ママに余白を生み出せるか!?「日用品6ヶ月分まとめ買い」をやってみた。
4歳と1歳のまだまだ手がかかる子どもがいる我が家では、なんとか時間を作り出そうと夫婦が共に家事タスクを減らすべく試行錯誤している。
その中で私が今、特に大切にしているのが「日々の”選択”を減らすこと」だ。
スティーブ・ジョブズ、バラク・オバマ前大統領など、大成功を収めた人の多くには、「毎日同じ服を着る」という共通の習慣がある。これは、優先順にが低いことについて、選択する数を減らし、重要な決断に費やすエネルギーを増やすためだという。
「選択を減らすこと」は親にとっても大切だと私は思う。私は「選択」の数を減らしたほうが、親は子どもと豊かな時間を楽しめると考えるようになっていた。そのために、必要な選択と不要な選択を取捨する方法を模索していた。
日用品は100種類、”無くなった”ことを覚えていたくない。
「ウェットティッシュ無くなった〜?」
「洗剤が、もう少しで無くなるよ。」
私は我が家で買い出し担当を担っているため、家族から「在庫不足」の報告をよく受ける。その度に、私の頭は在庫管理のタスクで埋まってしまう。
何が無いのか?
いつまでに必要か?
ネットで買うべきか近場のスーパーで買うのが良いのか?
ネットで買う場合は、いつだったら受取が可能か?
受け取る時間は在宅なのか?
そして、その時間には大事なオンライン会議が入っていないか?など。
家の中で必要な備品は100種類ほどあるのに、その一つがなくなる度にこれだけのタスク処理が頭の中で走るようになっていた。
「考えること」を減らしたい。
「判断すること」を減らしたい。
「やらなくちゃ」を減らしたい。
日用品はどうせ買わなくてはいけない、ならばその作業を一度にまとめてしまえばいいのではないか。
私はそう思いつき「日用品を6ヶ月分まとめ買い」をやってみることにした。
「選択」疲れは防げるか?日用品を6ヶ月分まとめ買い
これまで日用品は、月1回、第一土曜日に、在庫を確認してネットでまとめて購入していた。
しかし過去を振り返ると、節約志向が強い私は毎月必要なぶんだけを予測して購入しているため、予想外に消費が多かった月は翌月まで在庫が持たなくなることもあった。
また、物価高や、ECショッピングを都度利用して物流負荷をかける申し訳なさから、外出のついでに買おうと思うものの、結果的に忘れることも多くなっていた。
「必要な分量を、必要な時に買う」が独身時代の私の買い物ポリシーだった。しかし今は、必要な時に買うことができない。日々の育児に追われ、購入する”スキマ時間”がない。
ならば、必要だと分かっているものを一度に買ってしまおう。そして、何が必要か?どのブランドが良いかなど、年に2回しか考えなくても良い状況にしようと、今回は、いつも使っている備品リストを元に、近くの業務用スーパーで、トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤、ソープなど6ヵ月分をまとめて購入した。
わたし自身、日用品をショッピングカートの2台分も購入したことが初めてだった。ティッシュなどの一つ数百円の日用品だけしか購入していないのに、レジで数万円を支払うことになり、本当にこんな量を使い切れるのか?と自分で決めた行動にも限らずドキドキしながら帰路についた。
自宅に帰った後には、日用品をそれぞれの収納棚にムギュムギュ〜っと詰め込んだ。
3LDKのマンションである我が家には、備え付けの棚以外に収納スペースが無かった。そのため、昔の芳香剤や化粧品のサンプルなど、今後使うかわからないものは全て処分した。
そうやって何とか生み出したスペースも、その日のうちに、6ヶ月分の日用品でパンパンになった。
家事タスクからの解放感
「日用品を6ヶ月分まとめ買い」をやってみた。
その日から数週間、息子の「ママ〜トイレットペーパー無くなった〜」という声を聞くこともなく、「洗剤、もう無いかな?」という夫の声も聞こえてこない。
なぜなら、6ヶ月分の日用品はすべて家にあるのだから。はははっ。
使う場所に備蓄してあるので、無くなったら家族それぞれに補充してもらおう。
日用品の在庫管理について、頭を使わなくて良いというのはとても大きな解放感だ。
一方で、半年後、子供や自分たちの変化もあり、買ったものがほとんど使われなかったらどうしよう。そんな不安が一瞬、頭をよぎる。
でも大丈夫。
「日用品の買い出し」という家事タスクから、”今”は解放されている。
育児も、そして家事も、自分のことも半年後のことは分からない。
「明日を楽しめる余白をつくりたい」
その思いからのまとめ買いだったのだから、今はただただ、この余白を楽しもうと思う。
そして半年後の今、我が家の備品群たちが、どうなっているかを、コーヒー片手に見直せたらと思う。