選者・西村創一朗さん・岩崎由夏さん【日経 働き方イノベーション面連動】#複業の壁 投稿まとめ
こんちには、日経COMEMOスタッフ山田です。月2回の日経朝刊「働き方イノベーション」面との連携投稿募集企画「#複業の壁」への多くのご投稿ありがとうございました。
皆さんからいただいた投稿のまとめです。
12/22(火)の関連オンラインイベントに出演する、複業研究家の西村創一朗さん、YOUTRUST代表取締役の岩崎由夏さんにも、いくつかの投稿についてコメントをいただいていますのでのちほど紹介しますね。
12/22(火)日経朝刊「働き方イノベーション」面のテーマは#複業の壁
この投稿募集企画は、集まった投稿のなかから、COMEMOの編集スタッフと、キーオピニオンリーダーの代表が2〜3本を選び、日経朝刊紙面で紹介しています。
12/22(火)の日経朝刊「働き方イノベーション」面は現在、複業をテーマにしたシリーズ企画を展開中です。今回のテーマは「複業を阻むリスク」です。
記事では、複業のリスクとされる、過重労働や漏洩懸念を判定するシステムなどが紹介されています。
日経COMEMOで投稿を募りました「#複業の壁」
日経COMEMOではこれにあわせて「どんな複業の壁がありますか」というお題で投稿を募集しました。過重労働や情報漏洩といったリスクのほかに、どんな壁があるのか、投稿してもらいました。
集まった投稿のうち、いくつかを12/22(火)の日経朝刊でご紹介してます。
11/24(火)の日経朝刊はこちら。西村創一朗さん、岩崎由夏さん、高木一史さんの投稿が掲載されています。
西村創一朗さんの投稿
イベントに登壇する西村創一朗さんの投稿から。
複業研究家の西村創一朗さんは「組織」や「意識」「スキル」「有料化」といった課題を挙げたうえで「最後に待ち受けるのは『時間』の壁」と指摘します。個人の複業を支援するなかで「1つの仕事が忙しくなり他の複業に割ける時間がなくなった」といった事例が目立つといいます。西村さんはそうした場合、優先度が低い複業を一度ストップするか、逆に優先度が高い複業があるときはその複業に割ける時間を増やすことを提案しています。
岩崎由夏さんの投稿
同じくイベントに登壇する岩崎由夏さんの投稿から。岩崎さんは「副業は全員が常にすべきだとは思わない」といいます。岩崎さんは業務委託契約で仕事を受ける場合、プロとして期待値かそれ以上の成果を発揮する責任が発生すると指摘。「期待値を超えなかった場合、次のキャリアにネガティブな影響をもたらす。きちんと期待値を超えられないなら、副業は自分のキャリアのためにもしないほうがまだよい」とも言っています。
イベントで紹介する投稿を西村さん、岩崎さんと選びました
多数いただいた投稿のうち、西村さん、岩崎さんとCOMEMOスタッフで、髙木一史さん、株式会社シンクロアイズさんのご意見を紹介させていただくことにしました。お2人には、この2本の投稿を選んだ理由を伺っています。
髙木一史さんの投稿
こちらは西村さん選出の、髙木さんの投稿です。サイボウズで労務を担当する髙木さんは「チームワーク」「健康」と並び「効率性」が壁になると投稿してくださいました。例に挙げたのは割増賃金の支払い。複業する人と後から雇用契約を結んだ会社は、給与計算が煩雑になるといいます。
複業の先進企業・サイボウズさんだからこそ見える「複業の壁」がわかりやすく体型的にまとめられていました。「チームワークの壁/健康の壁/効率性の壁」という3つの壁をクリアするための「サイボウズの考え方とルール」は、シンプルでありつつ他の企業でも取り入れやすいものなので、ぜひ広がって欲しいです。(コメント:西村創一朗さん)
シンクロアイズさんの投稿
こちらは岩崎さんが選ばれた投稿です。シンクロアイズさんは社長以下、全員が複業&兼業をしているそうで、複業メンバー7名から聞いた「複業の壁」をそれぞれ具体的に投稿していただきました。最後に、経営者が思う複業の壁、についても書いていただいています。
流行って入るようだけれど、実際どうなの?というのを経営者はもちろんと働き手の生の声を複数混じえてご紹介されていて、非常に納得感のあるnoteでした。一言に複業といっても様々な働き方があるのをうまく分解/整理して提示されているので、これから複業をやってみたいけれどどういう働き方が良いか迷っている方にもフレンドリーで選ばせていただきました。(コメント:岩崎由夏さん)
西村さん、岩崎さん、ありがとうございます。このほかにも、たくさんの投稿をいただきました。以下、日経COMEMOにいただいた投稿をご紹介します。
素晴らしい投稿の数々、ありがとうございます。また今回も、投稿募集企画と連動したイベントも開催します。
【Zoomウェビナー】12/22(火)19:30〜 複業について、複業研究家として知られる西村創一朗さんと、株式会社YOUTRUST代表取締役の岩崎由夏さん、日経編集委員のトークライブを開催。
働き方innovation#7『複業を選ぶ前に知っておきたいこと』
お申し込みはこちらから↓ 日経電子版有料会員の方は無料で視聴できます。
このイベントは日経本紙「働き方innovation」面で毎回展開しているテーマについて、視聴者参加型のインタラクティブなライブにより、さまざまな視点に触れ、理解を深めるのが狙いです。
次回の投稿募集テーマは「#成長につながる複業とは」
さて、次回のテーマです。複業を解禁する企業が増え始め、実際に複業をする人も周囲に見聞きするようになりました。次回は、「複業と個人の成長」をテーマにご意見を募集します。
〇個人の成長を考えたとき、複業をどのように活用すべきだと思いますか?
〇個人が1つの組織だけで成長を続けるのは困難で、複数の組織にまたがった仕事をこなしてこそ成長は最大化できる、との考え方をどう思いますか。大企業のビジネスパーソンにとって、「複(副)業容認」という流れはラストチャンス、だと思いますか?
〇あなたが考える「成長につながる複業」とは何ですか?
日経COMEMOがはじめての方へ
日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。
そして、私たちが日経COMEMOを通して実現したいと考えているのは、すべてのビジネスパーソンが日経新聞に掲載される経済ニュースについて自分の考えを書いて発信できるようになること、つまり「書けば、つながる」の実現です。
しかし、「自分の意見を書いて発信する」ということは大変難しいことで、なかなかハードルの高いことだと思います。私たちは、そのハードルを少しでも下げて皆様に「書けば、つながる」を実現していただけるように、様々なサポートを用意しています。この【投稿募集企画】もそのうちの一つです。
いきなりニュース記事に対する意見の投稿が難しい方は、ぜひこちらの【投稿募集企画】からチャレンジしていただければと思います。寄せられた投稿は、私たち日経COMEMO運営チームのメンバーがすべて拝見しています。皆様のチャレンジをお待ちしております。
https://comemo.nikkei.com/menu/1371