「皆が思っていること」は実現しない
NKKEI STYLEにインタビューを掲載していただきました。もうアラフォーですが、業界の中では恐らく「若手~中堅」に位置すると思うので、“極意”を語るのはややおこがましいですが、生来、天邪鬼な部分もあり、現状のモメンタムに乗らない心意気は常に持っていたいと思っています。大体、「皆がそう思っていること」はそうなりません。元々相場はそういうものだとわかってはおりましたが、それは2016年に痛いほど良く分かりました。
例えば、元よりEU本部に勤務していたことがあるため言うわけではないですが、EUについて直ぐに崩壊や瓦解を囃し立てるムードを私は同意できません。最近のドイツ一強が危ういという論調は間違いないですが「ドイツ一強だからこそEUが出来た」という起源も尊重した上で、冷静な議論が必要とされる局面だと思います(その結果、やっぱり崩壊かも・・・という論陣はあるでしょう)。
最後の方でも述べさせて頂いておりますように、最近は色々な媒体を通じて情報発信することに努めております。日経や東洋経済、ロイターといった旧来メディアは元より、Newspicks、Business Insiderなどの新興メディアも活用することで色々な層に意見が届けば良いなと考えています。例えば、先般、日本の対外純資産に関する寄稿を東洋経済オンラインさんに寄稿させて頂きましたが、これは日経COMEMO経由で電子版に掲載され、結果的に色々な人の目にも触れました(また、Newspicksさんの方でも沢山読んで頂けました)。
まだ、業界の中では「若手~中堅」に位置するマーケットエコノミストだからこそ出来るような情報発信をしていきたいと思っています
https://style.nikkei.com/article/DGXLASFL31H76_R00C18A6000000?channel=DF150620172611&style=1
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