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"コミュニティづくり"に関わる方に是非読んで欲しい!オススメの3冊 vol.3

今月も「"コミュニティづくり"に関わる方に読んで欲しい!オススメの3冊」の第三弾として、3冊の本をご紹介させていただきます。

コミュニティづくりのコミュニティ"コミュつく"というイベントシリーズで、コミュニティづくりのプロフェッショナルな皆さんをゲストにお迎えし、コミュニティ談議をしてきました。コミュつく!にご登壇してくださったゲストの皆さまが書かれた著書の中から、今回も3冊を紹介させていただきます。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 (著者: 伊藤羊一 / SBクリエイティブ)

Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長であり、今年4月には武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)学部を開設し、学部長に就任した伊藤羊一さんによる「伝える技術」をこれでもかと言うくらい分かりやすく伝えた50万部突破のベストセラー。専門家が就活をする大学3年生に薦める9冊にも選ばれており、幅広い世代に読まれる名著です。

自分の考えを論理的に、そしてシンプルに伝える方法を分かりやすく解説している1冊。そもそも人は相手の話を80%も聞いていないという前提のもと、いかに相手に自分の主張をしっかりと伝え、理解してもらい、そして動いてもらうかを考えることが大切です。そのためのコミュニケーションの方法、プレゼンテーションをどのように組み立てるか、そのロジックが分かりやすい例を挙げながら書かれています。本著に書かれている根拠と主張のピラミッド構造を理解することでシンプルに分かりやすく伝えることができるようになります。

伝える技術はイベントの進行はもちろん、コミュニティ活動において自分の想いをしっかりと伝え、仲間を巻き込んでいく上でもとても大切です。生きていく上で重要なエッセンスの詰まったオススメの一冊です。


ファンベース──支持され、愛され、長く売れ続けるために  (著者: 佐藤尚之 / ちくま新書)

"ファン・企業・社会により多くの笑顔をつくること”を目指し「ファンベース」を中核に据えたマーケティング事業を展開するファンベースカンパニー 取締役会長兼チーフファンベースディレクターであり、コミュニケーション・ディレクター 佐藤 尚之さん(さとなお さん)による、ファンを軸にして事業を成長させる"ファンベース"というアプローチについて書かれた名著。

企業やブランド、サービス、商品が大切にしている価値を支持する"ファン"を大切にすることで、短期的ではなく中長期で企業の価値向上や事業を成長させていく考えについて丁寧に書かれています。また、ファンをコアファンにし、LTVを上げていくために如何に「共感」「愛着」「信頼」を高めていくのかについても詳しく書かれています。

また印象的なのは、「ファンベース」のアプローチはとてもポジティブであるというメッセージ。ファンと一緒に企業や商品、サービスの価値を上げていくことに喜びを感じて動いていくことは、良いアウトプットにもつながりとても大切な考えである。

キリンビバレッジ 麦茶 moogy(ムーギー)はファンベースの考えをもとにファンとのつながりを大切にしたマーケティングを導入しファンの共感を生むアプローチを手掛けていると言います。

さとなお さんのファンベースのアプローチは、コミュニティを醸成していく上でもとても参考になる。特にビジネスコミュニティをつくっていく担当者には是非読んでいただきたい1冊です。


投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略  (著者: 藤野英人 / ダイヤモンド社)

日本で最大規模の日本株アクティブ投信であり、顧客や投資先と触れ合う場やコミュニティーを重視している"ひふみ投信"の最高投資責任者(CIO)である藤野英人さんによる人生の目的、人生戦略について書かれた名著です。

タイトルだけ見ると、金銭的なメリットを得るためにどのように投資していくかを学ぶ本のように思う人もいるかも知れませんが、この本は”生き方"を学ぶ本なのです。これからの時代は、自己投資する以外はあり得ないというメッセージを軸に、お金だけではない投資の本質を学び、生き方を学ぶことが出来る一冊です。

また本書では、投資家流アウトプットとして「旗を立てて人前に出る」ことの重要性について書かれています。旗を立て、伝えていくことはまさにコミュニティ思考に通じる考えでもあり、コミュニティに関わる人にも伝えたいメッセージです。発信する人にヒト・モノ・カネが集まってくるということをロケット事業を手がける堀江貴文さんの事例を挙げながら分かりやすく説明しています。

不確定なこの時代においての生き方、考え方には、コミュニティ醸成のヒントも多く詰まっています。是非手に取っていただきたい一冊です。


今回は、コミュつく!の第17回目までにご出演してくださったゲストが書かれた著作の中から3冊ご紹介させていただきました。コミュニティづくりに関わる皆さまにご紹介したい名著が数多くありますので、引き続き紹介していきたいと思います。

(毎回書いてますが)最後に私と河原あずささんの共著書「コミュニティづくりの教科書」もコミュニティに関わる方にとっては参考になるポイントを盛り込ませていただいていますので、手に取っていただければ嬉しいです!


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