成功するフリーランスは、〇〇をしない!経営者が考える、依頼が殺到するフリーランスの3つの条件
「仕事は絶えないものの、私生活も充実していていつも楽しそうにしているフリーランス」
「営業をするのに必死で、いつも忙しそうなフリーランス」
この違いは、なんなのでしょうか?
僕と私と株式会社は、メンバーのほとんどが業務委託であり、フリーランスとして働くメンバーも多い会社です。だからこそ、フリーランスの方からもよく相談をもらいます。
今、フリーランスという働き方を選ぶ人が増えています。
これにはコロナ禍でリモートワークが普及し、在宅で働ける仕事が増えたという社会的背景も関係していますが、若者の間で「自由な働き方」や「ワークライフバランスを重視する」傾向が広まっていることも関係しているでしょう。
▼24年11月からはフリーランスの働き方を守る「フリーランス新法」が施行されるなど、働き方の1つとして、より認められるようになっていることも分かります
ぼくわたで働くフリーランスのメンバーも例に漏れず、業務委託として複数社で働いたり、単発で仕事をしたりする傍ら、海外を飛び回り、自分の趣味に没頭するなど、それぞれが人生を謳歌しています。
一方で、このようなフリーランスはいわゆる「成功するフリーランス」。実際に安定した収入を稼ぎ、思い描いていた理想の生活を実現できている人は、まだまだ数が少ないのではないでしょうか。
今回はそんな「成功するフリーランス」の3つの特徴を、経営者視点でお話ししてみます。
1.成功するフリーランスは、「信頼」を失わない
仕事が絶えないフリーランスの特徴として、「信頼」は重要なキーワードです。信頼のあるフリーランスはリピート率が高く、知人の紹介などで仕事が回ります。
信頼できるフリーランスは、大抵下記のいずれかのケースに当てはまります。
書籍や有名記事の執筆など、わかりやすい実績があれば直接信頼へと結びつきますが、駆け出しの方であれば、まずは②を徹底することをおすすめします。
発注する側にとって、もっとも怖いのは、仕事の途中で連絡が取れなくなり、期日に納品物が間に合わなくなることです。
逆に報連相をしっかりとする、即レスをするなどの細かなフォローができるフリーランスには、安心感のある仕事ができるという「信頼」が集まっていきます。
また、こうした信頼の高いフリーランスは紹介によって仕事を獲得しています。
発注する側は、できるだけ安心感のある人物と仕事をしたいもの。そのため、知り合いに「良い人いない?」と聞くケースが多くあります。
そんなときに紹介する人物の顔として思い浮かぶフリーランスになることができれば、自然と仕事は生まれてくるでしょう。
2.成功するフリーランスは「相場」で価格を決めない
経営者や発注者の視点で物事を考えられるかどうかは、フリーランスに限らずビジネスにおいて大事なことです。
「経営者や発注者の視点で物事を考える」とはつまり、自分軸ではなく他人軸で自分の価値を見極められるかということ。
例えば、フリーランスは自分で自分の価格設定を行いますが、その際に自己中心的な判断をしてはいけません。相手が感じている価値に対して高すぎる値段設定をすることは、リピート率の低下に繋がり、結果的に自分の首を絞めてしまいます。
主に価格設定のやり方には下記の3つのパターンがあります。
自分の価値で価格を設定する(費用対効果)
相場に沿って価格を設定する(相場的考え方)
時給換算して価格を設定する(時給的考え方)
もっとも理想的なのは「自分の価値で価格を設定する」やり方です。自分の得意領域を言語化し、それを体現した働き方をしているフリーランスは、双方にとって納得感のある金額で仕事をしている印象があります。
しかし、②の「相場がこのくらいだから」と価格を決めるやり方は危うさを孕んでいます。その相場は仕事に求められる難易度やリピート率が異なるさまざまフリーランスがいるなかでの平均値であり、その金額が妥当かどうかは依頼主によっても、フリーランスによってもまったく異なるからです。
もちろん、「高く値段設定をするのが悪い」というわけではないのですが、「値段が高い理由を作れているか」を意識するようにしましょう。
3.成功するフリーランスは「キャパオーバー」しない
最後に、自分のキャパシティを把握してコントロールすることができる人。これは信頼にも繋がりますが、いつでも100点の仕事ができる人とも言えます。
フリーランスは自分で営業をしなければならないぶん、忙しいときとそうでないときに差があります。これが自分のキャパシティ内であれば問題はないのですが、キャパオーバーを起こしてしまい、すべてのクライアントへの仕事が80点になってしまう場合があるのです。
特にやりがちなのは、たくさんの依頼を引き受けた人が、数ヶ月後に仕事が上手くいかなくなり、落ち込んでいるケース。一気に仕事が増えたため、自分にとって最高の成果が出せず、リピートでの受注を受けられなかったのです。
当たり前ですが、キャパオーバーしている状態で実施した80点の仕事で、新規のクライアントが満足することはほとんどありえません。信頼がなくなり、「リピートしたい」と思われなくなってしまいます。自分の本来の実力を出せなかったことを理由に仕事を失ってしまうのは、非常にもったいないです。
フリーランスが追うべき大きな指標は「◯◯率」
ここまで読んだ方の中にはすでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、僕はフリーランスが追うべき一番大きな指標は「リピート率」だと考えています。
リピートされないということは、クライアントの満足度が低いということ。自分の仕事が相手に貢献できているのか、今一度考える必要があります。リピート率が低いと営業もしなければならないため、必然的に稼働時間も短くなりますよね。
そういった意味では、営業で仕事を獲得しているフリーランスの方は少し危険です。
経営者視点から見ると、本来フリーランスは営業をしなくても仕事が獲得できるべきです。なぜなら、今は良い人材がなかなか見つからず、人も足りていない時代。ご依頼したい仕事は山ほどあります!
僕もよくぼくわたのフリーランスメンバーを紹介していますし、良い人がいたら紹介して欲しいと常日頃思っています。あなたがクライアントに対して良い仕事ができているのであれば、勝手に仕事は増えていくはずです。
もちろんぼくわたでも、いつでもフリーランスの方の応募をお待ちしています。ぜひこちらから採用ページをご覧いただけると嬉しいです!
このnoteでは、Z世代経営者の僕がZ世代の最新事情やZ世代のマーケティング会社「僕と私と株式会社」を経営するなかで感じたこと、ビジネスハックなどを発信しています。
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※このnoteは個人の見解です。
今瀧健登について
SNSネイティブ世代(Z世代)への企画・デジタルマーケティングを専門とするZ世代の企画屋。ハッピーな共感をフックに購買行動に繋げる「エモマーケティング」を提唱し、さまざまな企業・行政とタッグを組んでワンストップ・プロモーションを展開する。
プロデュースしたアカウントやサービスは多くのZ世代の支持を集めている。「NewsPicks」や「日経クロストレンド」など、個人としても多数のメディアに出演。著書に『エモ消費』『Z世代マーケティング見るだけノート』など。
日経COMEMOではZ目線でnoteを綴り、日経クロストレンドでは、「今瀧健登のZ世代マーケティング」を連載中。
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