「#ふるさとの風景」作品紹介#06
お題企画「#ふるさとの風景」をnoteと共同で開催中です。1月16日現在で1365件の投稿をいただきました。ありがとうございます。
編集部のおすすめnote、6回目。今回は「家族のいる景色」をテーマに作品をご紹介します。
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◆普通の家族のちょっとだけ普通じゃない話 / 薄情屋遊冶郎 さん
小学生の頃、同級生とお年玉の話になった時、父の実家を知らないし、父方の祖父母も従兄弟も知らないことに気がついた薄情屋遊冶郎さん。
大学卒業後、父と初めて酒を酌み交わした時、涙ながらに出生を話してもらった出来事を語っています。
なんとなく分かることは、今の自分の姓は家柄や血筋とは何の関連もないこと、明日変えても変えなくても、そこまで大きな問題にはならないこと。そして、よくある一般的すぎる苗字だけれど、結構気にいっていること。
そして、僕の全く知らないどこかに、全く見たこともない親族がいるという事。
◆おじいちゃんのジャケット/岩切 健一郎 aka 保険のお兄さん さん
おじいちゃんから譲り受けたジャケットの思いを語った岩切さん。サイズ違いで着る機会が少なかったが、リサイズすることで着られるように。自身の転職を機に、スーツからリサイズしたジャケットを毎日着れるようになりました。ジャケットを通じておじいちゃんと子供をつなげる気持ちを語っています。
密かな希望は、このジャケットが可愛いデザインなので、娘が大きくなって「パパのジャケット欲しい」って言ってくれたらいいなってこと。
その時には、お洒落だったひいおじいちゃんの話をたくさんしてあげよう。
そんな日が来るまで、丁寧に着続けようと思います。
明日もこのジャケットを着て、僕は仕事に行きます。
◆母がはじめて写メしてきた父の刈り取り / 梨屋アリエ さん
母親から父親の写真が届いたことを綴った梨屋アリエさんの作品です。写真をみて両親が、秋晴れのもとで黙々と農作業をしていたことに誇りを感じた瞬間を語っています。
わたしは一年前に母にもらった画像を写真屋さんでプリントしてもらい、写真立てにいれて実家に持っていきました。母のいたずら心で偶然とった写真が、父の最後の刈り取りの姿になったとは……。父が働く姿を写真に残してくれてありがとうね。何度見ても、いい写真だよね。
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11月から募集を始めた #ふるさとの風景 。
1月19日が〆切りです!
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