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ツアーが続々とキャンセル・縮小されている

Jennifer Lopez等大御所アーティストをはじめ、Lil Durk等いわゆる人気若手なども去年から今年にかけてツアーをどんどんキャンセルしていること、そしてIce SpiceやWaterbombなど一見バズコンテンツに見えるものもチケットの売れ行きは悪いことが前から話題になってる。再生数=チケット販売では全くない


特に2022年前後のいわゆるロックダウン後のツアーラッシュに比べると客側も相当熱狂的ファンでない限り気軽にライブに出費しなくなってきている一方、ツアーにかかる人件費も諸々のコスト、VISA費もどんどん値上がりしてる。ローリンヒル等のレジェンドまで売れ行き低迷を理由にツアーを中止している。

SNSでは大人気ラッパーのSexyy Redでも、一部地域を省いてチケットの売れ行きが悪く公演キャンセルになった。ライブへの信頼やアーティストとしての積み重ねがないまま、レーベルが「バズってる」アーティストを大きな箱に送り出す昨今のトレンドが問題として提起されている。

元LOONAのChuuのアメリカソロコンも、平日公演や1ヶ月前ギリギリの告知、そして高いチケットの値段などでライブ本番の二日前でもこの売れ行きだと、ファンの間でも大きな問題になった。

ツアーをキャンセル、規模縮小するアーティストが増えているが、裏では様々な社会事情が影響していることを知る人はあまり多くない。音楽業界は「うまくいっている」ように(欺瞞であっても)見せることで成り立っているような側面もあり、苦難ややむを得ない経済的問題などはほとんど語られない。だからこそ何度も同じ問題が繰り返されたり、ファンの理解を得られないままになってしまう。



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