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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM …
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。現在のメンバーは6名。日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇ ◇ ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本

きっかけは中学入学前、賞のジグソーパズルを狙って出たサーブルの大会での優勝。 ~ 一言切り抜きfrom日経#303

前回、フェンシングの江村美咲選手の記事から一言紹介したが、さらにもう一言。 2024年8月5日『「もうやめたい」乗り越え』の記事より一言切り抜き。 ちょっと引用すると と、成長のきっかけが意外にも、賞品狙いだったというあたり。そういうストレートじゃなくて、ある意味邪心?別の欲?から、人生がドライブする、ってこともあるってのが面白いところ。 さらにそのちょっと前にもお父さんのいいセリフが。 と、「人の成長」について、様々なヒントがある記事でした! 全文はこちら。

形からでも笑顔で入ろう。自分のできることをやろう。 ~ 一言切り抜きfrom日経#302

だいぶ遅れてオリンピックの記事から。 いや、毎日日経を読んで、写メで撮って画像として切り抜いているのだけれど、選手が試合後に言ったそのもののコメントで実は切り抜きたいと思うものは少なく。 サイドストーリーでの方が名言が出てくる。 2024年8月4日、フェンシング女子団体銅メダルの記事より一言切り抜き。 と、個人戦で、メダルを逃した、江村美咲選手に、団体戦前にジェローム・グース・コーチが言った一言が上記のもの。 この一言切り抜き、見返してみると、コーチの名言がすごく多

みなさん、「AI検索」使っていますか?

「ググる」は、「ジェミニる」に変わる?今や、インターネットで検索することを、「ググる」というのは、一般の言葉になりました。しかし、この「ググる」という言葉も、2000年代に登場した言葉です。まだ、歴史の短いこの言葉にも、早くもバージョンアップの時期が来たかもしれません。 それは、「ジェミニる」です。 上記のテレビコマーシャルを見たことのある人も多いのではないでしょうか?そして、多くの人は、スマートフォンに、生成AIのアプリが登場したのだと思ったことでしょう。 しかし、

折れていなかった個人の投資意欲

投信経由の買い越しは年初来9兆円に到達 9月9日、財務省から発表された8月分の「対外及び対内証券売買契約等の状況」は相場急落を受けた家計部門の投資意欲がどのように変化したのかを確認する意味で非常に興味深い内容でした。また、機関投資家の中でも目立った動意があり、この点も注目されるものでした: 周知の通り、2024年1月以降、非課税枠が拡充されたNISA(新NISA)が導入され、家計部門は外貨建て資産(とりわけ米国株)への投資を重ねてきました。その勢いは昨年までのそれとは別次元

魂を金型でおろすように全力で創作活動に打ち込み、中年の危機に立ち向かう

やせ蛙 負けるな 40歳。何がめでたい。すっかりメンタルは「中年の危機」である。 38歳を過ぎた頃から創作意欲が下降気味で、noteの更新も感覚が開くようになってきました。吐くほど仕事が忙しく、インプットの量も減っていることは要因の1つではあるのですが、それ以上に「アウトプットが楽しい!」と思う機会が減っているのが最大の要因でしょう。 なぜなら、今までのような魂を金型でおろすような創作活動ができなくなっているから。机の前に座り込んで、1時間2時間集中して文章を書き続けられ

クラフトがつくる世界ー差別化より共通点を探る方向への転換をヴェネツィアでみた。

2年ごとにヴェネツィアの島で開催されるクラフトの祭典、ホモファーベルを観てきました。 今回、度肝を抜かれたのは、会場のインテリアデザインです。ある部屋ではベルベットが壁から天井に至るまで覆っているのです。1953年、シチリアのメッシーナで開催された美術展の会場を建築家のカルロ・スカルパがデザインしたインテリアへのオマージュです。 結論から書いておきます。このところ、産地名を示しようがないロングサプライチェーンを推進したグローバル化へのアンチテーゼとして、クラフトはローカル

