半年で撤退、スーツレンタルのサブスクリプション
紳士服の製造販売を手掛けるAOKIホールディングスは2018年11月14日、サブスクリプション型のスーツレンタルサービス「suitsbox」の撤退を発表しました。今年の4月から開始し、半年程度で諦める判断に驚きました。
撤退の理由は、
① 想定ターゲットがずれていた
② ニーズに対応できる商品がない
③ コストがかさみ黒字化が見込めない
④ たチャネルとの相乗効果がない
と説明されていますが、これらの観点は、事業を本格的に開始する前にリーンスタートアップのような一般的な事業創造のステップを踏めばある程度の検証は可能ですので、準備段階での仮説検証量が足りなかったことが推察されます。
また、サブスクリプション型の事業では、走りながらお客さまの状況を検証して、改善を繰り返していくことで飛躍を目指すのが一般的です。そのために、初期の数年は投資期間と割り切った腰を据えた挑戦が欠かせません。
新たな事業への挑戦自体は素晴らしいことですが、早期に失敗と断じることによって、サブスクリプション型のビジネスは不可能だという判断がなされないことを祈ります。
https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/casestudy/00012/00107/
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