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ピボットとコミットメントの葛藤

こんにちは。リデザインワークの林です。

時々、意思決定の際に悩むことがあります。
アジャイルに方針を変更したり、事業転換を行うピボット」と、「現在の事業方針を貫くコミットメント」の葛藤について書いてみたいと思います。

経営戦略で事業転換を指す「ピボット」。市場や環境変化に対応するため企業が打つ一手だが、特に優勝劣敗が激しいスタートアップではピボットが生命線になる場合がある。

事業開発や、プロダクト開発などにおいて、新しい事実が発見されたら、従来の方針を変更したり、目指すKGI、KPIを変更する必要があることは十分理解していますし、日々悩みながらも実践してきていると思います。

一方で、決めた方針や、KGIやKPIをやりぬくと決めて、多少困難でもこだわり続けることによって、難しい局面を突き抜けることがあることも過去の経験から実感しています。

机上では、最終KGIに向けて、プロセスは柔軟に、アジャイルに進めていく。そして、それでも難しい場合は、事業転換も含めたピボットを行う。のが正しいと思いますし、人に説明する際には僕もそう話しますが、実際のビジネス局面で行けば、そんなにシンプルではないことが多く、悩むことが多いのも事実です。

全然違う例ですが、レッドオーシャンなマーケットに後発で参入するのは筋が悪いと誰でもわかります。一方で、そのような状況でも、やりぬく力が強い組織が実際に大きな成果を上げている例もたくさんあります。頭で考えれば、そんなマーケットに後発で入っても勝ち目はないと思うのですが、現実は想像とは異なることがあります。

そのため、難しい挑戦をしている過程で、思うように結果が出ない時に、方針変更をするべきか、こだわって推進し続けるべきか。目指すKGIを変更するべきか、こだわってプロセスを磨きこんで進むべきか。または、事業転換をすべきか。このような問いに迷うことがあります。

明らかに筋が悪い、または、明らかに筋が良い結果などは、論点にはなりませんが、その間のグラデーションの連続の中で意思決定を日々していく必要があり、そのたび悩みながら選択をしています。

ピボットしてうまくいくことも、コミットメントを貫いてうまくいくことも、またその逆も両方ある中で、これから始める新規事業についても、アジャイルで進め、ピボットとコミットメントの間の葛藤がやってくると思いますが、向き合って、目指したい社会課題の解決を実現していきたいと思います。

方針変更か、貫いて突破するのか。この悩みを話し合える人と語り合いたいと思います。三日三晩語り合えそうです(笑)

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