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「貧すれば鈍する」に陥らないために。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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なぜか、AI判定か何かで18歳以上向けコンテンツ扱いになってしまったのですが、別にアダルトな内容にはなっておりませんw


さて、今回のテーマは「節約とは」です。


まずはこの記事。

鶏卵、という商品を起点にして、日本の小売りの現状や、はたまた消費者のマインドセットまで広く扱われていて、とても分かりやすい記事でした。

そして、ボクが最近感じている課題感にもつながっているな~と思いました。


日本はとにかく「安い国」になりました。

めちゃくちゃ安い。何もかも安い。

狂気を感じるレベルで安い。


そして、「安いことは正義である」と、消費者だけではなくて売り手も考えすぎているように感じてなりません。

たしかに、値段が安ければ買い物はしやすいでしょう。

でも、本当に価値あるものが正しい金額で売買されないのはどうなのかな、と思います。

あるいは、正当な対価が生産者や中間にいる様々な業者に支払われないのは、大きな問題でしょう。

当たり前の話なんですけれど、「じゃあ値段を上げましょう」って話にはならないんですよね。

多分、「意味あるものに正当な対価を払う」ということを、日本人は忘れてしまったのでは?と思っています。

(日本人って主語でかいですけど、ここではあえて言い切ってしまいましょう)


友人であるBrandon Hill さんが、とても興味深いBLOGを書いてます。

(日本語なのでご安心を!)



アメリカでは、モノの価格にしっかりと人件費が乗っていて、コストが回収できる仕組みになっているそうな。

そして、労働者はコストに見合った仕事しかせず、それ以上のことを求められたら当然のごとく追加のフィーを要求するそうな。

文面だけ見ると、当たり前のことに見えるのですが、なぜか日本の様々な労働環境においては「値段に見合わない過剰なサービス」を求めているように思えてなりません。


ある方が講演でおっしゃっていたエピソードが非常に印象深かったので紹介しましょう。


「アメリカに長く住んでから日本に戻ってきて驚いたことがある。

まず、牛丼が安くてうまい。あの値段であの味が楽しめるなんて奇跡だ。

そして、もう一つ驚いたのは、店内でスタッフに食ってかかっているおじさんがいたこと。

その怒りの理由が「なんで割りばしから塗り箸に変えたんだ!食べにくいじゃないか!」という、完全な言いがかり。

たかだか数百円払ってるだけのくせに、文句を言う権利があると思えるところがすごい。

さらに驚いたのが、そうやって理不尽に怒り狂う客(とも呼べないクレーマー)に対して、スタッフが「申し訳ありません」と謝っていたこと。

こんなの、全然仕事として割に合わないですよね」

とある講演会で紹介されたエピソード


なんか、めちゃくちゃ納得感ありますよね。

そういう場面、本当によく目にします。


日本人の平均所得は全然上がりそうになく、値上げがしにくい状況でしょう。

得られるお金が増えない結果として、節約志向がどんどん進んでいるように感じます。

その一方で、「金は払いたくないけど、できる限りいい思いをしたい」という、一部のあさましい根性の人が、上記のような行動に出てしまうのではないかと思います。

「貧すれば鈍する」という言葉が昔からあるように、あまりにも貧しくなってしまうと、心まで貧しくなって思考も行動も残念な状態になりかねません。


ここで大事なのは、「自分がコントロールできる部分に集中する」というマインドセットではないかと思います。

所得アップを目指す、というアプローチに振るのもいいし、もちろん節約に精を出すのもいいでしょう。

そして、何より大事なのは「心を豊かにするためには何が必要なのか」を自分自身に問いかける習慣をつけることではないかと思います。


「幸福の解像度を上げる」とボクはよく表現するのですが、「自分はどんな時にご機嫌になるのか」を知っていると、自分をご機嫌にするための行動をとりやすくなるのではないでしょうか。

自分をご機嫌にするためにお金が必要なら、ご機嫌にはつながらない部分で使っているお金を節約して回せばいい。

あるいは、ちょっと時間に余裕があればそこで稼げる手段を考えればいい。


状況を嘆くだけではなくて、自分ができる行動を考えるだけでも、未来は明るくなるんじゃないかなって思います。



ちなみに、ボクをめちゃくちゃご機嫌にしてくれる超安上がりなアイテムがこちら。
今回のトップ画面で手に持っているのがこのまごの手です!

この孫の手、マジで使い心地最高。おすすめ。
長髪の先端が背中をつつくので、よくかゆくなるんですよね。





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