『information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美』展から考える、クリエイティビティと脳の使い方
サントリー美術館で開催されていた「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展に行ってきました!
nendの佐藤オオキさんが企画をした展示会。
コンセプトが大好物であり、クリエイティビティを刺激してくれる展示でした!
予告動画も素敵です。
左脳と右脳でたのしむという視点について、どう仕事にも繋げられるかという視点で書いていきます。
右脳と左脳それぞれの役割について
まず、一般的に言われることですが、
左脳:論理思考が得意
右脳:直感的思考が得意
が得意という解釈をしています。
自分が展示会をまわりながら、左脳と右脳の役割については下記のように整理しました。
左脳
機能
手順
背景
を言語化+数字化+構造化
⇅
右脳
空間
形
色
を見る+視る+観る
この左脳と右脳を往復することで、物事を観察する解像度をあげて、創造的な思考をすることにつながるのだと感じています。
こちらは左脳でたのしむの展示
言語と構造化された図解で、展示の解説がされていました。
仕事で左脳と右脳の両脳使いになるためには?
仕事でも、左脳と右脳の使い分けを楽しみたい・・・と思いながら、そこまで脳に気を配る余裕はありません。
そこで、自分が有効的だと考えており、もう少し意識的にやってみようと考えているのが、「ツールによって脳を使い分ける」ということです。
ツールによって、働きやすい思考モードは違うと思うのです。
左脳で思考するツール
・Excel・Spreadsheet→数字で考える
・メモ帳→言語で考える
右脳で思考するツール
・真っ白なノートとペン→空間に自由に描いて考える
・ブレストカード→強制的に創造モードで考える
されに時間の制約条件を入れ込んでみる。
25分右脳で考えて、5分休憩、25分左脳で考えて、5分でまとめる。
この思考モードのコントロールは明日の仕事から活用してみようかなと思っています。
休憩の仕方でも工夫ができるのでは?
休憩する時も、どちらの脳に刺激を与えるかを考えてみて、脳を活性化できないかと考えています。
右脳を刺激する休憩
・音楽を聴く
・絵画を眺める
左脳を刺激する休憩
・本を読む
・書いて振り返りをする
休憩すらも工夫して生産性をあげていきたい。
ビジネスデザイナー濱口さんの右脳と左脳の使い分け
ビジネスデザイナーの濱口さんは、人が最も創造的になる思考モードを、ストラクチャードカオスと表現しています。
そうすると、真ん中のゾーンが実はスイートスポットになるんですね。それを、ストラクチャードカオスと1998年に名付けたんですね。構造的、でも混沌。普段人間の頭って、こういう瞬間ありますよね。何となくロジカルに考えてるけれども、でも直感も入ってるという。実はこれがスイートスポットなんです。で、これが一番クリエイティブな状態です。
創造性を最大化する「スイートスポット」を発掘することは、仕事を楽しんだり、成果を出すためには重要だと思っています。
人それぞれ違う部分があるはず(職種によっても)なので、自分の脳と向き合いながらチューニングすることが大切だと考えています。
直感と論理をつなぐ思考法も、左脳と右脳の両方をバランスよく使って、クリエイティビティを最大化する考え方が紹介されていてオススメです。
脳の使い方に関するまとめ
自分がクリエイティブであるか?に悩むより、クリエイティブな思考モードを意図的につくる努力をした方が良いと思っています。
クリエイティブな思考モード
=左脳と右脳を往復して考える
右脳と左脳を往復する思考を活用することで、どんな領域の仕事も創造的にできる余地があるのではないでしょうか?
身体も左右のバランスをとることが大切なように、脳も左右のバランスをとることで健康的になるはず。