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海外アニメグッズ:ドイツのジブリ店にファン殺到

ドイツのフランクフルトで11月4日、スタジオジブリの公式グッズを販売するショップがオープンしました。12月2日までの期間限定のポップアップ店です。

オープン日は筆者も現地の様子を見に行ってきました。非常に盛況で、入店までに4−5時間待ったという声も漏れ聞こえてくるほどでした。関係者によるSNSの投稿によると、2週間分の在庫が2日間で売れてしまったとか。

ショーウインドウに並べられたジブリグッズたち(写真:Kataho)

このポップアップ店は、普段はAtomaxという店でベルギーのコミック「タンタンの冒険」のグッズなどを販売しています。今回のポップアップ店では、見渡す限りジブリグッズが陳列されていました。

初日、昼過ぎの様子。300人ほどが列を成していました。(写真:Kataho)

ドイツのアニメニュースサイトが事前に公開した記事(ドイツ語)によると、協力したのはフランスで「メゾン・ジブリ」というポップアップ店を展開し、公式ジブリグッズを販売する企業だとか。

この「メゾン・ジブリ」は、同じくドイツのデュッセルドルフで開催される欧州最大級のアニメ&日本エキスポ「ドコミ」に今年出店していました。どうやら、3日間のイベント出店の成功を受けて、今回の実店舗でのポップアップ店の実施に至ったと見ることもできそうです。

「ドコミ」のHPからのスクリーンショット(URL

次のステップは常設店の設置でしょうか?スタジオジブリは先ごろ日テレに買収されました。もしかしたら、海外への積極展開にはこうした背景事情も関わっているのかもしれません。

さて、ジブリショップの動向も非常に気になるところですが、こうした「公式」の海外攻勢は増えつつあるようです。ソニーグループ傘下のアニメ配信の世界大手クランチロールは、ファンコミュニティの拡大を掲げ、配信事業にとどまらず、イベントやグッズ流通など幅広い分野に進出しています。(参考:2023年5月の日経新聞の記事↓)

また、KADOKAWAも直近の決算報告で、海外展開を強化する方針を示しています。そこでは現地で日本側と緊密に連携できるコーディネーターの存在が重要になるかもしれませんが、これに関してはまた機会を改めて。。。

いずれにせよ、アニメや漫画の海外展開は、グッズ分野でも今後の動向が気になるところです。みなさんはどう思われますか?

フランクフルトのジブリショップではグッズが飛ぶように売れていました!(写真:Kataho)

タイトル画像:フランクフルトに開店したジブリ公式グッズのポップアップ店の様子(写真撮影:Kataho)

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