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ママの決断疲れを防ぐ小さな工夫、「消耗品6ヶ月分まとめ買い」をやってみた。

4歳と1歳のまだまだ手がかかる子どもがいる我が家では、なんとか時間を作り出そうと夫婦共に、日々、家事タスクを減らすべく試行錯誤している。

その中で私が今、大切にしようとしているのが「日々の選択を減らすこと」だ。

大成功を収めた人の多くには、毎日同じ服を着るという共通の習慣があることは有名だ。スティーブ・ジョブズ、バラク・オバマ前大統領など、決断の数を減らし、重要な決断に費やすエネルギーを増やすためだという。

私は、「選択を減らすこと」が親にとっても大切だと思う。親が子供と豊かな時間を楽しめるように必要な選択と不要な選択を取捨していきたいと感じていた。

・人は1日に最大3万5000回の選択をしている(ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の著書)
・選択肢は多いほどよいわけではない(コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の『 選択の科学』)

(参考記事:アイエンガー著「選択の科学」/ 日経新聞

日用品は100種類、無くなったことを覚えていたくない。

「ウェットティッシュ無くなった〜?」
「ティッシュ、もう少しでなくなるよ。」

私は我が家で買い出し担当を担っているため、家の中で「在庫不足」の声をよく受け取る。
その度に、私の頭はタスク処理を始める。

何が無いのか?いつまでに必要か?ネットで買うのが良いのか?近場のスーパーで買うのが良いのか?ネットで買う場合は何日だったら受取が可能か?受け取る時間は在宅なのか?そしてその時間には大事なオンライン会議が入っていないかなど。

家の中で必要な備品は100種類ほどあるのに、その一つがなくなる度にこれだけのタスク処理を頭の中でする必要があった。

「考えること」を減らしたい。
「判断すること」を減らしたい。
「やらなくちゃ」を減らしたい。

そんな思いで、私は、「日用品を6ヶ月分まとめ買い」してみることにした。

判断疲れは防げるか?日用品を6ヶ月分まとめ買い

これまで日用品は、月1回第一土曜日に、在庫を確認してネットでまとめて購入していた。

そのアクションを振り返ってみると、節約志向が強い私は、毎月の買い出しで、余計なものを買わないように意識しているがゆえに、ティッシュなどを使いすぎた月は、月末が来る前に無くなることもあった。

また物価高や、都度ECショッピングを利用して物流負荷をかけることが申し訳なくなる気持ちもあり、必要なら自分が外に出たときに買えばいいと考えて、忘れることも多くなっていた。

「必要な分量を、必要な時に買う」ことが独身時代の私の買い物ポリシーだった。だけれども、今は、必要な時に買うことが出来ない。

ならば、必要だと分かっているものを一度に買ってしまおう。そして、何が必要か?どのブランドが良いかなど、年に2回しか考えなくても良い状況にしてみることにした。

今回は、いつも使っている備品リストを元に、近くの業務用スーパーで、トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤、ソープなど6ヵ月分をまとめて購入した。

わたし自身、日用品をショッピングカートの2台分も購入したことが初めてだった。ティッシュ等の日用品しか購入していないのに、レジで数万円を支払うことになり、本当にこんな量を使い切れるのか?と自分で決めた行動にも限らずドキドキしながら帰路についた。

自宅に帰った後には、日用品をそれぞれの収納棚にムギュムギュ〜っと詰め込んだ。3LDKのマンションに済む我が家には備え付けの棚以外に収納スペースが無かった。そのため、昔の芳香剤や、化粧品のサンプルなど、今後使うかわからないものは処分した。そうやって生み出したスペースで、収納棚はパンパンになった。

6ヶ月分の消耗品アイテムの一部、本当はもう少しありますが、
収納棚に入れてしまったためアイテムの一部のみをパシャリ。

家事タスクからの開放感

「日用品を6ヶ月分まとめ買い」をやってみた。

その結果、息子の「ママ〜トイレットペーパー無くなった〜」という声を聞くこともなく、「洗剤、少なくなってるよ」という夫の声も聞こえてこない。

次の半年分はすべて家にあるのだから。
日用品については、私は何も購入する必要がない。頭を使わなくて良いというのはとても大きな開放感だ。

半年後、子供や自分たちの変化もあり、買ったものがほとんど使われなかったらどうしよう。そんな不安が一瞬、頭をよぎる。

でも大丈夫。
「日用品の買い出し」という家事タスクから開放された。
今春感だけは、小さな決断の山を手放せている。家事も育児も日々失敗の連続だけど、それを楽しめるだけの余裕を得られていると思い、今は、この開放感を味わいたい。そして半年後に我が家の備品群がどうなっているかをコーヒー片手に見直せたらと思う。


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