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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM もっと読む
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。現在のメンバーは6名。日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇        ◇       ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本

EQ分析で見えた自分を見失わない人の特徴~なぜ自分の対義語は「他分」ではないのか?~

 Potage代表 コミュニティ・アクセラレーターの河原あずさです。「自分」について探求し続けて、気がつけば40云年生きてきました。  自分について探求する中で、出会った概念が、感情知能指数「EQ」です。自身の感情コントロールに問題を感じていた時期に出会い、衝撃を覚え、EQの専門家に教えを乞い、アセスメントの資格をとり、今はEQをベースとした性格判定「EQPI」を通じて、個人のキャリア開発や、組織開発に役立てています。  それなりの長さになったキャリアの中で、感情をエネル

「逆張り思考」で自分だけのキャリアを産み出す方法

 Potage代表 コミュニティ・アクセラレーター河原あずさです。いっぷう変わったキャリアを歩む大企業出身の起業家です。  今日は、キャリアについて考える際に応用できる投資の考え方について書きたいと思います。具体的には、「逆張り」という投資戦略から学んだ、ぼくなりのキャリアの作り方について、ご紹介します。 「逆張り」投資戦略から学ぶキャリア形成術  「逆張り」という言葉をご存知でしょうか?株式投資において、上がっている銘柄をどんどん買っていく投資の仕方を「順張り」と言いま

予算比より前年比を気にするビジネスパーソンになろう。

「予算」という言葉がある。 一般的には「予算5万円でテレビを買いたい」など、使えるお金の上限のことを指すが、ビジネスではちょっと違う。 ビジネスで「予算」と言うと、上司から与えられた目標売上のことを指す。 社会人になって、この違いに混乱したビジネスパーソンは多いのではないだろうか。 多くのビジネスパーソンがこの予算に追われている。 「今は予算比で何%」 と日々チェックをしたり、上司に報告したりと大忙しだ。 確かに目標は大事だ。 目標に対する到達率は、ビジネスに

「レンジャー的組織論」に見るジェンダーバイアスのこれまでとこれから

3月は、国際女性デーがありましたね。例年いろいろな女性がInstagramでミモザの写真をあげているのは見ていたものの、自分自身にジェンダーバイアスがかかっている自覚をしたことがなく意識してこなかったのですが、今年は少しだけ景色が変わったような。長女のためにミモザを買ってきて、弟たちに飾りながら少しだけ話をしました。ミモザは国際女性デーのシンボルであり、運動の発祥の地であるイタリアではミモザの日と呼ばれています。 上記記事の中に、ジェンダーバイアスやアンコンシャスバイアス、

2023年1-3月を10のニュースで振り返る【前編】~賃上げ、就活解禁、コロナ5類への移行~

日経COMEMOのKOLをしております、大林です。50,000名以上が実名顔写真付きで登録する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。 2023年も3月が終わろうとしていますが、1-3月の3カ月間で多くのニュースがありました。2023年4月1日からの割増賃金率の引き上げや、24卒新卒採用活動の情報解禁、新型コロナウイルスの5類への移行など、様々です。 今回は、中でも大きな話題を読んだ10のニュースを前

採用活動の8割は”不採用活動”。良い人と出会う旅を最高の体験に

こんにちは。リデザインワークの林です。 人的資本経営が本格化する中、企業の価値を左右するのは「人」であるという考え方も広がり、ますます多くの企業で、優秀な人材の確保が重要なアジェンダになっています。 その中で、求人倍率も1を大きく超える水準は引き続き続き、各社の採用活動も熱を帯びています。 優秀な人材にスカウトを打ち、転職エージェントに紹介を依頼し、社員にもリファーラルをお願いし、採用サイトに求人を掲載する。 書類選考をし、面接を重ね、採用担当者は朝から夜まで人に会って

AIが優秀になるほど、マネージメントの現場に暗い影が差す話

あの話を聞いてから、具合が悪い。何の話かって?「ChatGPTといつも比較しちゃうと思うんだよ、仕事の精度を。仕事発注してる相手に対して」っていう話。 猫も杓子もChatGPT やばいよ、ChatGPT。猫も杓子もAIになった2月から1ヶ月経ちました。 AIが盛り上がる最初の予兆を感じたのは、SNOWのAIアバターでした。タイムラインに、AIアバターが溢れましたよね。そのときは、まさかこんなことになるなんて思ってなかった。その直後あたりでしょうか、最初私が出会ったときの

