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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM もっと読む
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。現在のメンバーは6名。日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇        ◇       ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本

春になると思いだす言葉

今年もまた桜の季節が巡ってきた。この時期は、卒業したり入学したり、また就職したり転勤したりといった、人生の節目を迎える人が多い季節でもある。 もうずいぶん昔のことになるが、浪人して予備校に通った末に大学に入学した。合格して予備校を卒業する時に、合格祝いとしてもらったテレフォンカードに書かれた言葉が今でも記憶に残っている。 そのテレホンカードは使わずに取ってあるはずなのだが、探し当てることができなくて、画像を載せることが出来なかったのは残念だ。 この文章を誰が考えたのかは

生成AIの台頭によって、人はより人になる

「生成AIの誕生によって、人の存在意義がどう変わるかは、諸説あります。以下に、いくつかの考え方を挙げてみます。 1.創造性や感情の重要性が高まる 生成AIは、決まったルールやパターンに基づいて新しいコンテンツを生成することができますが、人間のような創造性や感情を持つことはできません。そのため、人間の持つ独自性や感性がより重要な役割を果たすようになる可能性があります。 2.技術開発や管理の重要性が高まる 生成AIの開発や管理には、高度な技術や知識が必要となります。そのため、

欧米のマンガ躍進、その先は?

アメリカやフランス、ドイツでマンガの売上が好調だというニュースをよく見かけます。一方で、その後にどういった展開があるのか、あまり情報がありません。(少なくとも筆者の見てる範囲では) コロナ禍による「巣ごもり需要」もひと段落ついた今、海外の「儲かった」出版社や書店が打ち出す次の手はあるのでしょうか? 2022年2月なので、ほぼ一年前の報道ですが、KADOKAWAの海外事業はマンガとラノベが牽引しているそうです。 現地の状況を伝える日本語の記事は割りとたくさんあります。「ク

都庁の変革プロセスから学べること

最近、都庁が公開しているデザインやマーケティングに関係する資料が最高の素材であることを発見しました。 都政の構造改革推進チームのnoteは、これからデジタル(広くはデザイン・マーケティング)を組織に根付かせたいと考える人にとって学びの宝庫です。 中でも、こちらのユーザーテストガイドラインに関する資料は感動レベルのわかりやすさです。 東京都の取り組みには古い慣習の壊し方のヒントがあるのでは? 東京都の出している資料・情報は、単なるノウハウ資料以上の意味があると思っていま

観光再開でコンテンツツーリズムやインバウンドが注目されてますが。。。

日本では行動規制の緩和などにより、観光再開の動きが活発化しています。コンテンツツーリズムやインバウンドが注目されているようですが、アウトバウンドはさっぱり聞きません。そこで今回はアウトバウンドについて考えてみたいと思います。 日本政府は3月31日に「観光立国計画」を閣議決定したそうです。さらに、インバウンド需要を強化するようですね。 国内の観光需要も増加の傾向があるようですが、筆者が今月(2023年3月)に気になったのは、Vtuberの周央サンゴさんによる志摩スペイン村の

父の遺言に気づく。一周まわって「仕事は生活の糧」でいい。

「人は何のために働くのか」誰でも一度は考えたことがある問いではないでしょうか。お金のためだけに働くのであれば、それに自分なりの目的を持たせたりしなくてもよい。それなのに私たちはやはり、ただ生活のためだけに働くことを超えて仕事に別の意味を持たせたいと考えてしまう。 今日は日経新聞×noteで投稿募集中の「#大切にしている教え」というお題を受けて、少し前に亡くなった父の遺言から、一周まわって「仕事は生活の糧を得るための手段である」でいいのではないかと考えるようになった話を書いてみ

