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「体育会系」に対するボクの考え。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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まずはこの記事。

以前にもCOMEMOで思いっきり書いたことなんですけど、ボクはほんとーーーーに「体育会系」って言葉が苦手です。
アレルギー体質と言ってもいいくらいに拒否反応が出ちゃいます。
もちろん、スポーツ競技を真面目にやっている人を非難したいわけではありません。「体育会系」という名のもとに、暴力的な言動への賛同を強要する連中が嫌いなだけです。

ちなみに以前書いたnoteはこちら。


「体育教官の中には過度に暴力的な人物が含まれている」ということは、昭和に中学〜高校時代を過ごした人にとっては、ある程度共通認識となっているのではないかなと想像してます。
体育教官っていう暴力人種が校内には蔓延り、気に食わないとすぐに殴る蹴るを繰り返す。
なんであんな野蛮人たちに教員免許を与えるんだろうかと、とても不思議に思っていました。

剣道の顧問が生徒を殺したこの事件を思い出す方もおられますよね。
法的なことは別として、これは完全に「殺した」という言葉がピッタリだと思っています。


「最近はなんでもハラスメントって言われるからやりにくい」って話をよく聞きますけど、暴力的な振る舞いで他人をコントロールしようとするとか、ちょっと正気の沙汰じゃないと思うんですよね。
「学級崩壊を防ぐには、体罰も必要だ」って人もいるかもしれませんけど、「学校なら生徒に暴力振るっていい」って考え方、やっぱおかしいと思うんですよね〜〜。
もしかして、そうでもないのかな。
こんなポストをして、なかなかに燃えておられた方もいらっしゃいましたね。

この考え方と危険な体育会系が組み合わさると、最終的な刑罰の執行までが行われてしまうエコシステムが完成します。ひー恐ろしい。


ちょっと横道に逸れましたね。

「自分は体育会系で育って、そこでしっかり礼儀作法を身につけた」っていう方もおられます。
それは素敵な体験だと思います。
ただし、それが本当の意味での礼儀作法であれば、ですけれど。
誰もがお互いを敬う、師となる人は手本となるように振る舞う、ということも含めての礼儀作法が身についているなら、めちゃくちゃ素敵なことです。
でも、「ルールを外れると殴られる」というようなものは、礼儀作法とは呼ばないと思うんですよね。
礼儀作法の習得に、暴力は不要だと思います。

ちなみにボクは空手の黒帯ですが、空手を暴力とは思っていません。
あくまでもルールの中で競うものであり、心身を鍛えるには非常にいい武道であると思っています。
格闘技や武道を暴力的だと思う方もおられるでしょうけれども、本質は全く違うというのがボクの考え方です。

もしかしたら、軍隊なら暴力も含めたマネジメントも必要かもしれません。
何せ命のやり取りをするわけですから、狂気を纏っていないと戦場では生き抜けないでしょう。
そのために、暴力による支配を徹底するのは、時と場合によっては必要かもしれません。
でもまぁ、平時の社会においては、暴力を使う人員管理はあんまし適してないと思うんですよね。

日本はまぁまぁ階層社会で、大抵の場合年齢(もしくは入学・入社年度)でしっかり順位づけがされて管理されることが今でも通っています。
そうなると、「早く生命体として機能し始めた」ということが「他人を支配できる権利を手にする」というヘンテコな事象が起きたりします。
能力などは関係なく、単に時間的に先行していることが最重要項目になるわけです。
これ、本当に厄介だなと思います。
ビジネスパーソンとして尊敬に全く値しないような人間が、先輩ってことで後輩に無用な圧力をかけるとか、生産性向上の大いなる阻害要因になりますよね。
そういう関係性を「体育会系」ってまとめて呼んでるのが、ボクとしては本当に不快なんです。

日本も、最近はジョブ型雇用を導入しようという動きが出てきています。
これは「何をすれば評価に値するか」を明確にした上で、成果に対して報酬を支払ったり昇給したりする制度であるとボクは認識してます。
資本主義社会におけるビジネスというゲームにおいては、こっちの方が理にかなっていますよね。
生存期間に応じて給料が変動するとか、やっぱり謎すぎるのです。

今回取り上げた記事の著者の方は、自分のやり方が間違っていたと認識なさったようです。
過去の成功体験を忘れるのは大変なことだったと思いますが、今の日本の教育や指導の場で、暴力は絶対に肯定されてはならないと思います。
アンガーマネジメントについても触れられていましたが、怒りに任せた行動は人を萎縮させることはあっても育成することには繋がりにくいと思います。
体育会系を標榜するリーダーの方々は、ぜひとも考え方をアップデートしてほしいと切に思います。

今回紹介した松井さんの本はこちら。

ボクの頭の中に興味がある方は、こちらをどうぞ。


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