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Money is Time 時間価値を中心に考える一年にしたい 前編

こんにちは、ベーシックCOO&リデザインワーク代表の林です!

世の中の働き方を、より柔軟で、成果が高まる方向に変えられるように様々な活動をしていますが、年々、どのような働き方を実現していくのかは、一人ひとりがどのように生きていきたいか、つまり人生デザインが重要であるとの想いはより一層強くなってきています。

今回は、自分自身が40歳になったこともあると思いますが、年々、お金よりも時間の方が大切だと思うようになってきました。
Money<Timeという価値基準が明確になる中で、自分にとって時間の価値をどのように最大化できるか?有効に活用できるのか?についてしっかり考えて整理する一年にしたいと思っています。

Time is Moneyという言葉があります。
「時間はお金と同じように大切である」「時間は有意義に使うべきである」という意味だと理解しています。広く知られているということは、逆に意識をしないと、時間を軽視してしまいがちであるということだなと思います。

ノーベル経済学賞受賞者である米プリンストン大学の心理学者ダニエル・カーネマンらによる研究結果から、収入は約800万円以上稼いでも幸福度は頭打ちになるということがわかっていながら、見えやすい尺度であるために、更に求めてしまうことも背景にはあると思います。

この一年でいろいろ考え、試しながら、幸福や、時間という目に見えにくいものを、再度見直したいと思っています。

例えば、生産性の低い1時間の会議と、子供達3人とお風呂に入り、楽しく話す1時間は、時間的には同じですが、自分にとって幸福度につながる付加価値は全く変わります。

また、時間は、塊の大きさによって価値が異なると感じています。
5分×12回の細切れの60分の価値と、誰からも邪魔をされることのない、まとまった60分では、同じ60分なのに、価値が全く変わると感じています。
もっと言うと、予定のない白紙の1日、予定のない白紙の1週間と塊が大きくなればなるほど、その価値は指数関数的に高まっていく感覚をもっています。

一方で、便利にはなったものの、slackやTeams、zoomその他のデジタルテクノロジーの進化により、いつでも誰とでも連絡が出来るようになった反面、気をつけないと、時間が細かく切り刻まれるトレンドになっていて、より意識的に時間について考え、向き合う必要があると思っています。

時間は本当に貴重で、過ぎてしまった時間は二度と取り戻すことはできないため、時間をどう溜めて(かたまりとして作り)、どのように使うのか。
人生を、時間価値を中心に整理をしたり、理想を書いたり、マネジメントしていく必要があるかなと思ってきています。

僕自身、結婚した際にはライフプランナーさんと、「お金を中心」に、ライフイベントのプランニングはしました。将来子供をどう考えるか、家はどうか、教育はどうしたいか、旅行などの考え方はなど。

しかし、「時間を中心に」どのように生きていくことが幸せなライフスタイルなのかを考えるプランニングはしてきていません。
今後は、お金を中心に設計するライフプランナーさんの他に、時間を中心にどのように生きていくのかを一緒に考えるタイムプランナーさんというお仕事ができるのではないかと思います。

そう思ってたら、書店でTIME SMARTという本にばったり会ったので読んでみました。普段考えていたことが中心的に書かれていたので全く新しい視点はさほどなかったですが、改めて自分がはまっているタイムトラップを意識できた点はとても良かったです。

時間の価値を抑え込むタイム・トラップ
①テクノロジー
②お金重視
③時間の過小評価
④ステータスとしての多忙
⑤手持無沙汰嫌悪
⑥約束と楽観

TIME SMART(タイム・スマート) - お金と時間の科学 - アシュリー・ウィランズ

その中で、どれも該当する部分はあるのですが、意識してきたため、だいたい克服できていると感じたのが、①、②、③、④です。
一方で、トラップに陥っていて、気を付けないといけないと感じたのが、
⑤、⑥です。

詳細はしっかりまとめて次回書きたいと思います。
例えば、僕が陥っている⑥のトラップはどのようなものかと言えば、
今は予定がいっぱいだけど、3か月後などの未来はいまよりもずっと時間があると楽観的に思ってしまうというトラップです。実際にスケジューラーを見ると割と空いている。
そして、頼まれた未来の予定をイエスと軽く返事をしてしまい、近づいてきてしまった!いろいろ入れすぎた!となってしまうということが良くあります。

幸福や、時間という目に見えにくいものを、再度見直す一年にしたいと思います。次回は具体的に自分が時間に対して工夫をしていることと、目下タイムトラップにはまっているので、対策していくことをまとめたいと思います。

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林 宏昌(リデザインワーク・スキルキャンバス代表)
経営戦略、人事戦略、働き方について、自身の経験を通じて得た気づきや学びを書いていきます。フォローしてもらえると喜びます! リクルートにて営業→経営企画室長→広報ブランド推進室長→働き方変革推進室長→リデザインワークを創業+ベーシック取締役COO+情報イノベーション大学客員教授