幸せの本質:人生と仕事を複利計算にする
人や経済が成長することはいいことです。この成長という概念をここでは敢えて数値化してみましょう。
例えば、2年で10倍成長するというのは、すごい急成長です。ただ、これを要素に分解していくと驚くべきことが分かります。
実は、これは毎週に換算すると約2%の成長なのです。
毎週2%は、毎月10%で、毎四半期30%で、毎年3倍です。
これは、2年で10倍です(2年は104週で、1.02の104乗は10です)
即ち、毎週2%は、2年で10倍なのです。意外じゃないですか?
これこそが複利計算の恐ろしい威力なのです。
毎週2%、新たなことを行うことで驚くべきことが起きるのです。
それは先週やってみて新たに気づいたことに対し
今週アクションすることです。
先週と関わりなく、もともと想定できたことを今週やっても、
先週の仕事と今週の仕事との足し算にしかなりません。
上記のような複利計算になりません。
やってみることで、次の課題が見つかり、
次の行動を行います。
これを毎週やっていると、ものすごいことが起きるのです。
やることは、実は小さくていいのです。
たった2%でいいのです。
これが人生も仕事も劇的に変えるのです。
仕事でガントチャートを使っている人は多いと思います。
しかし、ガントチャートは、始める前に仕事が
想定できることを管理する手法です。
従って、ガントチャートで管理できることをやっても、
やったことの足し算にしかなりません。
だからガントチャートで計画できる仕事というのは、
複利計算を最初から諦めていることなのです。
年率何倍という成長のためには、
ガントチャートで管理できることだけをやっていてはダメです。
ガントチャートで管理できる仕事は、成長できない仕事です。
従って、日本を成長させるには、
ガントチャートで計画や管理できる仕事を減らす必要があります。
2%は端から見ると違いが見えないほどの違いです。
だから、この挑戦は小さくていいのです。
見えないほど小さくていいのです。
それで驚くべき違いが起きます。
これが複利計算の本質です。
人生も仕事も複利計算にできます。
重要なのは変化の大きさではなく、むしろ継続です。
周りから見えない小さな挑戦を継続できるかが問われています。
周りから評価されなくとも続けることです。
これが人生も仕事も変えるのです。
当初から想定できることをやるのか
気づいたことをやるのか。
迷うことはあるかもしれません。
でも2%なら、両方できるじゃないですか。
両方やりましょう。
この小さな背伸びをいれるかどうか。
それがあなたの人生を変えます。