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comemo03_リモートオフィス

私が #リモートオフィス を選ぶなら〜6つのポイント。

前回「パラレルワークは本当に先進的か?むき出しになる個人が考えなきゃいけないこと。」をテーマに、パラレルワーカーといわれる私の働き方の実態とその本質を考察する文章を書いた。それに続く文章を書きたいと考えているが、新型コロナウイルスの感染拡大にともなうリモートワークへの関心の高まりを受けて、今回は少し話題を変えてリモートワークをテーマにしたい。一つのオフィスに縛られることなく仕事をしている立場から「リモートワークをするための場所」を考える際の、ちょっとしたコツなどをお伝えできるのではないかと考えたからだ。

新型コロナウイルスのようなケースにおいてリモートワークをする目的は感染経路の遮断なので、厳密にいうと在宅勤務が理想だろう。しかし私の場合は完全に自宅にこもって仕事をするというのが現実的ではないので、あくまでも「満員電車で通勤するよりは自分で場所を選んで仕事をする方がいいよね」くらいの視点で、ゆるく汎用的なヒントとして読んでいただければ幸いである。

リモートオフィスはTPOで使い分け:6つのポイント

結論からいうと、複数拠点に自分の「リモートオフィス」をもつのは有益だ。ここでいうリモートオフィスは必ずしもオフィスとして整えられたスペースだけではなく、カフェなどの場所も含む。私がよく利用するのは、渋谷にあるSOIL(Shibuya Open Innovation Lab)、Yahoo!Japanが運営するオープンコラボレーションスペースLODGE、恵比寿にあり英治出版が運営するEIJI PRESS Base、永田町ならGaiaxが運営する Nagatacho GRiDのシェアスペース、自分が経営するバーの上の空き部屋など様々だ。その他にも青山や銀座、京橋あたりにそれぞれ利用しやすい場所があり「このエリアで仕事をするならココ」といったように、心の(?)オフィスをいくつか定めている。

いろいろな場所に行く中で、仕事に適していると判断したスペースをリモートオフィス認定していくわけだが、その基準を言語化してみた。

1、動線上にある
いくら整った環境でも、自宅もアポも渋谷なのにわざわざ永田町のLODGEに行く必要はない。先ほども述べたように「このエリアで仕事をするならココ」と、その日の行動パターン等に応じて動線上にリモートオフィスをもっておくのが便利だ。

2、電源席がある
リモートワークに慣れている私でも、油断すると苦戦するのが電源問題。コワーキングスペースなら比較的安心だが、カフェは電源がないところもある。エリアごとに電源席があるカフェを把握しておき、電源席が混む時間帯も知っておくと安心だろう。電源席はあるものの「ランチタイムはPC禁止」のところや、いざ席について見てみるとUSBの差込口だったケースもある。アテにしていた電源を確保できないのは何よりも痛いので、コワーキングスペースでも電源席の競争率などをチェックしておくといいかもしれない。

3、回線が安定している / 声を出しても怒られない
この2つを併記した観点は「テレカン(Web会議)ができるかどうか」。もともとテレカンを予定している場合はもちろんのこと、リモートワークといっても何かあったときに電話やWeb会議で会話できる環境は重要だ。回線はモバイルルーターなどを使って自分で確保することもできるが、そもそも電話禁止のスペースは快適なリモートワークにには向かないだろう。これが意外と何度か足を運ばないと分からないもので、PCで作業をしている人は多いのにWeb会議が許されない空気の(または禁止されている)場所もある。通話相手への配慮も必要で、BGMや周囲の話し声が賑やかすぎるなどの環境も避けたい。

4、適度に話せる人がいる(話したい場合)
3に関連して、リモートワークをしていると適度に話せる人がいるありがたみを感じることが多い。企画を練るなど何かを生み出す作業の場合は、その気になればいつでも電話で会話できる環境か、あえて知り合いに会いそうなコワーキングスペースで仕事をするのも手だ。

5、声をかけられない(声をかけられたくない場合)
反対に「今日は集中してこの作業を終わらせるぞ」という日は、知り合いに会って声をかけられそうな場所は避けることをお勧めする。知り合いがいるようなコワーキングスペースだと、いくら自分が集中したくても話しかけられてしまったり、ついつい自分から雑談をしてしまったりするものである。

6、アガる
意外と大切なのが、自分が「アガる」場所かどうかという感覚の問題。コワーキングスペースであれば主要な利用者層や賑わい度合い、カフェであれば店員さんの接客スタイル(愛想よく話しかけてくれる / 放っておいてくれる)によっても体験が微妙に変わってくる。これは本当に人によって基準が異なるので、何度か足を運んで自分がアガる空間を見極めていくことをお勧めする。


リモートオフィス、ここはいらない:3つのポイント

次に、私の経験上リモートオフィスに必要ないと思われる要素を挙げてみる。いずれも「あればありがたいが、それがないからといって選択肢から外すことはないのではないか」という要素だ。

1、会議室やホワイトボードなどのファシリティ
よほど秘匿性の高い会話をするとき意外は、会議室やホワイトボードにこだわる必要はないと考えている。ブレストをする場合も、今はドキュメントの共同編集機能を活用してリアルタイムで書き込んでいくなどの方法がある。ポストイットとちょっとしたサイズの机があれば、ホワイトボードの代用になったりもする。

2、飲み物やスナックなどの設備
あくまでも仕事をしにいくわけだから、不可欠でないことは自明だろう。私の場合はむしろ「もう一杯コーヒーを飲んで切り替えるか・・・」とつい必要以上に休憩を挟んでしまうことになるので、ストイックに追い込む日などはあえてこういった用意のないコワーキングスペースなどを選ぶ(カフェの場合はもちろん飲食をするし、長居する場合は適度に追加オーダーもする配慮が必要だろう)。

3、イベントスペース
イベントスペースを併設した立派なコワーキングスペースも増えているが、自分の仕事に集中できる席がどれくらいあるか?を確認することをお勧めする。ゆったりした開放的な造りが魅力のスペースは、いざ自分の仕事に集中しようとすると意外と場所を確保するのに困るかもしれない。


「今日の仕事」を高められる場所をいくつ持てるか

ここまで主観で色々と書いたが、その日の予定や気分(集中モード/共創モード)に応じて「今日はここにしよう」と選べることが大切だと考えている。ちょっと堅いが「今日の仕事の生産性を一番高められるのはどの場所だろうか?」という観点だ。この記事を書くきっかけとして新型コロナウイルスへの懸念にも触れたが、昨今であれば「極端な人混みを通らずに行ける場所」というのも、その日のリモートオフィスを選ぶ基準になるかもしれない。

今回は私の主観でリモートオフィス探しのコツを言語化してみたが、皆さんも自分の仕事内容やスタイルに合わせて、譲れない条件と譲れる条件を書き出してみてはいかがだろうか。かくいう私もまだまだ模索中で、将来的には理想の(あくまでも私基準になりますが。。。)コワーキングスペースを自作するのもいいな、と考えている。アイデアもどしどしお寄せください。

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「人と情報をつなぎ、社会を変える主役を増やす」をテーマに、セクターを横断するコネクタとして活動。広報、マーケティング、新規事業、コミュニティ、トライセクター関連を中心に活動しとります。kipples代表。 詳細はこちら → https://kipples.jp/profile/

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