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あなたの知らないフリーランスチームの世界

転職しようと考えアレコレ調べていくうちに「フリーランス」という選択肢が頭をよぎる…そんな人が増えています。フリーランスチームを企業に提供する弊社にも、昨年くらいからぐっと「フリーランスはじめました」という方からの問い合わせが増えました。「フリーランスになったものの孤独を感じる…」「フリーランスでチームってどういうこと?」今日はそんなあなたの知らないフリーランスチームの世界をリアルな声たっぷりにご紹介します。
申し遅れました、フリーランス×チームの働き方 ナラティブベースのハルです。フルリモート組織を10年以上運営する中で見えてきた知見や視点からオピニオンをお届けします!どうぞ最後までお付き合いください。

安定のない時代の多様な不安

リモートワークの浸透や副業解禁など働き方の多様化がどんどん加速し、社内も業務委託含め色々な契約で働く人が増えていると感じている人も多いでしょう。「ポストコロナの働き方なんていつ来るんだろう?」つい最近まで持っていたモヤモヤした感覚も立ち消えはじめ、今年はより一層、多様な働き方を目の当たりにし、自分ごととして考える・受け止める必要が出てくるでしょう。そして、働き方において多様であることが当たり前になるのも、そう遠い未来の話ではなさそうです。

そんな過渡期の今、感度が高くアクティブな人ほど自分にあった働き方を積極的に探し模索しています。はじめは転職活動をしていたものの「転職」に絞らずもっと広く捉えて考えてみようという流れで「フリーランス」になるという選択肢を選ぶ人も増えました。一昔前までは、〈会社員をやめる=安定を捨てる〉という公式でしたが、そもそも会社員自体が安定しているとは言えない時代には、どこでどう働いたって種類の違う不安を持ち合わせるわけで、その不安と自分がどう向き合うか?どう対策するのか?という発想を持たないと、本当の意味では自由な働き方を選べるようにはならないのかもしれません。

フリーランス=専門職でないとダメ?

さて、弊社にはワーキングマザーのフリーランスが多く所属していますが、これは子育ても含めたライフステージ変化に待ったなしで自ら働き方改革に動き出した人たちがかなり前から集まってきたためです。(国の異次元級に遅い対策を待っていても仕方ないので…)
かつては専門職が中心だったフリーランスも今や多様化し特定の職能がないと独立できない、稼げないというものでもなくなっています。弊社の役員の我妻が書いた以下の記事では、あえてジェネラリストから会社員を辞めた自分の経験やフリーランスチームに加わってからの生き方の変化を振り返り、そんな働き方を『非専門職系フリーランス』と名付けています。「境目を曖昧にする」という表現もとってもよくわかる。わたしはこの表現が大好きです。

個人完結を求めない「チーム」という仕組み

専門職フリーランスはひとりでその道のプロであることが前提です。それゆえ、役割や責任範囲を明確にして業務委託をうける個人完結スタイルです。一方、弊社が提供するフリーランスチームは、チームで価値提供するので個人完結しないスタイルです。しかもお客様の課題やリソースに合わせてお客様側のチームの一部を補うので、お客様とも、仲間とも、あえて「境目を曖昧にする」ということになります。はじめはこのスタイルは馴染みがなく受け入れられづらいことも多々ありましたが、長年この「フリーランスチーム」にこだわってきたのは、そこに、個人で完結しない仕組みだからこそ生まれる価値があったからです。簡単にいうと、個人完結をやめることで、補い合いが生まれるし、そこで学び合うチャンスがあり、それぞれが成長する。そしてフリーランスであることから、その成長の方向性は、他でもない自分が決めることができる。

補い合うから学び合える
学び合えるから成長する
成長の方向を誰かではなく自分が決める

フリーランスチームだから起きること

フリーランスチームでは得意なことや経験はそれぞれに違いますから、それが単独で稼げる専門性を持つかよりも、組み合わせて力を発揮できるかが勝負ですし、結果それが全体(チームとお客様両方)の成長、成果につながるのです。

