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成長って与えられるものなんだっけ?という話。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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さて、今回のテーマは「成長はそこまで大事なのか」って話です。

まずはこの記事。


なんというか、色々と興味深いなぁと。
パワハラ恐れて強く言えない管理職、それに失望してやめる若者。
まぁどっちもどっちやなとw
本質は全然そこじゃない気がします。
仕事ってなんなのか、ということがスコッと抜け落ちている気がしてなりません。
やっぱり、新卒一括採用という仕組みが、もはや悪習になってしまっていることを物語っているように思います。




ボクが社会人になった1993年は、まだまだ平成になったばっかりだったこともあって、完全に「24時間戦えますか」の価値観がベースにありました。
その価値観は、「自分を成長させるもの」であったかといえば、多分大した相関関係はなかっただろうなと思います。
ボクは文系出身でエンジニアになったのですが、とにかく全く役に立たなかった。
今考えれば、本当にあれでよくクビにしないなぁと思うくらいにひどいもんだったと思います。
それでも、どうにかやってこられたのは、周囲の人に恵まれたことでしたね。
じゃ、その人たちが「成長させるために何かをしてくれていたか」と言えば、ちょっと違うかなと。
どちらかというと仕事がどうにか円滑に進むように、周囲でサポートをしてくれていたというだけだった気がします。それがとてもありがたかったのですが。
で、実際ボクが「成長」を実感することになったのは、インターネット時代がやってきた時でした。
この時は、毎日のように新しい技術が出現したり、さまざまなデバイスが発表されたりしていた時期で、キャッチアップするにはお金と時間がいくらあっても足りない、という状態でした。
でも、自分ができる範囲であれこれ試しているうちにまぁまぁ使い物になってきて、だんだんサポートされる側からする側へと立場を変えることができました。
トランスフォームするきっかけはなんだったか思い返してみると、純粋な好奇心と「社内」という概念にとらわれない活動だったかなと思います。

ボクはとあるソフトウェアの社外コミュニティに入っていて、そこで「世の中にはいろんな働き方がある」ということを知ることができていました。
ボクが最初にいた会社は、大手生命保険会社のIT子会社だったのですが、立地が府中だったこともあって社外の人と接点を持とうという人は超マイノリティでした。
また、ほとんどの仕事は親会社から降ってくるので、営業的な活動もほぼ皆無。
その中にいればとりあえず食っていけるという、ある意味恵まれた環境でした。
ただ、その状態に安住してしまえば、当然のことながら社外で活動する地力がつくことはなかったと思います。
では、成長の機会は会社が与えなくちゃいけないものなのかというと、ボクは全くそうは思いませんし、当時のボクは「自分で判断してあれこれやる」というスタンスで過ごしていたせいで、いろんなチャンスに巡り合うことができました。

要するに、マインドセットなんですよね。
環境のせいにするのは簡単ですけれど、それよりも「今自分が何に興味を持っていて」「どんなことをやっていきたいか」を言語化して行動するのが一番大事かなと思うわけです。
当時のボクはただのアホで世間知らずでポンコツなエンジニアでしたが、テクノロジーに興味関心を強く持ち、できる限り多くの人たち・・・それも自分よりも優秀な人たちと触れ合うことで、自分をアップデートし続けることができました。
ポンコツゆえ、めちゃくちゃ時間はかかりましたが、これが自分にとっては適正な成長スピードだったんだろうなと思います。
他人と比較を全然してなかったというと、それはウソになります。
同年代の連中はボクよりも給料が高かったり、いいところに住んでいたり、いい車を買っていたりして、それはそれは羨ましいと思っていました。

でも、彼ら彼女らと同じことをしようと思ったかというと、そうではありませんでした。
自分が興味を持つことができて、やりたいと思っていることに時間を使っていった結果として今のボクがあります。
今日のボクが置かれた状況を見るにつけ、さまざまな判断は結果的に正しかった・・・というかボクにとってはベストだったんだろうなと思います。
やっぱり、自分の頭で考えて、自分のやりたいことに時間を使うのが、一番自分を成長させるんじゃないかな。

今ボクはサンフランシスコのホテルでこの記事を書いてます。
トップ画像は、ホテルの部屋から明け方の街を撮ったものです。
この街は、とにかく面白い。
何かを始めたい、チャレンジしたいという人間で満ち溢れてる感じがします。
ボクもここで何かやってみようかな、なんてぼんやり考えてます。

今回の旅で、初めてナパバレーに行きました。
カリフォルニアワインの大ファンになっちゃいました。
日本でも簡単に手に入る喜びよ。


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