小学生からお金について考える
お金の「役割とは?」「価値とは?」「意味とは?」。そうしたことを小学生から考えることは重要です。
シンガポールのインターナショナルスクールで小学生を育てていますが、放課後の課外授業で有料ですがお金の授業を学ぶこともできます。内容は株式投資や仮想通貨まで幅広く学べるようです。
小学生からプリペイドカードを学校内で利用したり、遠足の際にお小遣いを持参して自分の昼食などを購入するなど、自然とお金を学べる環境になっています。
私自身もパパママがどれくらい苦労をして毎月の収入を得ているのか、学費がどれくらいかかるのか(公立と私立の学費の違い)、節約をすることの大切さ、お金を稼ぐことの大切さを子どもに細かく教えるようにしています。子育てのゴールは勉強やスポーツができる子を育てるということももちろんありますが、最終的には自立を促すことが重要でしょう。そうしたことを考えるとお金や経済的な問題を学ぶことは必須になります。
シンガポールで生活をしていて、世界の富裕層を日頃から見ていると、地味にしている人ほど資産が大きいということを感じます。もちろん、資産額だけが全てではありません。人生、時間は有限です。めいいっぱいお金を使って、最後ゼロにするという考え方もあります。それでも、人生100年時代。何歳まで生きるのかは未知数で、すごく長生きをする可能性も考えられます。できるだけお金を賢く使い、投資になるように使って、収入を増やし続ける工夫は必要でしょう。
また、ライフプランニングは変わるものです。これまでのロールモデルだった女性が専業主婦という時代は終わりつつあります。そのために、男女平等にお金について学ぶ必要があり、様々なケースに備えて、一人でも二人でも行きられる人生設計を考えることが必須になります。
お金を稼ぐ力があるということは自立であり、自分の足で立って生活ができることを意味します。その中の一部を貯めることができれば、将来のリスクに備えることができるでしょう。明日も来年も今の幸せを継続できるようにするためには、お金を上手に使って、将来のインフレよりも高い収入増を心がけていく必要があります。
それぞれの人ができる範囲のレベルで行えばよく、収入や貯金額の差は個人差が大きいので比べても仕方がないと感じます。お金がなくても楽しめることもたくさんあります。自分自身が自分の機嫌を取り続けられるように、しっかりとお金について学び、稼ぐ力を維持したいものですね。