フリーランスチームで今、起きていること

さて、それではここからは少し、弊社のメンバーのnote記事も紹介しながら、そんなフリーランスチームの世界(?)の体験談をご紹介したいと思います。

体験談(1)自分の中で完結しないを初体験

「控えめにいって、会社で社会でこういった経験はしたことがありませんでした。」

 みよまいさん

会社員時代のときは、自分で判断するのがあたりまえだったとういうみよまいさん。「自分で判断し報告する」というアウトプットスタイルが身についていました。フリーランスチームに加わって、むしろ「抱え込まずに共有して」と全く違ったアウトプットを求められ、はじめは戸惑っていたそうです。しかし、モヤモヤや困りごとは自分で考えるより共有を優先することで「誰かの課題」ではなく「チーム全体の課題」となり、判断が遅れない上、互いの成長につながることを実感しました。


体験談(2)ロイヤルティが発動しない辛さから脱却

「自分の仕事がどうクライアントに役立っているのかわからない。
フリーでも自分のスキルを活かしながら一緒に走れる仲間を見つけたい。」

Emikoさん

フリーランスになって最初の半年は「いくらお金をいただいても心が満たせてない」と暗闇モード全開だったというEmikoさん。会社員時代より「社内」や「クライアント」との距離ができたことで、自分の仕事がどうクライアントに役に立っているのかわからないことがこんなにつらいのかと組織や仕事にロイヤルティが発動しない辛さを痛感したそうです。これはよくフリーランスになったときにあることですが、よりよく働きたいと考えているのに「仕事」があればそれでいいのか?という疑問にぶち当たる。でも違う。やはり「仲間」がいて、そこに「成長」があるから、しあわせに働けるんですよね。そんな気づきをフリーランスチームで再発見できてよかった…。


体験談(3)未知のことにチャレンジし言語化

「自分を語り、苦手や短所を外在化することで、新しい自分の魅力に気がつき、とらえ方が変わった。」

愛さん

フットワーク軽く、移住を繰り返しながら自由に働くエンジニアでフリーランスの愛さん。得意なこととは別に、できるかどうか未知数なことにもチャレンジしてみたいとフリーランスチームに加わりました。はたらかみるとなんでも器用にこなす愛さん、実は「器用貧乏というコンプレックス」があったそうで、そんなお話を個人ミーティングと呼んでいる今後のキャリアをざっくばらんにお話いただく場でわたしに告白してくれました。新しいチャレンジの中で感じていることを自由に語って(ナラティブ)もらいなら、「周りの人たちとは違っている特別な魅力や個性を「短所」と思い込んでいるだけかも。」と気づき、別の言葉に言い換えることで、見事30分で次の道筋(ストーリー)を発見し、次のキャリアにつなげています。


体験談(4)出会いを通し「自分が出せる価値」を考える

「自分にはどんな価値が出せるを毎日考えるようになった。」
「尊敬できる人にたくさん出会えた。」

らっこさん

最後は自らの模索を果敢にブログに綴り続けているらっこさん。昨年11月に15年間の会社員生活を辞めフリーランスに転身。見えてきた世界についてnote記事に綴っています。その中でも印象的なのが「自分が出すべき価値について毎日考えるようになった」という一文。仕事なんだから当たり前と思われる方もいると思いますが、これがどうしてフリーランスになると痛いほど突きつけられるのです。そしてチームで働くとなおさら、チームメンバーを鏡にして背伸びしながら自分の価値を考える。出会いがあり、自分の価値を考えさせられる刺激がある、フリーランスチームの醍醐味です。


さて、5人の様々な角度の声、実体験から、「フリーランスチーム」という働き方についてご紹介しました!

これから生まれる多様な働き方、個人と組織の新しい関係性については、まだまだ環境や仕組み、法整備も追いつかないところもありますが、組織・個人の意識や行動が同時進行的に変化して行くことで、よりよくなっていくことを願います。そしてその一端を自社ナラティブベースでも担っていきたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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