新型コロナウィルス”後遺症”にご注意を。

先月、新型コロナウィルスに感染したことを前のnoteで書いた。

で、感染から1ヶ月経過した今まで、いわゆる「コロナ後遺症」に苦しんでいたことを報告させていただく。

僕の場合、発熱がなかったのでいつが発症か正確にはわからないのだが、咳が突如で始めたの4月2日として。PCR検査で陽性反応が出たのは4月5日。そこから隔離が始まって、ホテル療養が4月12日まで。発症から10日経過後で、もうウィルスを排出しないということで自宅に戻った。

普通に考えれば、それでもう健康体になると思うでしょう。違うのだ。新型コロナウィルスの場合、ウィルスが消えても身体の痛みは消えなかった。

これは人によりけりなんだと思うが、僕は、咳が全く治らなかった。
そして、息苦しい。身体がだるい。すぐ疲れる。
時々、視線の端っこあたりで星が飛んでいたりする。

やらなければならない仕事も、やる気が起きない。長時間仕事ができない。
これはつらかった。でも外でそれを言うと心配されるから、あまりおおっぴらに言えない。ただ大学で授業していると、100分たつときには完全にバテている。
僕の授業は、僕が話すのなんて10分くらいしかない。立って学生たちと向き合っているだけでバテるのだ。

退所(4月12日)から3週間、その状態が続いた。
咳が出ないと思ったら翌日またぶり返したり、ちょっと元気になったと思ったら翌日は寝込む。
いったいなんなんだこれは?と思ったら、ちょっと古いがこんな記事があった。

いや、これはもう、本当にそうなのよ。つらいのよ。やる気ないのよ。この状態、もっともっと知らせなければ、と思い見てみると、ここにもこんな記事が。

そしてYouTubeでもこんな動画を発見した。ウクライナ関連報道で最近僕がお気に入りの「テレ東ワールドポリティクス」の豊島晋作さんがコロナになった話も、僕のケースとほぼ寸分違わず同じような症状だった。これは1年前くらいの動画だ。

(21:45くらいから後遺症の話になります)

もちろん、症状と同様、後遺症も人それぞれ、軽重ある。
無症状の人もいれば、もっと重い症状の方もいる。だから一概には言えないが、多分これは言えるのは、

「新型コロナウィルスは、ウィルスが体内にいる時だけ体調が悪くなるのではなく、身体を壊して去っていくので、後遺症が残る」

ということなのだと思う。そして壊すのは、僕や多くの人にとっては肺なのだ。
だから咳も出るし、息切れもするし、疲れると。頭の酸素が回らないから思考力が減退すると。
療養中でもその後でも、肺の状態は同様に傷んでいた、ということと思う。

で、それがどこまで続くのかも人それぞれ。
僕の場合は、ゴールデンウィークに入った4月29日から3日連続で、ほぼ何もせず寝続けた。そうしたらだいぶ回復し、本日現在では咳も全く止まり、息切れもせず、疲れもだいぶ取れてきた。健康体というのはこういうものか!という感じだ。まだ安心はできないが、ここ3日ほどで劇的に改善しているから、ようやっと状況が変わってきた、ということだろう。

発症から1ヶ月、隔離終了から3週間経ってようやっと「新型コロナウィルス感染症」は完治した、ということと思う。ウィルスで人に感染させる症状は発症後10日として、完治は別なのだな。

そこは、もっと世の中に知ってもらわねば、と思いこの記事を書いた。
新型コロナウィルスは、ウィルスが身体から出てからも症状は残る。それを後遺症というが、違うのだ。完治するまで、時間がかかる、ということだ。

かかった方も、まわりの方もぜひ、ご留意ください。

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