Web3.0、SNS中毒、ジェンダーレス…Z目線で考える「社会とエンタメの未来」

デジタル技術の発展やコロナ禍によって、人々のライフスタイルが変化するとともに、エンタメのあり方も大きく変わっています。 テレビや舞台がエンタメのトップを走っていた時代から、現在は多くのエンタメがスマホの画面のなかで完結するように。 サブスクリプション型の動画配信サービスの登場により、場所や時間を問わずにいつでも好きな動画を楽しめるようになりました。 さらには、TikTokや​​YouTube Shortsを筆頭とする、短くてスピーディな動画を大量に視聴することが当たり前

部下の働き方が「役員の評価と連動」する時代の到来か

部下が休まないと役員の報酬が下がります パナソニック・ホールディングス傘下のパナソニック・コネクトが面白い制度を4月から導入するとして話題になっている。社員に休暇を取らせないと、役員の報酬が下がるというものだ。 日経の記事を要約すると、「コネクターズ・チャレンジ・ホリデー」制度は、通常休暇とは別に取れる5日連続の休暇が対象となり、役員の業務評価と連動させることで休暇を取りやすい環境づくりを進め、取得率を高める狙いがあるという。 以前と比べて休みがとりやすくなった日本社会

草野球バットの値段が20年で2倍に!この「値上げ」が受け入れられる理由とは?

WBCが開催し、大谷翔平率いる侍JAPANが、14年ぶりに優勝を果たし、盛り上がりを見せています。ところで、草野球などで使われるバットの値段は値上がりしているをご存じでしょうか。 ミズノの「ビヨンドマックスレガシー」は、税込み5万円を超え、初代「ビヨンド」シリーズと比べて、2倍近い値段になっています。値段が高くても、歴代モデルの中で、ダントツな人気を誇っている理由として、どのような理由があるのでしょうか。 値上げしても、ダントツで人気な理由とは? このバットが、ユーザー

3分の息抜き

この3月は外出する機会も増え、外でのミーティングや会食の量も増えてきました。 これまでフルリモートで仕事をしていたぼくは、外出の移動時間を考慮することを怠りがちで、ミーティングの予定のやりくりに苦戦しています。 リモートワークと対面での仕事が混在する中でますます自分のスケジュール設計が重要になります。対面仕事、オンラインミーティング、作業時間、それぞれにまとまった時間を作れるよう工夫すると仕事が滑らかになっていきます。 そんななかで、日々大切だなぁと感じるのがちょっとし

1つのことに専念できるという「異能」 :スポーツからの学び

直近ではWBCで日本が野球で世界一となり、日本中が湧きましたね。昨年はワールドカップで日本代表によるジャイアントキリングなど、スポーツ界の盛り上がりを体感する機会は増えています。 そのような中、日経電子版が  #スポーツから学んだこと というテーマで意見募集をしていたので、今回はスポーツからの学びについて考えたいと思います。 スポーツと私私は中学1年から大学を卒業するまでの約10年間、部活やサークルでテニスの練習をしていました。(社会人以降は数年に1度くらいのペースでしか

生成AIが急速に普及する中、今月出会った2つの便利ツール(Perplexity AI & Snipd)

2023年3月を振り返った際、ChatGPTを代表とするGenerative AI / 生成AIの技術の進化、プロダクトのリリース、そして、その急速な広がりに対する懸念や不安を、思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 当初「まだまだ間違いも多く使えない」という声があったのが今では懐かしく感じられる程、次第に使いこなす人が増え、関連サービスも登場する中で、「インターネット以来の大きな発明」という驚異、「仕事や働き方が大きく変わる」、「仕事が奪われるかもしれない」という恐怖

「産休・育休で穴を空けたら居場所がない」は、ジョブ型だと過去のものになる?

日立と富士通はマミートラックでキャリアを諦めない これまでの伝統的な日本のマネジメントでは、人に仕事を付けるメンバーシップ型を採用していたため、長くその組織に在籍することが大切だった。ポジションができた時に、ふさわしい人材がタイミングよく組織内にいる必要があり、重要なポジションへの割当はポジションが空くのを待っていた期間が長い人が優先だったためだ。しかし、ジョブ型雇用では異なる。仕事に人を付けるため、その人がどれだけ会社に長くいるか、産休や育休、介護などでブランクがあるかは