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中国が世界最大のキャビア生産国に 安心を買うなら国産キャビア?

食品スキャンダルが相次いでいる中国ですが、世界最大のキャビア生産国の一つとなっており、中国産キャビアは世界の専門家から高い評価を得ているようです。

そのキャビアはどこから? 中国が主要生産国の一つに

しかし、安全性を考えると国産を選びたいという人も多いかもしれません。最近、日本で作られた国産キャビアも世界から非常に注目を集めていることをご存知でしょうか。

キャビアはチョウザメの卵で、主な産地はカスピ海でイランとロシアが漁獲した野生のチョウザメの卵が主流でした。

さて何故キャビアは値段が高いのでしょうか。チョウザメは乱獲によって減少して、ワシントン条約で国際取引が規制されています。

2008年にカスピ海でのチョウザメ漁が禁止されると、世界各地に養殖場が作られました。中国、フランス、イタリアなども主要生産国となり、日本でも各地で養殖をされています。養殖をすることで安定をして供給することができるからです。

養殖と言えどもキャビアの値段が高いのは何故でしょうか。チョウザメは卵を産むようになるまでに10年以上かかります。収入を得るまでの時間と労力とコストがかかるために、希少価値が非常に高いのです。

国内養殖の先駆者として宮城県はあり、1983年から養殖を始めて2013年に販売を開始しました。伊勢志摩サミットの食事会で提供されたり、国際線のファーストクラスで振舞われたり、現在、国産キャビアは海外輸出されるまでに成長をし、世界市場を狙うようになりました。

さて、気になる国産キャビアのお味はどうでしょうか。私が住んでいるシンガポールでもロシア大使館のイベントなどでキャビアがズラッと並ぶことがあります(あっという間になくなります)。

海外でもキャビアをいただく機会があるのですが、国産キャビアも「銀座17℃」で食べてみました。CAVICは瀬戸内の香川から世界に発信しているようです。

オーナーの板坂社長にお話を聞いたところ、香川県の養殖場でチョウザメを12000匹飼育し、採卵をしているそうです。

香川県の高級特産品としても、無添加で安全な生キャビアが富裕層に人気になりつつあり、アマン東京やアンダーズ東京、グランドハイアット東京などの高級ホテルや、東京都内の新進気鋭な高級仏レストランなどでもこの国産生キャビアが使われているとのこと。

「日本産」のブランドが今非常に人気があるヨーロッパでは、日本産瀬戸内生キャビアのクリーミーでクリアなこくのある日本産らしい味わいが高級食材のプロ達に絶賛されたようです。瀬戸内キャビアなど日本産としての強みを生かし、日本から世界に発信する「日本産高級ブランド」の今後の展開がますます楽しみです。

キャビアは高級なので滅多にいただくことはありません。ですが、ふるさと納税の返礼品にもなっているのでそうした機会を利用するのも手ですね。

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