『冒険の書 AI時代のアンラーニング』と僕のアンラーニング体験

新時代の疑問新しい時代が来ています。 この大きなうねりの中で、「僕らはなぜ勉強しなきゃいけないの?」「自分らしく楽しく生きるにはどうすればいいの?」「世界を少しでも良くする方法は?」「好きなことだけしてちゃダメですか?」などの疑問を持つ人も多いでしょう。 上記の疑問は、『冒険の書』の帯に書かれていました。 その『冒険の書』を読み終えました。 書き込みと非同期の対話読みながら、たくさんの書き込みをしました。同意しながら自分の考えを書いたり、違和感を感じたことを書いたり、

気候変動やテクノロジーがもたらす未来予測を映像化した新作ドラマ『エクストラポレーションズ〜すぐそこにある未来』

気候変動問題に関し、重要で将来に渡って危機が訪れる可能性があると言われているものの、なかなか自分ごととして感じにくい、考える機会が少ないとよく言われます。 先日3月20日には『国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』による第6次統合報告書が公表されましたが、野球のWBSが開催中で日本代表チームが優勝に向けて大活躍していた頃でもあり、気候変動の危機や必要な対策に関する関連報道を目にする機会も少なかったかもしれません。 ちょうど同じ頃、3月17日に動画配信サービスの「

日本はどこに行く—シチリアで考えたこと(下)

コロナ禍を契機に、減ってよかった時間は、会社の飲み会と通勤時間。増えてよかったのは、趣味の時間と家族との時間と食事の時間。これからも、その増えた時間を維持したいーそんなアンケート結果(セイコー時間白書2021)に実感があった。コロナ禍の出口を感じる社会空気が漂うなか、日本の現在地の時間、未来地の時間はどうなっているのだろう 1 コロナ禍は本当に終わったのか マスク着用が自由になり、街を歩く人々の風景が変わった。観光客が一気に増えた。たとえば京都。伏見稲荷大社に清水寺に二条

「安心な居場所」ばかり探していると「居場所に独りぼっち」になる

イギリスの猿真似で孤独担当大臣なんか作ったものの、人と一緒に過ごすことを社会的圧として強要される西洋社会と一人でいることをネガティブではなく必要と考える日本人とでは「孤独」に対する考え方は大きく異なる。 「孤独を感じる人が4割もいる」ことをそも重大事のようにいうが、孤独を感じることと孤独を苦痛に感じることとは別物である。 私の調査では、基本的に「孤独を苦痛に感じる」割合は男女年代問わず1割程度しかいない。つまり、孤独を感じる4割のうち75%は、むしろ孤独である時間を楽しむ

自分も相手も成長する 仕事の頼み方

突然ですが、みなさん仕事を人に頼むときってどんなことに注意していますか?「コンサルや専門家などが相手であれば話は別だが、基本‘自分ができること’を切り出して、どこまで頼むか範囲を考える。」ということだったり、相手が部下や後輩であれば「この仕事を通して、自分のやり方や仕事の進め方を教えてあげよう」ということだったりしませんか。でも…そんな相手を思った意識や行動が、相手が主体的に考える機会や、自分自身の成長機会を奪っているとしたら…? こんにちは、フリーランス×チームの働き方

SNSからシゴトを依頼されるフリーランスと依頼されないフリーランス。

「SNS」というものはいつからこんなにも人々の生活に入り込んできたのか? などという問いは野暮なハナシだ。 実際にSNSたるものが世の中に登場したのは2000年初頭だとか もう少し前だとかいろんな説がある。少なくとも私の感覚ではスマートフォンが日本に登場した2008〜2009年頃からTwitterやFacebookが出てきた印象がある。さすがにガラケーでSNSは不便だから、たぶん私の感覚はそれほどズレていないのではないかと思うわけだ。 それから10年以上が経って、SNSも進