自分のタイムラインに騙されない。(選挙前に改めて)
あるとき突然私のSNSのタイムラインに、都知事選のとある候補者の名前がスルっと入ってきました。
あまり注目していなかった人。
候補者56人かああ。多いなああ。これ全員チェックするの大変だなあと思っていたところでした。
投稿を見ると、その人を推すのにふさわしい、納得度高く見える理由が書いてあり、関連する投稿をタップすればするほど、よい人に思えてくる。
でも自分のタイムラインというのは、世の中の真実をすべて正確にあらわしてくれているわけではないのです。
というのも最近、私のタイムラインが暴発してて我ながら偏り危険と思ったから。
私が朝ドラ朝ドラ言って、実際あれこれ見てるからではあるけど、いつの間にか私のXのタイムラインは、どんどん朝ドラ情報が集まり、ほかのSNSにまで波及し、さらに最近では私のスマートフォン君(Cookie君か)は気を利かせて、SNSを閉じてても、朝ドラ情報をポップアップして教えてくれる始末。
やり過ぎだよこれ。私のなかでは日本中の人が朝ドラを見ているんじゃないかという勢いです。
で、夫のタイムラインをかるーく見せてもらったのですが、一緒に生活しているとは思えないほど別世界が広がってました。
ちなみに彼の世界では、日本中の人がキャンプしている感じでした。
でも絶対に日本中の人が朝ドラ見てるわけでも、キャンプしてるわけでもない。少し冷静に考えればわかることだけど、その偏ったタイムラインに日々触れていると、それが世の中の主流だと勘違いしてしまいそうな中毒性なのです。
自分好みにセグメントされて流してくれる情報だけを追っていく方が楽だし、Cookie君が過去の履歴やら覚えてくれているメリットと引き換えになる個人情報あれこれも、設定をきちんとせず、そのまま甘んじたりしてる。
選挙の話に戻すと、その候補者にまつわる情報も私の行動データが呼び寄せたものであるものの、事実が語られているか分からないし、他にもあの人がどう、この人がこうとか次々情報が入ってくる。多すぎて全て事実確認できないまま、何らかの印象は持ってしまう。特に強烈な語り口ほど。
ならば自分がSNSでフォローしてる方の意見なら、とついそのまま乗っかりたくなる。(今回はどの候補者を応援している、と具体で発言している方も結構いらっしゃいます。新しい時代の流れも感じます)
けれど自分のフォローしている人が、自分で選んでフォローしている人であっても、すべての考えや主義志向が全く自分と同じであるわけではないのです。
興味があって押したリンクもたまたま目で追った投稿も、自分発とはいえ、それが自分自身を構成する全てでも、世の中の全て、というわけではないんだよな。と改めて書き留めておきたい。怪しいもんだよ、自分なんぞ。
ときに面倒なほう、自分から調べて、自分の頭で考えていかないといけないなと。
で、ひとまず全員一覧で見たいと思って選挙公報を広げてみてるのですが、色々すごい世界が繰り広げられている…。マッチングサイトも完璧ではないようだし、やっぱり大変だ自分で調べるの…。
あーまた来月!
ここまで読んでいただきありがとうございます。 読んで、少し心がゆるんだり、逆にドキッとしたり、くすっとしたり。 おやつ休憩をとって、リフレッシュする感じの場所に ここがなれたらうれしいです。