デザイン経営やデザインリテラシーについて考えたこと
本日に発見した興味深い記事。
IDEOやTakramのような広義の意味のデザインを主軸にコンサルティングをする会社は注目を集めている。
直近では、グッドパッチが新規上場承認を受けていますね。
デザイン経営宣言が経済産業省から発表され、経営とデザインを繋ぐ力を生かす動きが活発になっています(まだ浸透しきっていない感はありますが)
デザインノウハウをもつ事業会社が、そのノウハウをオープンにしていく流れは加速してもらいたいところです。
事業会社から学ぶデザイン経営
日本企業の中でも、SONY、資生堂、サントリーなどは、デザインの力を経営に活かしてきたブランド。
特に資生堂は、100年前からデザイン経営を実戦してきており、デザインの力で新たなマーケットを開拓してきたブランドです。
こちらの記事は、資生堂の実践について深く考察されており読むことオススメです。
デザイン経営がさらに普及するためには?
SONYだけでなく、各企業が培ってきたデザインの力を集約して、日本の中小企業や学校教育にインストールする動きに繋がったら面白いと感じています。
最近では、ローソンのPBデザインについて話題になっています。
何が正しいというより、デザインに関する議論が活発になることは良いことだと思っています。
何でも売れればOK、統一感があればOKと思考停止状態になってしまうと、日本が世界に誇れる社会や市場をつくっていく上ではマイナスだと思うからです。
こちらの本は企業経営、デザイン、美意識などの関係性を読み解くのにオススメです。
SONYはどのようなアプローチを取れると良いか?
さて、話をSONYのデザイン部門を分社化した動きに戻します。
素晴らしい動きなので、ぜひ広がってもらいたいので自分なりの広げるための仮説をご紹介します。
まずはアプローチするターゲットについて。
ターゲット①
技術力はあるがデザインの力を活かしきれていない中小企業
ターゲット②
理工系の大学→エンジニアとデザインを繋いで思考できる人材を増やす
MBAを取得できる大学→ビジネスとデザインを繋いで思考できる人材を増やす
ぜひ、日本の競争力とは何かを考え直す取り組みにしていってもらいたい。
デザイン経営を普及させるためには、教育からのアプローチは必要だと考えています。
自分はマーケティングが本領域ですが、改めてデザインや美意識については学びを深めたいと思う今日この頃です。
マーケターは美意識やデザインリテラシーを磨く努力や習慣を怠らないでいたい。