いい仕事のための「大局の細部」

お世話になっております。メタバースクリエイターズ若宮でございます。 今日は「大局の細部」というお話を書きたいと思います。 経営者として仕事をしていると、物事を大きく捉えることが大事だなーと思うことがあります。一方で、クリエイターと一緒に仕事をする中で、細部へのこだわりが大事だと感じる部分もあります。 大きく考えるのか、細部にもこだわるのか。一見矛盾しそうなこの2つのマインドセットについて考えたことを少し言語化してみます。 「神は細部に宿る」まず、建築家・ミース・ファン

睡眠時間と人生の関係

最近、知り合いから「体を壊した」「長期療養中」などの報告を立て続けに聞きます。共通するのは、みな若い頃に「ショートスリーパー自慢」をしてた人たちばかり。 寝ないのは、やはり何かを犠牲にしているのかもしれませんね。 実は、僕は昔からかなりのロングスリーパーです。これをいうと意外ですねとか言われたりしますが、実際にかなり寝る方です。 学生時代はバックパッカーとしてアジア中を放浪してましたが、ドミトリーで一緒だったドイツ人の青年に「せっかくの旅なのになぜ君はそんなに長く寝てられ

政治的男女平等と未婚率と出生率

フランスの民間世論調査会社イプソスが実施した欧米やアジア、アフリカなどの各地域の29カ国計約2万1800人を対象にした調査で面白い結果が公表された。 詳しくは以下の記事を読んで頂きたいが それぞれの国で、「すべてのグループの人々の平等を促進する試み」について、①やり過ぎ②少しやり過ぎ③適切④もう少し前進させる必要がある⑤さらにもっと前進させる必要がある⑥わからない――の6択で尋ねたところ、日本では、Z世代(1996~2012年生まれ)の男性は30%が「やり過ぎ」と回答した

エンジニアバブル崩壊後に広がる「歪み」 転職市場で経験者が苦戦する理由と対策

2022年11月に収束したエンジニアバブル。依然としてコンサル業界はバブルのような強気の状況が続いていますが、コロナ禍での資金余剰によって恩恵を受けていた外資系IT企業、SaaS、スタートアップの多くは、採用活動が急速に減速しました。 それから約2年が経ち、エンジニアバブルの影響が転職市場にも現れています。このnoteでもお話してきましたが「企業が求めるのは単にエンジニアの頭数ではなく、実力のあるエンジニア」であるため、未経験・微経験層の転職は非常に難しくなっています。しか

ブランドのキーパーソンに圧倒的な熱量やこだわりが求められる理由

こんにちは!下着のプロデューサーをしているこじみく(小島未紅)です。 簡単に自己紹介をすると、私は25歳の時に下着ブランドを自分で立ち上げて、自分が開発した「24hブラ」というブラジャーをSNSを通じて発信、EC販売していました。それまでは新卒で入社したIT企業に勤める普通のOLでしたが、未経験・金なし・コネなしで起業をして、最高日商2000万円という規模まで一人でブランド運営をしてきました。 しかし今年の春に能登半島地震や一人体制でのブランド運営の難しさ(ブランドの拡大を

あえての「ですます調」会話がトラブル回避に役立つ

ママ友の仲間との距離の取り方について書かれた記事ですが、どの場面でも使えるツボを押さえた内容です。 以下の図に要点があります。このなかで、あえて「ですます調」で会話、に注目しました。これ、かなり興味深いです。丁寧であることは礼儀ととらえがちですが、さらにいえば礼儀とは衝突を避ける手法でもあるのですね。 今どき、メールを使うかどうかという選択の判断はかなり大切です。 LINEのようなアプリ(ぼくの場合はWhatsappやMessenger) はチェックしやすいだけでなく、

孫文はなぜ孫中山と呼ばれているのか?

中国で孫文ブームが起こっている。中国で孫文の銅像が次々と建立されているという。日本では孫文と呼ばれているが、中国では孫中山と呼ばれ、銅像には「孫中山」と銘打たれているという なぜ孫文は、孫中山と呼ばれているのか? この呼び方に、中国の日本への基本姿勢が浮かび上がる 中華民国の国父と言われる孫文は、270年続いた清朝満州族から中国を漢民族に取り戻し、中華民国を作りあげた。その功績で、国父と呼ぶ台湾だけでなく、中国大陸でも「近代革命の先駆者」と崇められているが、その孫文の銅像