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身体と心の健康をテクノロジーが支えるすぐ近くの未来

コロナ禍で運動量が増えました。

減った、という声をよく聞きますが私は全く反対の状態です。Apple Watchを付けていますが、昨年の今頃は”ムーブ”と呼ばれる動くことによって消費されるカロリーの量が、目標360KCALに対して190KCALなんて状態でしたが今年8月には450KCAL/1日でそこから今日まで連続200日を達成中。今は1日の目標は530KCALになりました。

Plug and Play JapanでもHealthcareやInsurtechのアクセラレータープログラムをやっており、ヘルスケア関連のスタートアップの支援を積極的に行っています。チームで採択スタートアップのサービスをテストすることもありますが、本当に様々なサービスが展開されています。特にコロナ禍でその動きが加速した印象が。

夏頃はこんな記事が出ていました。

「スマートミラー」を利用するフィットネススタートアップのスマートをスポーツウエア大手ルルレモンが5億ドル(約535億円!)で買収したことも大きなニュースになりました。このスマートミラーではないですが、一昨年のCESや昨年のVivaTechでもスマートミラーを使っての様々なソリューションが発表されていました。ちょうど今年の頭、CESを思い出しながらこんな記事を書いていました。

この時のスマートミラーはバスルームに置く鏡で、歯ブラシを子供が楽しく使えるようなエンタメな仕掛けが紹介されていましたが、ゆくゆくは朝起きて鏡をみたら顔色などをAIがチェックして、必要に応じて主治医に連絡する・・・なんて構想があるよ、と話してくれていたのを思い出します。

Plug and Play Japanでは12月2日から来年3月までの新しいアクセラレータープログラムを実施していますが、Insurtechの採択されたイスラエルの会社Binah.aiは、スマホのカメラに自分の顔を写すだけで脈拍や酸素飽和度、呼吸数、ストレス度もわかるというサービスを提供しています。もう少し知りたい、という方はぜひインターンのMireiがまとめてくれた時の記事を参考にしてみてください。

冒頭にあげた日経新聞の記事でも、スマートミラーの話だけではなくApple Watchで睡眠を記録する機能のリクエストが多かった、という記載と共にCalmの話にも最後に触れられています。Calmは睡眠や瞑想をサポートするアプリを提供しているアメリカのスタートアップ。最近日本進出の発表が話題になったばかりです。

瞑想はGoogle在籍時に研修を受けたこともありますが、特にコロナ禍でアプリでまずは試す、という人が増えた印象があります。自分を取り巻く環境が一変して今までとは違うストレスに対峙する必要がある日々。そして外に簡単に行けないという状況から、元々英語版でも周りでCalmを使っている人がいましたが日本語版でさらに利用してみよう、と思う人は増えて行くと思います。

以前ピッチイベントにも出ていただいたことがあるのですが、瞑想に関しては日本でもMELONが提供するサービスが取り上げられていたのも最近のこと。この記事に出てくるemolもPlug and Play Japanの採択スタートアップですが、マインドフルネスプログラムの提供をアプリ上で始めるとのこと。

そしてさらに、その状態をトラッキングしていこうと取り組みを加速しているのがAmazonやFitbitです。

コロナ禍で改めて注目された身体と心の健康。特に心の健康はこれからより丁寧なケアが必要になってくるはずです。こういったサービスが個人だけではなく、法人の方にも広がりたとえオフィスに”出社”していなくても、心身ともに健康な状態でどこからでも働くことができる環境づくりをするということが来年2021年は当たり前になってくるでしょう。そしてそこにはテクノロジーが寄り添う、そんな状態も当たり前になってきます。

皆さんは身体と心の健康、ちゃんとケアしてますか?

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