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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM …
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。 日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇        ◇       ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本の投稿が集まるマガジ

Minimal10周年パーティーを開催しました。

2024年12月1日にブランド設立10周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。周年記念日当日は全店舗お休みさせていただき、全スタッフで約500名のお客さまを迎えての周年パーティーを開催しました。 ブランド設立から10年目という節目12月1日は、ブランド創業記念日です。おかげさまで10周年を迎えることができました。よくよく考えると10という数字に大きな意味はないのですが、なぜか嬉しいし、なぜか節目感を感じます(笑) しかし、ブランドにとっては意外にこの節目

老後のお金、いくら準備すべき?現在の生活とのバランスを

「プチぜいたく老後を送るなら2億円」「堅実老後を送るなら1.2億円」が必要。マネー誌の老後必要資金はインフレで膨らみがちです。 この記事の試算では30年間の生活費を試算しています。65歳の定年から100歳までという試算なのでしょう。 他方で、多くの方にとって、人生100年時代は来ないという研究調査も出ています。 100歳まで生きるという仮定で、100歳までの生活費を現役時代に貯めるということは多くの人にとって、少々やり過ぎなのかもしれません。なぜなら、現役時代を楽しむこ

今こそ経済安全保障への対応が必要な理由

「トランプ2.0」日本や欧州どう向き合う 識者に聞く 白石隆氏/キショール・マブバニ氏/ケストゥーティス・ブドリース氏 - 日本経済新聞 バブル崩壊以降の日本経済は、マクロ安定化政策を誤ったことでデフレが長期間放置されてしまいました。そして、設備への成長投資が十分になされなかったこともあり、経済成長が長期停滞を続ける「失われた30年」という状況が続いています。 設備や人への投資を促して経済の長期停滞から抜け出すためには、経済全体や企業それぞれの成長期待が高まることが必要で

大企業での #アイディアの磨き方 は 越境力で。 #大企業スキル勉強会 Advent Calendar 2024

このnoteは、大企業スキル勉強会 Advent Calendar 2024のDay2 兼 COMEMO寄稿です。 ふと、振り返っていて、去年(2023年)もこのアドベントのDay2を書いていました。(偶然。) さて。今年と去年の差分は、なんだろうか? この1年で、僕はupdateしていたのだろうか、と。 スマホやアプリは、毎年、いや、もっと早い頻度でupdateしてる。 7年ぶりに出戻りした「大企業"的"」な企業で、2年目となる僕はどんな1年を過ごしていたのであろうか。

「転職回数」をどう見られる?エンジニア市場の最新動向

先の衆議院選挙の争点の一つに解雇規制がありました。解雇規制を見直すことにより、人材の流動化を促し、有望な企業に人が集まるようにしたいという議論が展開されていました。 地方の中途転職市場を見ると、転職がそもそもポジティブなものではありません。何かしらの理由で退職をしなければならなくなると、次に待っているのは「再就職」です。こうした環境下を想定した『人材の流動化』なのかなと捉えています。 一方、IT業界に関して言えば、すでに十分以上に人材の流動化が進み過ぎた印象があります。エ

映画Wickedを観た

米国では11月22日に公開された映画『Wicked』を先日観た。個人的にはブロードウェイを含めて劇場で3回も観ている大好きかつパーソナルに重要と感じている作品。映画版は現在第一部が公開されており、後半は来年公開される。公開前から莫大な期待の声と分析をする人で盛大に盛り上がり、公開されてからも自分の周りの人やSNS上でのタイムラインでもWickedの話題でいっぱいだ。 全米の興行収入において、わずか1週間で歴代ミュージカル映画のトップ10にランクインし、ブロードウェイのミュー

ホリデーギフトガイド問題

ついにホリデーの季節もあっという間にやってきました。アメリカでは「ホリデーギフトガイド」がさまざまなメディアやブログで乱立しているが、この「ホリデーギフトガイド問題」に切り込んだ(おしゃれ姉妹によって運営されているニュースレター)Selleb Sistersのニュースレターの投稿が記憶に残ったので紹介したい。 日本でも手土産や差し入れの文化が特に発達しているが、普段あまりギフトの選定に気合を入れないアメリカ人が唯一プレッシャーを感じるのが、ホリデーシーズンだ。「定番アイテム

