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ドイツで国際交流してみませんか?<2023年オタクイベント>

海外旅行が戻りつつあるようです。筆者はその昔、オタク文化による国際交流の素晴らしさに感銘し、以来、現地のイベントを手伝ったり、現地の情報を日本にフィードバックしたりと活動しています。そろそろ、オタク文化による国際交流といった目的で、海外に繰り出すのも再開するのではと期待しています。今回は、2023年にドイツで開催されるイベントをざっくり俯瞰してみます。

日経新聞の報道によると、年末年始に海外旅行に出かける人たちが戻りつつあるようです。中国のコロナ感染状況やロシアとウクライナの戦争など先行きの不透明感は否めませんが、日本と欧州の諸々の規制はほぼ無くなりました。2023年こそはと検討されている方も多いのではないでしょうか?

では、時系列順に紹介したいと思います。

オタクイベントに関してはドイツではシーズンは2月に開始します。「DeDeCo」は、ドイツ東部のドレスデンで開催されるアニメファンイベントです。2月17日から19日に、メッセ・ドレスデンを会場とし開催されます。ザクセン州の州都ドレスデンの主要イベントです。ドイツの古都とも呼ばれる旧市街地区の観光と合わせるのも面白いかも。

公式サイト>

ドイツ東部最大は、ライプツィヒで開催される「マンガ・コミック・コンベンション」(MCC)です。書籍見本市との併催となるMCCは、開催規模で10万人クラスと大規模です。ドイツ東部のコスプレイヤーが最も多く集まるとも言われています。コロナ禍により3度中止になったので、2023年の開催は悲願といってよいでしょう。
公式サイト<開催日程:4月27日~30日>

このMCCとバッティングしてしまったのが、ミュンヘン近郊で開催される「aniMUC」です。バイエルン地方最大のイベントです。元修道院の敷地が会場となっており、その建物を背景にコスプレ写真の撮影会を行うコスプレイヤーも多いです。2022年は筆者も現地を取材し寄稿記事にまとめています。

公式サイト<開催日程:4月27日~30日>

5月はデュッセルドルフの「日本デー」でしょうか。アニメファンに限定したイベントではありませんが、コスプレイヤーも含めて街全体が日本ファンでごった返すという屋外イベントです。現地の日本ファンの熱気を知るよい機会となっています。
公式サイト<開催日程:5月13日>

6月には日本国外最大の規模となる日本映画祭「ニッポンコネクション」がフランクフルトで開催されます。

公式サイト<6月6日~11日>

まったりと交流してみたい方におすすめなのが、ブランシュヴァイク近郊で開催されるホテル宿泊型のイベント「アニメ・マラソン」です。なぜ、「まったり」できるのかというと、老舗イベントだからか参加者の年齢層が高めだからです。加えて、参加者の多くが同じホテルに宿泊し、ビュッフェ形式の食事を一緒に食べます。また、各種ワークショップに参加すれば、話すきっかけも得やすいアットホームなイベントです。
公式サイト<開催日程6月2日~4日>

6月末にデュッセルドルフで開催されるのが「ドコミ」です。ドイツのコミケを目指す超大型イベントで、欧州の主要イベントといってよいでしょう。特に、ファン活動の場を強く意識しており、同人ブースはスペース数で700以上と欧州屈指の規模です。2023年は従来の2日間から3日間開催に拡大し、使用ホールも追加すると発表されています。2022年に7万人以上が来場し記録を更新したドイツ最大のイベントは、2023年にはさらに拡大しそうです。
公式サイト<6月30日~7月2日>

7月にはポツダムでベルリン地域の主要イベント「アニメメッセ・バーベルスベルク」が開催されます。こちらは、会場が映画のテーマパークとなっており、映画の撮影所を再現した各所で、記念撮影ができ、コスプレイヤーにもおすすめです。
公式サイト<開催日程7月21日~23日>

日本のアニメスタジオと連携し、制作スタッフやアニソンなどのショープログラムが充実しているのが、商業アニメイベントの「アニマジック」です。近年は、京都アニメーションと提携し『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を積極的にプロモーションしてきました。
公式サイト<開催日程8月4日~6日>

https://www.connichi.de/

そして、9月にはこちらも注目度が高いイベント、「ドイツ語圏最大の有志による非営利イベント」、「コンニチ」が開催されます。2023年は、20年近く開催されてきたヘッセン州のカッセルから、同州のヴィースバーデンに会場を移して実施されます。
公式サイト<開催日程9月1日~3日>

実は、まだまだ他にもあります。。。ドイツではほぼ年中、各地でオタクイベントが開催されています。

これらはほんの一例です。参考になれば幸いです。

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タイトル写真:「ドコミ」で2022年に撮影

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