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「なぜ」に答える説明力が必要/「出島」や「出向」という手も【日経朝刊連動】#社内起業制度どう生かす 投稿まとめ

日経COMEMOスタッフの山田です。こんにちは。月2回掲載の日経朝刊「働き方イノベーション」面との連携企画、今回は皆さんからいただいた投稿をご紹介いたします。


こちら9/20(月)日経新聞朝刊の記事です


こちらは9/20(月)日経朝刊記事です。「働きがいはなんですか」シリーズ、2回目のテーマは、社内起業です。パナソニックの社内起業創出プログラム「ゲームチェンジャー・カタパルト」を紹介しています。

会社の後押しを受け、新事業の立ち上げを目指すイントレプレナー(社内起業家)が増えている。パナソニックの社内コンペは、勝ち抜けば社長として独立もできる。責任は重いが、果実も大きい。「自分ごと」と仕事を捉えれば、やりがいも高まる。安住の仕事を失うリスクはあるが、その熱意を企業はイノベーションに生かす。

日経COMEMOで投稿を募りました「#社内起業家になってやりたいこと」


日経COMEMOではこれに関連して、#社内起業家になってやりたいこと、について意見募集しました。

「#社内起業家になってやりたいこと」は何でしょうか。社内起業家になったことがある方は、ぜひその経験をご投稿ください。
・社業に売上高アップなどで貢献できること
・本業とあえてすこし離れたこと
・純粋に自分がやりたいこと
・社会的使命と感じていること

思い浮かぶのは、例えばこうしたことでしょうか。
また、会社側からみた効果、なども投稿いただければと思います。例えば
・公募により新規事業を立ち上げられる
・社員のやる気を引き出し組織を活性化できる
・ベンチャー精神を養う効果が得られる

などでしょうか。上のような視点からでも、そうでなくてもかまいません。ぜひみなさんの考えを投稿してみてください。

こちらは日経朝刊でご紹介した投稿です


今回は皆さんからいただいた投稿のうち、9/20付の働き方イノベーション面では、 河原あずささん、堀田陽平さんのご意見を紹介しています。

河原あずささんは2013年、新規事業創出のミッションを背負って米国に赴任した経験から「社内起業家は資質やマインドセットが求められる」といいます。例えば「なぜあなたがやるのか」という問いに的確に答えられる説明力。河原さんが尊敬する社内起業家は「なぜ自分がこの事業をやっているのか」をいつも的確な言葉で表現し、周りを上手に巻き込んでいると指摘します。河原さんは「社内起業家が描き出すのは未来の会社のあるべき姿で、会社の未来を映す鏡のような存在」といいます。その姿が軽薄だと、その会社の姿が軽薄に映ることになると警鐘を鳴らしていました。

堀田陽平さんは、「社内起業制度は従業員の自律的なキャリア形成に資する制度」だと評価。一方で、「社内」であるがゆえに会社が介入し、創造的で迅速な事業活動が阻害される危険性を指摘します。解決策として、会社本体から独立して離れた「出島」形式の異質な組織を立ち上げることや、企業内の人材が会社を辞めずに他社に出向する形でイノベーションを起こす「出向起業」といった方法を提案。こうした制度はミレニアル世代の人材獲得にプラスだと指摘していました。

このほかにも、多くの投稿をいただきました。皆さんの投稿を読ませていただき、起業とも社内で行う新規事業とも違って、社内起業家は会社と微妙な距離感にあり、だからこそ、本人の自覚が大事だったり、会社の関与のあり方も配慮が求められるのだと思いました。みなさんのご投稿、以下、ご紹介します。

いつも投稿企画にご参加いただきありがとうございます。

次回テーマもちかく意見募集しますので、こちらもよろしくお願いします!

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