Xカーブのフレームワークを使って大きな変化を描く~デンマーク自転車インフラ移行のケーススタディ~

コペンハーゲンは、世界有数の自転車都市として知られています。 現地を訪れると、よくこんな大規模なインフラ転換ができたらな…と驚かされます。 もちろん、この「自転車中心の交通インフラ」は一夜にして実現したものではありません。 その背後には、30年超をかけて段階的・計画的な社会的トランジション(システム移行)があった話を現地で聞きました。 大変化をつくる際のフレームワーク「Xカーブ」交通インフラのような大きな変化をつくる際の考え方に「トランジション」と言われる方法論が体系化

欧米ファンはアニメ・マンガを語りたい

ドイツの書店では近年、アニメやマンガを紹介する書籍をちらほら見かけるようになりました。アニメやマンガの正規品が大量に供給される中、好きな作品を深堀りできたり、新たな自分の好みを発見したりとこういった書籍が果たす役割は大きいと思います。筆者はドイツ在住の日本人として、日本語だけでなくドイツ語による関連書籍もチェックしていますが、その中で気になった点を紹介してみたいと思います。 まずはドイツの書店で見かけた本をざっくり紹介してみたいと思います。(「ざっくり」というのは必ずしも全

なぜ「承認欲求」は(日本のSNSで)批判されるのか? ちょっと社会学的な考察

「承認欲求」という言葉、ネットではネガティブ文脈で使われている。「承認欲求の塊!」「承認欲求がすごい!」「承認欲求丸出し!」などなど。 でも、ちょっと疑問もってもいいかもよ? という話を、ちょっと社会学目線で書いてみる。 11月後半の事例をあげると、兵庫県知事選のPR手法について折田楓代表noteが、多様な視点からの注目をおおいに集めた(←穏当な表現) その余波は拡がっており、、 火元となったnoteに、「承認欲求の末路!」的な批判も目立つ。 しかし、欲求とは本来は

人生やキャリアに「戦略」を

結局のところ「戦略」とは何なのか?うちの会社には戦略がない。この国の成長戦略が見えない。今日は相手チームの戦略勝ちだ。あの人はSNS戦略が上手い。元々は軍事用語である「戦略」は、経営戦略論の台頭とともにビジネスの世界でも使われるようになり、今やこのようにお茶の間や居酒屋にも飛び交う日常用語となりました。 ところで、そうして様々な場面で登場する「戦略」とは、そもそもどういう意味なのでしょうか?  戦略とは戦いを省略することである。戦略とは戦わずして勝つことである。そんな巷説

和風ホラー再燃か、ドイツの日本トレンド追う

ドイツのマインツで11月、日本文化ファンをターゲットにした新しいイベント「怪談」(ドイツ語HP)が初開催されました。もしかしたら、和風ホラーが今、再燃しているのかもしれません。今回はイベント訪問に関連して最近の動向を見渡してみます。 はじめに まずは筆者の認識を共有しておきます。かつて『リング』、『呪怨』が日本国外でも人気を博し「Jホラー」という言葉もよく見かけましたが、その後、ブームは過ぎ去ったようでした。ところが、近年、この和風ホラーをめぐる状況はドイツでもジワジワと

女性活躍と働き方改革を一体として進めるべき

厚労省は、従業員101人以上の企業に女性管理職比率の公表を義務付ける方針のようです。 人口減少が進む日本においては、多様な働き手に労働市場に参加してもらう必要があること、そして何より男女平等とい観点から、女性活躍は極めて重要なテーマといえます。 とはいえ、「女性管理職比率」といった数値の公表が女性活躍を直接推し進めるものではなく、数値の公表は外部からの目をもって企業に取組みを促すものといえます。 「女性活躍」と「働き方改革」実際にどうすれば女性活躍が進むのか、というとか