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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM もっと読む
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。現在のメンバーは6名。日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇        ◇       ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本

『冒険の書 AI時代のアンラーニング』と僕のアンラーニング体験

新時代の疑問新しい時代が来ています。 この大きなうねりの中で、「僕らはなぜ勉強しなきゃいけないの?」「自分らしく楽しく生きるにはどうすればいいの?」「世界を少しでも良くする方法は?」「好きなことだけしてちゃダメですか?」などの疑問を持つ人も多いでしょう。 上記の疑問は、『冒険の書』の帯に書かれていました。 その『冒険の書』を読み終えました。 書き込みと非同期の対話読みながら、たくさんの書き込みをしました。同意しながら自分の考えを書いたり、違和感を感じたことを書いたり、

気候変動やテクノロジーがもたらす未来予測を映像化した新作ドラマ『エクストラポレーションズ〜すぐそこにある未来』

気候変動問題に関し、重要で将来に渡って危機が訪れる可能性があると言われているものの、なかなか自分ごととして感じにくい、考える機会が少ないとよく言われます。 先日3月20日には『国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』による第6次統合報告書が公表されましたが、野球のWBSが開催中で日本代表チームが優勝に向けて大活躍していた頃でもあり、気候変動の危機や必要な対策に関する関連報道を目にする機会も少なかったかもしれません。 ちょうど同じ頃、3月17日に動画配信サービスの「

日本はどこに行く—シチリアで考えたこと(下)

コロナ禍を契機に、減ってよかった時間は、会社の飲み会と通勤時間。増えてよかったのは、趣味の時間と家族との時間と食事の時間。これからも、その増えた時間を維持したいーそんなアンケート結果(セイコー時間白書2021)に実感があった。コロナ禍の出口を感じる社会空気が漂うなか、日本の現在地の時間、未来地の時間はどうなっているのだろう 1 コロナ禍は本当に終わったのか マスク着用が自由になり、街を歩く人々の風景が変わった。観光客が一気に増えた。たとえば京都。伏見稲荷大社に清水寺に二条

「安心な居場所」ばかり探していると「居場所に独りぼっち」になる

イギリスの猿真似で孤独担当大臣なんか作ったものの、人と一緒に過ごすことを社会的圧として強要される西洋社会と一人でいることをネガティブではなく必要と考える日本人とでは「孤独」に対する考え方は大きく異なる。 「孤独を感じる人が4割もいる」ことをそも重大事のようにいうが、孤独を感じることと孤独を苦痛に感じることとは別物である。 私の調査では、基本的に「孤独を苦痛に感じる」割合は男女年代問わず1割程度しかいない。つまり、孤独を感じる4割のうち75%は、むしろ孤独である時間を楽しむ

自分も相手も成長する 仕事の頼み方

突然ですが、みなさん仕事を人に頼むときってどんなことに注意していますか?「コンサルや専門家などが相手であれば話は別だが、基本‘自分ができること’を切り出して、どこまで頼むか範囲を考える。」ということだったり、相手が部下や後輩であれば「この仕事を通して、自分のやり方や仕事の進め方を教えてあげよう」ということだったりしませんか。でも…そんな相手を思った意識や行動が、相手が主体的に考える機会や、自分自身の成長機会を奪っているとしたら…? こんにちは、フリーランス×チームの働き方

SNSからシゴトを依頼されるフリーランスと依頼されないフリーランス。

「SNS」というものはいつからこんなにも人々の生活に入り込んできたのか? などという問いは野暮なハナシだ。 実際にSNSたるものが世の中に登場したのは2000年初頭だとか もう少し前だとかいろんな説がある。少なくとも私の感覚ではスマートフォンが日本に登場した2008〜2009年頃からTwitterやFacebookが出てきた印象がある。さすがにガラケーでSNSは不便だから、たぶん私の感覚はそれほどズレていないのではないかと思うわけだ。 それから10年以上が経って、SNSも進

