自動再生機能をオフにすることで、動画が次々と再生されることを防ぎます。これにより、子どもが「もう一つだけ!」と次の動画を求める状況を減らすことができました。

設定方法:

  • Netflixアプリでアカウント設定に移動。

  • プロフィールごとに「次のエピソードの自動再生」をオフ!

2. プレビュー再生をオフにする

Netflixでは、動画を選ぶ際にプレビューが自動的に再生される機能があります。これをオフにすることで、子どもに年齢不適切な内容が見えてしまうリスクを減らせます。

設定方法:

  • アカウント設定から「プレビューの自動再生」をオフ!

3. 視聴制限を年齢別に設定する

我が家では、息子と娘の年齢差を考慮し、それぞれのプロフィールに適した年齢制限を設定しました。これにより、年齢に合わない動画が表示されないようになりました。

設定方法:

  • プロフィール管理から、対象年齢を「7歳以下」や「小学生以下」などに設定。

4. 特定の番組を非表示にする

例えば、息子が好きだけれど娘が怖がる動画(我が家の場合は『シャークドッグ』など)を非表示に設定しました。親が見せたくないと思う特定の動画をピンポイントでブロックできる点が便利です。

設定方法:

  • アカウント設定で「視聴制限」を選択し、ブロックしたいタイトルを入力。

Apple TVの設定も見直してみる

我が家ではApple TVがリビングの真ん中にあります。このモニターが常に恩になっていると、子どもたちは「また動画が観たい」という勘定になりやすいため、動画視聴が終わったら、自動で電源が切れるように、スリープタイマーを最短である「5分」に設定しました。

この設定変更のおかげで、息子の動画を見終わった後、5分後には電源がオフになり、「動画時間終了〜!」という状態を作ることができるようになりました。

設定後の変化と親の気持ち

Netflixの設定を見直してから、子どもたちの動画視聴にポジティブな変化が見られました。

動画を見る前に、4歳の息子と「今日は1つだけ見ようね」と約束。そのうえで、一緒にどのエピソードを見るかを考えます。息子は1本(約15~20分ほど)の動画をどれにしようか選び、1本決定。その動画をオープニングからエンディングの曲も聞き逃さないようにしようと集中して見るようになりました。そして、1本終わると次のエピソードがでてこないようになったので「これで、おーしまい!」と納得しやすくなりました。また、一緒に動画視聴している2歳の娘も、時々表示される怖いシーンに怯えることがほぼなくなりました。

一方で、親としては「自分の自由時間が減った」と感じる瞬間も正直あります。動画を見ている間は、親にとって貴重な休憩時間です。子どもが動画を見ている時間に、意識して深呼吸やストレッチなど「休憩」時間を持つようにしています。

動画を短くし始めた当初は「動画よ、私に休ませてくれ、、、、」そう思う瞬間が増えはしました。長い目で見れば、子どもたちが健康的なデジタルリテラシーを身につけるための重要なステップだと感じています。

子育ては自育て- 子どもと共に"情育"を考える

食育が子どもの健康な食生活をサポートするのと同じように、情育(デジタルリテラシーの育成)もこれからの時代には欠かせない取り組みだと思います。そして、子どもたちに教える以前に、まずは私達親がデジタルとの付き合い方を考えていく必要があるなと感じます。

今回ご紹介したNetflixの設定は、あくまで一例ですが、少し設定を変えただけで、日々の動画との付き合い方がとても楽になりました。

日々の家事に追われてそんな時間無いよ!という方に、このnoteが少しでも役に立つと嬉しいです。そして、共にこのデジタル時代を乗り越えていけたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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