見出し画像

書道教室、座禅会、冒険家~~自分にぴったりの副業を探す

世の中、空前ともいえる副業ブーム。でも、「副業といっても…」と尻込みしてしまう人がほとんどだと思います。そんな人たちにうってつけのイベントが開かれました。日本経済新聞社は30日(月)、COMEMO Business Night Out「パラレルワーク・ディスカバリー Vol.1~あなたにぴったりな副業と出会う」を日経本社2階SPACE NIOで開催しました。

働き方改革の一環で「副業」への関心が高まるなか、社外で第2の仕事(パラレルワークやライフワーク、副業)を探したいという人が増えています。一方で「どんな副業があるのか分からない」「自分に向いている副業とは」といった悩みもあるようです。今日のセミナーでは副業を実践しているパラレルワーカー達の話を聞きました。

© yamadayutaka

モデレーターは『仕事に殺されないアナザーパラダイスの見つけ方』(フォレスト出版)など、なんと67冊(!)の著者でライフワーク・クリエイト協会の潮凪洋介さん(右端)。パネリストは下村さきさん、河上純二さん、矢加部英達さん、のお3方です。

下村さん(右から2人目)は、芸能活動後に始めたのがライター。小さいことからずっと日記をつけるなど、書くことが好きだったからだといいます。しかし、会社勤めの傍ら、ライターとして月100本の連載を抱えるなどした結果、体調を崩し、会社をやめる決断をします。そこで派遣社員として働く道を選び、自分の本を出版するに至りました。ご自身の経験から、下村さんオススメの副業は、ライティング。理由は「始めやすいから」。何も高いセミナーに通う必要はなく、自分が目指す記事を見つけ、なぜ読まれているかをよく調べることからはじめるようアドバイスします。

河上さん(右)は、丸井をへてIT(情報技術)業界に。映像関係の副業を始める一方、仲間と溜まることができる場所を求めて、9人でお金を出し合って東京・麻布十番に飲食店をオープンしました。河上さんはご自身の副業への取り組みについて「社内の立ち回りがうまかった」と振り返ります。さらに「もう1枚名刺を持っていると、仕事の幅がぐっと広がった」との経験談も。河上さんはさらに、「パラレルワークがやりやすい転職先を探すと良い」とアドバイスしていました。

矢加部さん(左)は、会社の先輩に誘われアパレル業界の人材紹介の副業を開始したそうです。副業の実感を「パラレルがパラレルを呼ぶ」と語る通り、マクロビオテックカフェ、ショップ出店コンサルタントなどを手掛けました。このほか、メンズ恋愛コーチング、結婚相談所、ブローチ製作販売、舞台演出プロデュース、カフェカー出店、イベントプロデュースなどパラレルワークを実践しています。「パラレルワークがきつかったということはあまりない」といいます。

潮凪さんは、「自分が好きなことに出会う」ことが重要だといいます。自分と向き合って、本当に好きなことに気付く。それには、まず休むことが重要。週末に休んで、きちんと遊ぶよう提案しています。

© yamadayutaka

続いて、カードを使ったワークショップで副業についての考えを深めていきます。机上に伏せられたLDカードを2枚選んで表側にし、そのカードの組み合わせを「どうやってサービス化するか」を考えてグループで発表します。はじめたは皆さん、おずおずしていましたが、すぐに打ち解け和気あいあいに。

© yamadayutaka続いて、1番好きなカードを選び、コラボ出来そうなものをカードで2つ選び、そこで生まれた世界に1つのパラレルワークを発表するというワークショップに。ごくごく一端をご紹介すると…「主軸となるのは合コンセッティングサービス。あと好きなのは英会話レッスン、音楽。音楽は、カラオケ合コンとかもありかな」「メーンは書道教室。海外にも興味があり、旅行会社と提携してツアーを組む、座禅会とかも。子供の時の夢を思い出して通訳も」

「僧侶。仏教を集大成として、即物的ではない仏教的な健康サービスを展開したり、仏教視点のジャーナリズムを考えたい」こんな感じです。この後は同じフロアのタリーズで恒例の懇親会。ワークショップより、さらに盛り上がりました。

「パラレルワーク・ディスカバリー」、次回は9月12日に開催します。お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?