「いい会社」「いい組織」ってなんだろう。

みなさんこんにちは、澤です。 前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです! ※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね! さて、今回のテーマは「いい職場」について。 まずはこの記事。 こちらは記事のコレクションなので、リンクをたどるといろんな「いい会社」「いい職場」に関する記事を読むことができます。 いろんな会社・職場があるし、何よりいろんな関わり方がありますね。 特にこの記事は好

人間の優しいエゴと生成AIが、共創する未来

こんにちは、Mintoの水野です。SNS・Web3領域で漫画・アニメ・キャラクターなどをクリエイターと共に創っています。[会社紹介はこちら] 最初に断っておきますが「今回のコラムをChatGPTが書きました」というオチはありません(笑) ご存知の通り、OpenAI社の生成AI、ChatGPTがAPIを一般公開した3月2日から、インターネットの世界は一気に変わりました。ChatGPTのAPI公開により、世界中のインターネットサービス事業者やコンテンツ制作者が生成AIを組み込

海外トップ層の人材を採用するために日本での勤務経験の価値を明確化させよう

アジアの学生に選ばれない日系企業 日経新聞で、「ホウレンソウに不信感 日系企業はアジアで人気低下」という記事があった。ビジネスのグローバル化と人口減少、少子高齢化という日本の現状において、優れた専門性やポテンシャルを持った人材を海外から求めたいというニーズは年々増している。政府は外国人が就労しやすいように制度を改革し、企業も海外の大学でオンキャンパス・リクルーティングを積極的に行うなど、行動を起こしている。しかし、アジアの学生にとって日本企業は魅力的に映らないという。 元

ビジネスパーソンにとって、チームスポーツは学びの宝庫

日本はスポーツが身近にある国 最近、国際的なスポーツ大会における日本代表の活躍が目覚ましい。サッカーワールドカップでは世界を驚かせるようなジャイアントキリングを繰り返し、野球では世界一に輝いた。日本代表の活躍に魅せられ、スポーツをしたい欲求が上がっている社会人も多いのではなかろうか。 もともと、日本は海外と比べてもスポーツがしやすい環境にある。それを支えるのは部活動だ。部活動は日本固有の文化といっても良いほどで、若者が学校生活の一環としてスポーツに取り組むことができる制度

転職と起業の中間を行くハイブリッドな働き方

 厚生労働省の調査によると、日本のサラリーマン男性は、定年を迎える60代までの転職回数が多くて1回という人が全体の6割を占めており、その半数は1度も転職をせずに定年を迎えている。転職をして年収がアップした人の割合はおよそ3割に過ぎず、年収が下がった、または変わらないという人が7割近くになる。 日本では転職を繰り返すほど、年収がダウンしていく確率が高くなるため、いまの職場が自分に合わないと感じても、ストレスを抱えながら働き続けている人が多いのが実情だろう。 一方、米国では転

素敵な「たまり場」を生み出す内輪感と新規性のバランスとは

近年、コミュニティについて考える機会が多く、様々な角度からコミュティについて考察してきました。 自分自身もいくつかのコミュニティ運営に関わっているのですが、その中の1つにSHIBUYA BALCONという月に2回実施している"つながる場づくり"をしているプロジェクトがあります。 先日、そのSHIBUYA BALCONとヒカリエの8階で"アートの社会実装""クリエイターの支援"を目的とするプロジェクト『make (a) Camp』さんとコラボしイベントを開催しました。そのイベ

ビジネス書作家、顧客から必要とされるコンテンツの作り方を解説する

「コンテンツ」って何だろう?私だけかもしれませんが、コンテンツと聞くとSEO対策がバッチリ効いた「いかがでしたか?」系記事を真っ先に思い浮かべます。 しかし、本来の意味合いはもっと広い。ロングマン現代英英辞典でContentについて調べると、以下のような意味があると分かりました。 「いかがでしたか?」系記事は③の一部を指しているとして、コンテンツには総じて「含まれている」すなわち「中身」「内容」という意味があるようです。 ちなみに、①は姿・形がありますが、②は姿・形があ