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「好きな場所」で「好きな仕事」を「適切な量」で 2023年の働き方

若い人の間では副業やテレワークが当たり前で、地方や海外など好きな場所で働いている人もたくさんいます。

テレワークができるという条件がないとその企業で働かないという若者も増えていると聞きます。

地方都市でもない田舎やノマドビザを発行しているヨーロッパ周辺で働いている日本人も増えています。

業務外の時間にYouTubeの編集やサムネイルの作成などの副業をしている人もいるようです。

また、最近の若者は会社がホワイト過ぎて物足りないという声も聞きます。

こうした傾向から、多くの人が好きで得意なこと、好きな場所、適量の仕事(その人にとって)をするという理想が伺えます。また、終身雇用を希望している人も少なく、自分でスキルを持って、企業に雇われたり、フリーランスでやっていくという形を希望しているように思います。

私自身は自分でシンガポールの会社を経営しており、現在は一人会社なので売上、経費等の目標を自分で自由に立てることができます。2023年は選択と集中で、緊急ではないけれど重要なことに集中したいと考えています。

・2023年、あなたの会社に取り入れたい「新しい働き方」を教えてください。

どんな時でも「成長をし続けなければならない」という発想の転換です。家族経営などで株式を家族が保有している場合、家族の合意があれば、ライフイベントに合わせてこの年は売上を少なくしてもよいという決断もできるはずです。従業員を雇っている場合も従業員のライフイベントに合わせて給料と働く時間や量なども話し合いによって決めることができるはずです。また、無理に売上を取りに行かないことによって利益率が上がることもあります。支払う税金やコストも含めて最適な量の売上、法人と個人への所得の分散など戦略を考えれば、がむしゃらに働かなくても、よい生活やよい仕事ができるはずです。

  • 2023年、実際に取り入れることが決まっている「新しい働き方」はありますか。

好きな場所で働くことです。私達家族は1年に3ヶ月は日本で、残りの9ヶ月はシンガポールでテレワークメインで働いています。私はノマドが流行る前の2009年からオフィスを持たないノマドスタイルも取り入れていました。現在はコワーキングスペースなどを活用しています。

  • 2023年から始まる働き方に関する制度で、気になるものを教えてください。

オムロンの週3日勤務可能という制度など気になります。MBAなどで学び直しをしたい人も増えていると思います。収入を減らされても、仕事量を調整したいという人もいるのでとてもよい取り組みだと感じます。

人生100年時代。私の祖母は70代まで家業の工場に入ってホコリだらけになって働いていました。常に全力疾走では途中で息切れを起こしてしまいます。働き方により柔軟性が求められるのではないでしょうか。



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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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